冷や水の丹沢縦走(西丹沢-檜洞丸-蛭ヶ岳-塔ノ岳-大倉)


- GPS
- 10:47
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,069m
- 下り
- 2,308m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
檜洞丸から臼が岳、蛭ヶ岳から丹沢山の間が霜柱が融けて歩き難いところがかなりある |
写真
感想
最近読ませて貰った若い方のブログに刺激されて、登ったことが無かった檜洞丸に行くことにする。時間的&体力的に余裕があれば、蛭ヶ岳から大倉に下るつもりである。
朝一番の西丹沢自然教室行きバスに新松田駅から乗り、8時30分に到着。トイレに行って準備をし8時40分にスタートした。道路を10分ほど歩くと登山口である。入口は沢筋の道のように見えるが、すぐに尾根に上がり、尾根筋の快適な道となる。しかし、それもつかの間、30分ほどで一旦ゴーラ沢に降りる。ここで沢を渡り、対岸の尾根に取り付く。左側の樹間に犬越路にに続く尾根を見ながらひたすら登って行く。途中の展望園地では富士山の眺めが良い。また、山頂が近づいて斜面がなだらかになるころ、南アルプスや八ヶ岳も見え始める。空気が澄んでいて、非常に良い眺めである。
檜洞丸山頂には11時12分に到着。ここでこの先をどうするか思案する。しかし、まだ12時前であるしこのまま下っても面白くないと、蛭ヶ岳に向かうことにした。
しかし、この判断が間違い。年寄りの冷や水山行が始まる。
誤算の第一は、霜柱で耕された道の表面が、融けた水分でぐちゃぐちゃになっていたこと。深いことろは10cm以上の泥池になっているし、靴の底に泥が付いて、それが原因で滑るのである。滑らないように気を付けながら、ぬかるんでいないところを選り分けながら歩くのは非常に時間がかかる。
誤算の第二は、泥濘で時間がかかることも関係あるが、休みを多くして水を取っていたところ、水が足りなくなってきたこと。前日とは打って変って天気が良かったので、気温が上がったことも関係あるであろう。
三つ目はこれらに起因するのであると思われるが、蛭ヶ岳の下りから時々太ももの内側や、足の指が攣るようになってしまったこと。早く歩こうとすると攣るのである。
このような状態の中、蛭ヶ岳に到着したのは14時30分。この時点で明るいうちの下山は諦める。しかも蛭ヶ岳山荘は管理人不在、水分の入手ができなかった。
仕方なく次の深山山荘に急ぐ。が、前述のように足が攣りだし、思うようにスピードが上がらない。ようやく深山山荘に着いたのは16時過ぎ。早速ソフトドリンクを購入して一息つく。
外に出て丹沢山の山頂標識を撮影しようとすると、標識の背景が絵に描いたような富士の日没である。これはめったにないチャンスと、カメラを抱えて良い場所を探す。丹沢山をちょっと下った場所で富士の日没。露出を変えたりして撮ったのが添付の写真。
日が沈んでしまうと、寒さも戻り始め、ヘッドランプの明かりだけが頼りである。時々泥濘に足を取られながら、塔の岳に着いたのは、日がとっぷり暮れた17時過ぎ。何とか山頂の標識をストロボで撮影して、大倉に向かう。
ここからは何度も通ったところなので、凡その様子は掴めているが、それでも金冷しまではちょっと泥濘があった。その後は順調に下り、19時20分過ぎに大倉のバス停到着、19時38分のバスで渋沢に向かった。
今回は、檜洞丸での判断が甘かったために日没後の行動を余儀なくされたことが反省点である。
しかし、そのような時間に丹沢山の近辺にいたため、日没の富士の写真を撮影することができたのは、ちょっとした収穫でもあった。
また、立ち寄った深山山荘の様子が非常に暖かかったので、いつか訪れてみたく思ったのも新たな情報であった。
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