ハイマツを泳ぐ仁田岳南東尾根〜茶臼岳周回

- GPS
- 13:07
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 2,874m
- 下り
- 2,876m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 13:07
| 天候 | 晴れ☀️ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車スペースは全部で3〜40台ぐらいでしょうかね。 無料。 畑薙ダムや臨時駐車場は今年は使えません。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
<沼平〜大斧沢ノ頭> 畑薙第一ダムの脇、信濃俣林道を行き、林道脇からつり橋に取り付く。 橋をわたると尾根の先端に出ます。 左右に巻き道がついててそこから尾根に乗ります。 自分は左側から登りましたがどうも右からが正解っぽい。 しばらく急な尾根が続きますが林業の作業道が付いているのでそれを所々利用しながらジグザグに尾根を進んでゆきました。 植林帯が終わると最初の1485ピーク。 進路を西寄りに変えて尾根を進みます。崩落地の淵などを歩くところが一部ありますが基本的に緩やかな尾根歩きこの辺の尾根は好きな雰囲気で快適でした。 1876の三角点から先の尾根は急下降。 仁田河内沢側の枝尾根に間違って入ってしまい、崩落地をトラバースして復帰。 しばらく痩せ尾根のアップダウンがあり、広い尾根に乗ったら進路をやや北寄り変えしばらく歩いたら大斧沢ノ頭です。 <大斧沢ノ頭〜仁田岳> 核心部はここから。 ルート自体は尾根をまっすぐ進む感じですがシラビソの幼木、ハイマツ、倒木等の混ざったブッシュに突入して行きます。 その後立ち枯れなどのある明るい森に出て樹林帯を抜けるとハイマツ帯。 目の前に仁田岳が聳え立ちます。 傾斜はないですが腰ぐらいから背丈ぐらいのハイマツの中を歩きます。 距離はそれほどないのでちょっと頑張ればOK 一旦樹林帯に入り、そこを抜けると最後の登り。 左右から巻きながら登るっていう記録が多いですが、巻いた分藪漕ぎの距離が長くなるだけだろうと真ん中を一直線に登りました。 かなり密なブッシュで全然進みませんでした。ハイマツ、シラビソ,シャクナゲなどの混合。 頭上が開け稜線に出てハイマツの背が低くなったら山頂はすぐです。 この時期は枯れ木がなく木々が元気で大変でした。 <仁田岳〜茶臼岳〜沼平> 一般登山道です。 仁田岳〜茶臼岳間は一部木道なども敷かれアップダウンも少なくとても気持ちよく歩ける登山道。茶臼岳か茶臼小屋までは非常に景色の良い稜線を歩き縦走路との分岐を右に曲がって降りてゆきます。 茶臼小屋は避難小屋として一部開放。 水場、旧トイレが使えます。 茶臼小屋からは急な尾根の下りで横窪沢小屋まで。 横窪沢小屋からウソッコの沢避難小屋までも激下り。 つり橋が五本かかっていますが一号、三号、五号は台風?豪雨?で流されてしまって丸太の橋が代わりにかけてあります。そういった部分と崩落地が以前と少しだけ道が付け変わっていますがしっかりと整備されており安心して歩けます。 ウソッコ沢小屋の少し先にある水場は豊富に水が取れます。 沢沿いから最後に登り返しがあってヤレヤレの峠。 畑薙大吊橋を渡れば沼平のゲートまでは林道歩きです。 ※林道は畑薙大吊橋より先は歩行者も通行禁止になっています。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
テントマット
ロープ
カラビナ
スリング
|
|---|---|
| 備考 | 水(水1Lスポーツドリンク600ml,500ml,ゼリー×2)は今回は茶臼小屋の水場が使えると分かっていた為登りで使う分+αで約2,5L 茶臼小屋で1L補給 ウソッコ下水場で500ml補給 トータル4L使用。 だいたい夏山で少し長めのルートだといつもこれぐらいが目安。 |
感想
七月は長雨、お盆は少し休みがあったけど人が多く出ているので大きな山や遠くの山にはあまり向かわず。
夏山らしい夏山は行かずに今年は終わりかな?
