レベルアップ!正丸峠〜伊豆ヶ岳〜イモグナノ頭〜子ノ権現
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- GPS
- 09:43
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,031m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
天候 | 晴れ/風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
西武秩父鉄道の正丸駅前駐車場を利用。 10台程度のスペースあり。6:20時点で3台の駐車。 駐車場は駅前売店に500円を支払って終日駐車可能で、朝売店が開いていない場合は後払いでも大丈夫。であるが、駅前にはゲートがあり、6:20に開門、21:00に閉門するので、実質的には駐車場が使えるのは6:20〜21:00である。これを知らずに5:20に到着したので1時間待った……。 また、売店は16:30に閉まるので、朝早く来て帰りが16:30以降になる場合は正丸駅の駅員さんに声をかければ支払いの取次ぎを計らってくれる。 なお、正丸駅までの早朝の道は、90%ダンプしか走ってない。道幅が狭いところで対向車線のダンプとすれ違うときはちょっと怖かった。 【帰り】 16:38吾野発 西武秩父鉄道で正丸駅へ戻る 駅前売店が閉まっていたので駅員さんに駐車料金の取次ぎをお願いして車にて帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【正丸駅前駐車場〜正丸峠】 駅に向かって左手の階段を下り、沢沿いの舗装道路を登って行く。傾斜も無く危険箇所はない。 道路左手に馬頭尊がある箇所が正丸峠と伊豆ヶ岳直登ルートとの分岐になる。正丸峠方面はもうちょっとだけ舗装道が続き、伊豆ヶ岳直登はここから山道。 正丸峠方面へ向かうとすぐに山道となり、まもなく右手にお申講の祠がある。祠の中を覗こうとして階段を登りかけたら、身長198cmに満たないおっさんでも頭を鳥居にぶつけたので気をつけられたし。 お申講のすぐ先で道は分岐し、旧正丸峠方面と、沢沿いに正丸峠へ向かう道とに分かれる。今回は正丸峠へ向かう道を進んだ。 正丸峠までの道は各所で崩れて踏み跡も無い箇所が多い。基本的に沢沿いなので方向を見失うことは無いと思うが、大きな石や倒木がゴロゴロしているので注意。 沢沿いに正丸峠の直下まで登ると、そこから峠上まで階段で一気に登る。階段も崩壊している箇所がある。 【正丸峠〜小高山】 アップダウンもほとんどない歩きやすい道。危険箇所は無い。 【小高山〜五輪山】 引き続き歩きやすい道が続く。 途中長岩峠で分岐があり、正丸駅方面へ下る(分岐地点では登りに見えるが……)道がある。 五輪山の手前の階段は崩壊していて障害物と化しているものもある。 【五輪山〜伊豆ヶ岳】 五輪山から下ったところで正丸駅方面から伊豆ヶ岳に直登してくるルートとぶつかる。 その先には男坂が立ちはだかっている。 男坂を登るのは伊豆ヶ岳登山の醍醐味の一つではあるが、危険要素があるなら女坂を使って迂回するルートをお勧めする。 気軽に登ってしまうと、途中で「やっぱ無理」と引き返すことが難しい(下りのほうが危険)。 最初の長い岩を登りきった後もそれなりに険しい箇所がある(写真参照)。 今回はかみさんが無事で良かったとホッとしている。 頂上の手前に広いスペースがある。今回は10名くらいの人たちが思い思いに休憩していた。 【伊豆ヶ岳〜古御岳】 伊豆ヶ岳からの下りはなかなかの傾斜がある。ザレ気味だったりもするので注意。 古御岳山頂には東屋があって多少風がしのげる。 【古御岳〜高畑山】 古御岳からの下りもやや急で、落ち葉で滑ったり、小石が隠れていたりする。 