釈迦ヶ岳(高原山) - 1000m超からスタートすれば少しは猛暑をしのげるかな。
- GPS
- 07:38
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 996m
- 下り
- 985m
コースタイム
天候 | 晴れのち一時ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程が登山道あるいは遊歩道なので、ある程度整備されています。急登もありますが疲弊するほど長く続くこともなく、全体的にはコンスタントに登下降する歩きやすいルートではないかと思います。 気になった箇所は以下の通り。 ・大入道への登りは登山道を外し尾根筋を直登する踏み跡に進みましたが、登るにつれ笹丈が背丈ほどになり踏み跡も不明瞭になるので、素直に登山道を歩くことをお勧めします。 ・私は剣ヶ峰が分岐点だと思い、到着後に大間々駐車場に向かう道と釈迦ヶ岳に向かう道を探してしまいましたが、山のデータに説明があるように、分岐から10m(1分)の場所なので勘違いしないように。 ・釈迦ヶ岳直下にあるロープ場は、岩ゴロゴロだったり滑りやすい抉れた土斜面だったりします。特に下りでは注意が必要かと。 ・大間々駐車場に向かう林道に出会う手前は、踏み跡が錯綜し尾根も広いです。また、大間々駐車場から小間々駐車場に向かう遊歩道も同様なので、道迷いに注意が必要です。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2020/08/19 20:25) |
写真
感想
人間生きていればいろんなことが起こります。
しかしながら、一般的に人生初の出来事は30歳を過ぎた頃からめっきり少なくなるそうです。真新しい経験が少ないことが、月日が経つのが早いと感じる最大の要因だという説も。
な〜んてチョット大袈裟過ぎる前振りですが、今日の山行では大小3つのトラブル(事故?)が起こりました。歳のせいもあるのか、今後も含めて我ながら心配です。
ほとほと情けないので書こうか迷ったのですが、老後に読み返した時に楽しめそうだと書くことにしました。まぁ、自業自得と言えばそうなんですけどね。
一つ目は、田舎暮らしに慣れていないことを証明してしまったのかもしれません。
小間々駐車場まで片道約40kmに対し、自宅を出る際にガソリンの残量がメモリ3個だったんです。一般的には、給油ランプが点灯してからでも60km程度は走れる、という話を聞いていたので、帰りに給油することで問題ないだろうと出発したのですが、登りでの消費が激しかったことを思い出したりしているうちに不安になり、途中から近くのGSを探し給油することしたんですが、ことごとく営業時間外です。この辺は都会と違い24時間営業ってほとんどないんですよね。結局唯一知っているGSまで戻る羽目になってしまい、約1時間のロス。6時頃にスタートする予定だったのが、7時前の駐車場到着になってしまったのでした。
二つ目は、正に非常事態、何とも悲惨な事件でした。次は貴方の番かも知れません。
山での非常事態と言えば、そうです急な腹痛です。唯一の運動とも言っていい山行がきっかけで便意を催す人は、たぶん私に限らず少なからずいるのではないかと勝手に思っているのですが、今回の場合は自然痛ではないギュルギュルの腹痛が、スタート前の準備中に突然襲ってきたのです。ましてココは、VRではなく一般登山道の起点です。ピ〜ンチ!幸いにも車はまだ私だけ。急いでトイレットペーパーを掴んで茂みに入りました。
あと5分、誰も来ないことを願いながら用を足し急いで後始末をすると、なぜかペーパーには想定外の広さで〇が付着するではないか。どういうことだ?下着を調べて唖然とした。どうやら、腹痛の最中に腹圧を下げるためにガス抜きしたつもりがガスではなかったらしい。なんてことだ!
不運は更に続き、パニック状態で処置している際にあろうことか右手にベットリ。もうホント勘弁してくれ〜!左手は何としてでも死守しろよ。でないと収拾がつかなくなるぞ。
どうにかあらかた拭き取って車に戻ると、いつの間にか車が1台逆側の端に停まっていて、既にスタートしていった後らしい。このことだけは不幸中の幸いでした。
その後は下着を履き替え(替えは常備しています)、ペットボトル1本を使って念入りに洗い、「何とかしのいだ〜」と安堵しスタートするに至ったのでした。(でもずっと腹は鳴っていた)
言うまでもありませんが、トイレに流せない物は持ち帰ったのでご安心を。
三つ目は、一部の人にしか共感を得られないかもしれませんが。
スタートして30分くらい経った最初の休憩場所で、私にとっては山行の必需品と言っても過言ではないタバコを車に忘れたことに気付きました。出発前にバタバタしたとは言えショ〜ック!ライターの予備は持ってますが、さすがにタバコの予備は持たないよな〜。さーどうする?山での一服は格別で、少なく見積もっても山行目的の20%は占めているかもしれないし・・・戻るか?
