モチベーションが下がると山は登れないと痛感した権現山と畦ヶ丸
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- GPS
- 09:55
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,732m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
権現山の登山道は標識では道が無くなっているように記載されているが、全体に道は付いている。但し、尾根に上がってからの道は地形図に表記されている通りの道であるが、尾根に上がるまでの道は地形図とは全く異なっている。山頂付近は浸食の影響でナイフリッジになっている個所もあるので注意は必要。丹沢は低山故に甘く見て立ち入る登山者も多いので「道が無い」とした方が良いのかも知れない。字の読める道標は無い。赤テープも極めて少ない。基本的に自分の判断で何とか出来る人以外は入らない方がいいと思う。 畦ヶ丸の西沢で登り大滝沢で下る(又は、逆の)ルートは充分に整備されており迷うことは少ないと思う。渡渉個所は基本的に木橋がかけられているが、雨量によっては流れを踏むこともあるので、寒い時期はカットの浅い靴は不向き。西沢を登っていて沢床から離れ尾根に取り付く個所は地形図よりも大分奥にあるので、注意を要する。むしろ標識とテープのみを頼りに歩いている人の方が迷わないと思う。 |
写真
力士味噌のレシピはこちらをどうぞ。
http://www.yamareco.com/modules/diary/8878-detail-39596
感想
5週間ぶりに山に行く時間が取れた。
冬枯れの沢沿いも良いかと畦ヶ丸に決めた。大滝橋から自然教室までコースタイムは地図上には表記されていないが、約6時間くらいのコースタイムであろう。2006年版の昭文社地図では途中で権現山に立ち寄るとプラス2時間20分になるのでこれを追加した。2006年版はボロボロなので大枚945円を叩いて2012年版を購入すると、権現山へのルートは削除されている。
地図上で削除されても、道が無くなっている訳でもあるまいし、取り敢えず登ってみることにして西丹沢自然教室に向かった。車のキーが見つからず1時間も出発が遅れたのは予定外であった。
西丹沢自然教室に掲示されている地図でも権現山へのルートはバッテンで消されていた。スタッフに尋ねると、「道は付いていますが、聞かれると行かない方が良いですよと答える。」そうな。
「現地を見て自分で判断します。」と言い残して吊橋を渡り暫く進むと最初のベンチがあった。「この先は道が無くなる」旨の標識があった。自己責任で行けというう事かと、行ける処まで行くことにした。
登り始めて直ぐ、材木伐採場の様な処に出くわし、道はいったん途絶えたが、辺りを見回すと赤テープがあり。直ぐに道は見つかった。尾根に向けて九十九折りの結構な急登をこなすとやがて尾根の上に乗る。尾根上の道は明瞭なものであるが、浸食が進んでかなり痩せている。前も後ろも人の気配は全くない。慎重にルートを選びながら進むしかない。
山頂に着いて権現山貸切の時間を楽しんでいると反対側から人が来た。貸切の時間は終わってしまった。尋ねると箒沢を登ってきたという。どんなルートなのだろうか?この後畦ヶ丸に向かうと言う。先着の小生は身体も冷えてきたので、先に出立することにして、登ってきた道を先ほどのベンチまでピストンで下った。下ると段々沢音が大きくなってきた。沢まで下ると日頃の習慣か、すっかり下山を完了した様な気分に心身ともになってしまった。これから畦ヶ丸に登るモチベーションもテンションもすっかり切れてしまったようだ。
モチベーション無しに山を登るのは実に辛いものだ。全く楽しくないし、ワクワクもしない、景色なんぞクソクラエという気分になる。
歩く気持ちの無い奴隷に鞭をあてて歩かせているような気分だ。
映画「八甲田山」では「天は我を見捨てられた」の有名なセリフの後に兵卒がバタバタと倒れるが、あの兵卒たちは一気にテンションが切れたのだろうなどと、どうでもいいことを考えながらしょうがなしに歩く。
畦ヶ丸に登る途中で前方から、先ほど権現山で出会った御仁と再会した。尋ねると、権現山から尾根伝いに歩いて来たという。権現山を見ると確かに吊尾根が畦ヶ丸に向かって連なっている。彼と同行すれば良かった。そうすれば帰宅モードに入った身体に鞭を当てて登ることもなかったであろう。
畦ヶ丸の避難小屋では力士味噌を使った煮込み饂飩を作ったが、時間のかかる食事は幕営山行に限る様だ。準備と後始末を含めて食事に40分はかけ過ぎだ。しかも小屋内にトイレ臭が充満しているので外のベンチで作ったので、折角煮込み饂飩を作りながらも身体が温まらない。
避難小屋を出立すると後は登り返しもなく下るだけだ。漸く帰宅モードの身体にエンジンがかかった。
大滝橋から自然教室までの林道は結構歩きでがあった。
こんばんは
おそらく善六ノタワの少し下で休憩していた方ですね?
自分と同時期に下ってきた方とお話されていましたのでそうかと思いますが・・・
権現山へは行ったことがありませんでしたので機会があれば権現山ー畦ヶ丸も歩いてみたいと思います
私が話をしていた方の数歩前を歩いていたかたですかね?
どこかでお会いしましたらよろしくお願いします。
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