途中で“山と高原地図”には載っていない、名郷方面へ下る分岐があった。 高畑山はかつて地図上に名前が記載されていなかった(イモグナの頭が誤って高畑山と記載されていたそうな)ためか、なんだか地味な雰囲気。 【高畑山〜イモグナの頭(中ノ沢ノ頭)】 暗い林の中を歩く道。 イモグナの頭は巻き道があり、特に道標も無かったようなので意識していないと通り過ぎるかもしれない。 とは言えイモグナの頭は特に眺望もなく、非常に地味な雰囲気。 【イモグナの頭(中ノ沢ノ頭)〜天目指峠】 地味な林の道をずんずん下る。 天目指峠で一旦舗装道にぶつかる。舗装道の傍らに屋根付きの休憩スペースがあるものの、暗いのと汚いのでなんとなく雰囲気は良くない。 【天目指峠〜子ノ権現天龍寺】 アップダウンが続く。細かいピークが3、4個あり、コースも終盤なので心が折れがちになる。 小さな祠のあるピークを越え、下った先に鳥居が見えてきたら子ノ権現は近い。 子ノ権現の本堂先の小山に登ると鐘突き堂がある。好きに突いてOKだが、2分以上の間隔を開けて突いてくださいとのこと(連続で突くと山火事の報せ)。 【子ノ権現天龍寺〜浅見茶屋(古民家カフェ)】 子ノ権現の仁王コンビの間を抜けた先にみやげ物屋があり、左手にトイレがある。その先で左側に下る階段の道を下り、舗装道沿いに歩いていくと、右手の谷に下りていく山道があり、吾野方面へ続いている。 斜面を折り返しながら谷底の沢まで下ると、再び舗装道に出て、すぐ先に浅見茶屋がある。 【浅見茶屋(古民家カフェ)〜吾野駅】 茶屋の前の舗装道をひたすら下っていくと、国道299にぶつかる。角には御岳神社がある。 吾野駅方面を示す道標があるので、国道に出る手前の道を右に入る。しばらく住宅地の真ん中を進む道だが、どんづまりで山道になる。 山道を越えると石灰石の採掘場に出る。西武線の線路の上を渡る橋を通って、線路沿いに進んでいくとやがて吾野駅に到着する。 |
写真
感想
今回の山行で、十週連続山歩きの達成である。
前日が忘年会で、あまり遠い山や高い山はやめておこうということで、伊豆ヶ岳に行くことにした。
ところが伊豆ヶ岳は高い山ではないものの、簡単な山でもない。
正直少し舐めていました、ごめんなさい。
歩き始めはゆるやかな登りでいて、冒険風味があって面白いので、
「これなら娘を連れてきても大丈夫なんじゃね?」
みたいな話をかみさんにしていたが、男坂に達した後はとてもそんなことは言えなかった。
そもそも男坂に関しては、かみさんは女坂へ回らせるつもりでいたのだ。
ところがいざ男坂の下に立つと、
「こわーい、どうしよう、こわーい」
とか何とか言いながらガシガシ登っていってしまった。
内心びびっているのはこっちである。自分1人なら登れるが、素人のかみさんをどうサポートすればいいのやら。
とりあえず、落ちてきたら受け止める努力をした後、一緒に落ちて死のうと覚悟する。
あんまり考える間はなかったが、1人で生き残るよりはそっちのほうが楽そうだった。
そんな心配を余所にかみさんはスルスルと怪猿のような動きで男坂を登っていったので、ともかくも死なずにすんだわけだが。
伊豆ヶ岳の先の古御岳で炊飯休憩とした。
風が強く、調理中にトラブルもあって難渋。冬場は調理も気が抜けないなぁ。
食事は美味しくいただいたが、何しろ風が強いので身体が暖まらない。早々に歩き出すのが一番の暖だった。
日本百低山(小林泰彦著)のひとつということで行ってみた。
男坂の途中で自分の手を見たらすごい震えていた。
なんできちゃったんだろうと一瞬後悔したけれど、後戻り出来ないところまできちゃっていたので頑張った。
難所をクリアする度、頭の中で箱○の実績解除の音が鳴る。
ゴールした時にはレベルアップの音が鳴っていた。
山歩き初心者の方は是非歩いてみて欲しい山です。
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