私は禁煙を勧められた時はいつも、「辞めようと思えばいつでも辞められる」と答えています。タバコは肉体的な意味での健康に悪いのは確かでしょう。ただ、その(悪さの)程度には疑問を感じています。危険性を「喫わない人の〇倍リスクがある」などと、倍数で表現するところに作為的な不自然さを感じます。例えば、喫わない人がガンになる確率が10万人中一人で、喫煙者だと10人になるので10倍のリスクがある、だとしたら、私ならほぼ無視できる差だと思ってしまいますね。
おっと話が逸れてしまいましたが、考えた末、タバコが無いのは寂しいけれども、数時間喫えなくても禁断症状が起きないことをこの機会に自分で確認しておくのも悪くないか、ぐらいに考え続行することにしたのでした。
ただまぁ、禁断症状は出なかったものの、やっぱり山行の楽しみが減ったのは間違いなく、休憩時間が何か物足りなかったのは事実でした。まぁ必要性を感じるまでは辞めないでしょうね。もちろん喫わない人への配慮は忘れません。
以上、三大トラブル(ほぼ自虐ネタ)の話でした。
共通して言える教訓は、冷静さと準備の大切さでしょうか。(笑)
さてさて、11年ぶりの高原山でしたが、平日とは言えお会いした人は4人だけと意外に少なく、思いの外静かな山行で良かったです。それとやはり南関東の人気の登山道に比べ過剰な整備は無く、ほぼ自然のままの山を味わうこともできました。
気温もたぶん期待通りで、駐車場到着時は22℃で下山時は24℃。登頂時の気温は不明ですが、日差しが強烈で30℃くらいに感じました。下山時に時々浴びたガスは気持ち良かったなぁ。でも自宅に帰ると33℃でした。
それにしても高原山は、那須からそれほど遠くないのに、なんでもっと早く来なかったんだろう、と自分でもちょっと不思議な気がする。嗜好的にはチョット標高が高いけど、今後向かう機会が増えるのだろうか。
kinoeさん こんばんは
比較的人が多い一般道で二つ目の非常事態は困りますね。私は北アルプスの稜線の道で非常事態になったことが二度ありますが何とかあわやというところで切り抜けました。どう切り抜けたかというのはここで書けるような状態ではないです
歳をとると便意は品物が出口直前まで下がってこないと感じないようになり感じた時からは限界まであまり時間的余裕がなくなるようです。人により余裕時間の大小はあるでしょうがそれが歳をとると短くなるのです。なので私は出発前に意識して何としても済ませるようにしています。そのため出発を後らせることもあります。余計な品物は無駄な荷物になりますから軽くしてから山は登りたいものですね
hachiさん、
稜線上での非常事態はアウト決定じゃないですか 。どう切り抜けたのか気になりますねぇ 。
そうですね、限界までの時間的余裕がなくなってきたことの自覚はあります。でもですね、意図的に出すなんて私にはできませんよ。
山行の日の朝は早くて睡眠時間も短いせいか、身体のリズムが変わってしまいますよね。なので私の場合は、どうしてもその日をきっかけに便秘になったり、或いは逆に便秘が解消したりします 。毎日を山行の日と同じペースで生活すれば良いのでしょうがそうもいかず悩ましいです。
kinoeさん、おはようございます。
最初の写真のコメントを見て一体何があったんだぁ😳と読み進めました。
一つ目:自分は、元来、小心者なんで、米櫃と車のガソリンは残り1/4を切ったら満タンに補充するタイプです。また、もともと、田舎の出なんで田舎のGSの状況はどこもそんなもんです
二つ目:よくぞここまで具体的に描かれました。文章が上手いんで写真の情報とともにkinoeさんが狼狽しているであろう当時の状況が目に浮かび、ニヤニヤしてしまいました
三つ目:こればっかしは、スモーカーじゃないとわからないでしょうね。山歩きを始めた頃、関八州見晴台の頂上の端の方で一服していたら風に乗って臭ったんでしょうか通りすがりの熟年夫婦の奥様から「何でこんな空気のいいとこまで来てわざわざタバコなんか吸うのか・・・」と言われた事がありました。実は結構これがトラウマになっていてソロで藪山を好んで歩く理由の一つなのかも
いつもながら楽しいレコアップ、ありがとうございました
mame302さん、
こんなこと普通書かないですよね。ともすると、売名行為だと非難されかねません。
ただ多分ですが、似たようなトラブルに遭遇した人って少なくないのではないかと思っていて、ならばそれらは誰にでも起こりうる言わば山行のリスクなわけです。決して稀有な出来事ではないこととして、もっとオープンで良いのではないかとの熱い 思いもあります。
タバコについては、喫わない人にはわからないでしょうが、空気が美味くないとタバコも美味くないんですよね。喫煙所でのタバコは美味くないので、混み具合によっては入室を辞退してます。
タバコ嫌いな人でも、マナーを守る喫煙者には大らかな気持ちで接してもらいたいものですね。
> いつもながら楽しいレコアップ〜
kinoeさん
お疲れさまでした!
山歩きしていると色々トラブルありますよね〜💦
自分もヘビースモーカーなので、タバコを忘れた時の気持ちわかります。メジャーな登山道であれば喫煙するのを躊躇してしまいますが、あまり歩かれていないルートは気持ちよく喫煙できるのです(笑)
今後…身体の事を考えて禁煙しようとは思うものの…山頂での一服は最高なのです😊
タバコを吸わない方には申し訳ないのですが、自分はそう感じております。
taka0129さん、
共感いただきうれしいです。
山では解放感が美味さを倍増させてくれますよね。
当日は、スタート前に1本喫うという普段のルーティンが、二つ目のトラブルのせいですっ飛んでしまい車に置き忘れてしまいました。トラブルに動じないメンタルが欲しいです。
(今後も喫う際には)マナーを守って美味いタバコを喫いましょう。また、喫煙者を見ただけで眉をひそめる人は無視しましょう。
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