なんて思ったりもしましたが日帰りで行けるそれほど遠くないところで夏山を満喫してきました。
遠出の時はなかなか寝る時間が取れないけどこの辺なら早起きすれば朝からしっかり登れる。
少しハードなところもあるから荷物はしっかりと。
上の水場が生きているとの事なので普段は夏このぐらいの難度の山だと4Lぐらい担ぎますが今回は2,5Lぐらいと若干軽量化で12埃紂
沼平の駐車場に五時過ぎに到着。
これから出発する方二名がいて少しおしゃべりしながら準備。
畑薙第一ダムを渡り、信濃俣林道を進みます。
林道の途中から下降して信濃俣吊橋。
この橋、結構高くて長い橋なんだけど橋板は片足の幅ぐらいしかなくて所々痛んでる。まぁまぁ揺れるし高いのダメな人は怖いだろうなぁ。。。
橋を渡り終え尾根の先端に出たら左右に巻き道がついててそこから尾根に乗ります。自分は左側から登りましたがどうも右からが正解っぽい。
しばらく急な尾根が続きますが林業の作業道が付いているのでそれを所々利用しながらジグザグに尾根を進んでゆきました。
植林帯が終わるとすぐに最初の1485ピーク。
進路を西寄りに変えて尾根を進みます。崩落地の淵などを歩くところが一部ありますが基本的に緩やかな尾根歩きこの辺の尾根は好きな雰囲気で快適でした。
1876の三角点で一息ついてその先は尾根の急下降。
仁田河内沢側の枝尾根に間違って入ってしまい、崩落地をトラバースして復帰。
しばらく痩せ尾根のアップダウンがあり、広い尾根に乗ったら進路をやや北寄りに変えるのですがここで少し先に進みすぎてしまいました。
広い尾根は油断ならないな。
しばらく歩いて大斧沢ノ頭です。
核心部はここから。
先ずはシラビソの等の幼木や倒木、ハイマツの混じったブッシュ。
そこを抜け、明るい森になってきたらいよいよ仁田岳が目の前にどーーんと姿を表します。
で、ハイマツの中に飛び込みます。
この時期は枯れているところもなく木々が元気で大変。隙間なくビッシリですね。
腰から場所によっては背丈ぐらいの中を進みますがほぼほぼハイマツの上を泳ぐ感じですね。
一旦ハイマツ帯を抜け樹林帯に入り、そこを抜けたら最後の登り。
いろいろ左右から巻きながら登ったりするみたいですがどうせ巻いても藪漕ぐ時間と距離が長くなるだけだろ。
漢は黙って直登!
って気合を入れてこの区間は全然進まない濃い藪漕ぎになりましたが頑張りましたよ。
稜線は素晴らしい景色。南アルプスの南部、富士山、深南部がぐるりと見渡せます。
穏やかな風もあって気持ちいい。少し休んで喜望峰へ、空身でちょっとだけ光方面を往復し、茶臼岳へ。
茶臼岳までの間の道は木道が敷かれ、目の前に茶臼岳、両側は緑に囲まれたこの辺りでも屈指の好ルート。仁田池を通り過ぎたらぐっと登って茶臼岳。
食事を摂って景色を眺め、登ってきた行程を思いながらのんびりと。
茶臼小屋まで下ってもう一回休憩。
朝、登山口でお話しした方が登ってきてたので談笑。
茶臼小屋は避難小屋として開放されていて、美味しい水も出ています。
ここで水を補給して下山に備えます。
下山路は普通の登山道ですがそこそこ長いし結構ガツンと下るんだよね。
小屋でのんびりした後は一気に下ります。
危険なところなんかはないけど結構頑張って登った後の急な下りは堪えるね。
標高下がるにつれ暑くて汗も出るし。
横窪沢小屋を通過しウソッコ沢小屋への激下り。
ウソッコ沢小屋手前からヤレヤレ峠手前までの間につり橋が5本ありますが三本は豪雨で流されてしまって丸太橋が代わりにかけてあります。
その辺りだけ部分的に以前とは違う道に付け替えられていますがしっかりと整備されていて歩きやすいです。
ヤレヤレ峠に登り返すのが嫌だったので沢を下って大井川を渡渉して林道へ戻ろうかと思ってたけど沢の水量もそこそこあったし大井川も渇水期よりは水がありそうなのであきらめて登り返し。
ヤレヤレ峠でヤレヤレして大つり橋を渡り、林道を歩いて終了。
あっ、因みに畑薙大吊橋より先は歩行者も通行禁止になってます。
一日面白いルートでガッツリ歩けて夏山気分もしっかり味わえて楽しかったなぁ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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まめぴょん













昨秋、光から信濃俣、大根沢歩いて俄然気になり始めた尾根です、仁田岳南東尾根。
南部らしさを凝縮したかのようなルートですね。
埼玉からだと登山口まで一日掛り、一泊してどこか併せ技にしてあるいてみたいです、来年になるだろうと思いますが。
詳細なレコありがとうございます。
tomhigさんこんにちは👋
静岡市内に住んでても畑薙までは遠く感じますから、他県からいらっしゃるとなかなか大変ですよね😅
この尾根、バリエーションとしては比較的歩きやすくて樹林帯の雰囲気が良いルートかと思います。核心部は最後の詰めの部分だけで慎重にルートを選べばもっと楽できるでしょうしね。
沢からも登れるし一般道との組み合わせも出来るし日程さえ取れれば選択肢はいろいろあるんじゃないかなぁ。
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