蛭ヶ岳・南南東尾根・最難関ルートからの登頂
- GPS
- 10:08
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,494m
- 下り
- 2,483m
コースタイム
鍋割峠 8:03
熊木沢出合 8:50
南南東尾根取付 9:50
蛭ヶ岳 11:33-11:45
臼ヶ岳 12:38-12:58
ユーシンロッジ 14:03-14:10
雨山峠 14:58
寄大橋 16:05
天候 | 一日中、晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレは水源林管理棟を過ぎた所とユーシンロッジにあります。 蛭ヶ岳山荘内部にもありますが、山荘の中なので靴を脱ぐ必要があります。(自炊場使用料込200円) 鍋割峠までは沢道です。 渡渉箇所は4回あります 鍋割峠からの巻道はほとんど崩落しています。 蛭ヶ岳南南東尾根取付までは東沢沿いを登り右側(左岸)に旧工事用道路があります。 堰堤を2つ超えると尾根取付です。 蛭ヶ岳南南東尾根は踏み跡やテープは一切ありません 常に尾根沿いを歩きます。 1500M付近から岩が多くなります ロープや鎖などの人工的なものは一切ありません 臼ヶ岳南尾根は支尾根が多く迷いやすいルートですので、コンパスと地形図は必須です。 玄倉林道から雨山橋までの木橋は濡れているととても滑ります その他は問題ありません (注意・GPSデータが寄大橋から下ったバス停手前の公衆トイレからになっています。往復で3.5Kくらい長く表示されています) |
写真
感想
最近まったり登山が続いていましたので、ロングコースを歩きたくなりこの計画を立てました。
蛭ヶ岳へは一番近い登山口からでも4時間20分かかります。
あえて一番遠く、沢道が多い寄大橋から登る事にしました。
何といっても南側からあの雄大な山容を見ながら登るコースは私のお気に入りです。
熊木沢を歩いていると蛭ヶ岳の雄大な山容が表れます。
そういえば前回7/8にここを通った時に、二人の男女ペアと会いました♪
このコースで人と会うことはまず無いので、とても記憶に残っています。
少々お話してお別れしましたが、先日その頃の山行記録を検索したらその方々の記録があり
何と私の後姿がアップしてありました。
もちろん拍手しておきました(笑
当時はヤマレコなんてやってなかったから、これが私のヤマレコデビューです♪
しかもそのユーザーさんの山行記録は最近何度か拝見させて頂いて参考にしている方で
アクセス数の多い人気ユーザーさんでした♪
いよいよ南尾根取付付近に来たとき・・
以前に南尾根の一本右側に南々東尾根があって中々の美尾根で良かったと言う話を聞いたのを思い出します。
早速行ってみます!
取付には堰堤を2つ超えなければなりませんが、
堰堤があるなら工事で使った道路も存在するはずだと
周りを見渡してもそれらしき形状さえありません。
堰堤は大抵上流から施工し工事区間に当たる部分は取り壊しながら降りてきます。
なので道路自体も部分部分寸断されているので見つけるには結構大変。
でも、すぐ見つけました♪
左岸側にありましたよ。
途中、工事に使った広場らしき場所もあります。
やはり断然歩きやすい
2つ目の堰堤もちょっと巻いて超えられました。
堰堤を超えると南々東尾根の末端らしき地形が見えてきました。
ここから600Mの急登です。平均傾斜角は32度あります。
踏み跡やテープなど全く無いので取り敢えず尾根沿いを登ります。
登ると言うより4本足で這って上がる感じです。
でもはっきり言って、ただ辛いだけ
美尾根はどこにあるんだ?
登りながら「もう二度とこんなところ来ない」と一人つぶやきます
また昭和20年頃にこの付近で米軍機の墜落があり35名全員が亡くなった事故があったらしいので
その残骸などが残っているのではないかと辺りを見渡します。
その際この辺一体は山火事になっているらしいで、他の丹沢の尾根に比べて樹木もちょっと脆弱です。
1500M付近からは岩岩です。
最初の岩は浮いていて危険ですが、何とか登れます。
その後もいくつかの岩が現れますが、必ず巻くルートがあります。
1600Mを越えあと50Mくらいの所から急に視界が開けます。
山頂直下にこんないい場所があったなんて
しかも独り占めです。
富士山も塔の岳や檜洞丸など丹沢の山々が一望できる絶好の場所です。
神奈川県の最高峰に登山道では無いルートから登れた喜びは格別です♪
嬉しいので一人で写真を撮りまくりました。
これで蛭ヶ岳には市原新道を含め6つのルートから登ったことになります。
ここからちょっと行くと山頂です
日曜なので多くの人が休憩中でした
私が立ち入り禁止のロープが張られている所からひょっこり出て来たので
何だこの人?
と言う目で見られます。
(完全にアウエーだ。。)
環境破壊者と思われそうなので、写真だけ撮ったらさっさと下山します。
臼ヶ岳では主脈が良く見えるポイントで休憩
ツエルト張ってゆっくりしようかと思っていましたが、ペグがありません(涙
臼ヶ岳南尾根は支尾根が多く道迷いしやすいルートです。
地形図、コンパスは必須です。
ただ実際歩いてみてテープやスプレーが要所にあるので、現在地を確認しながら降れば全く問題ないレベル
ここで熊鈴を付けようと思ったのですが。。
山頂付近でリュックを下ろした時にどうやら落としてしまったみたいです。
鈴が無いので、わざと咳き込んだり手を叩きながら降りました。
久々のロングコースでしたが、足の疲れもなく日暮れまでに下山でき、選挙にも間に合い良かったです。
次は早戸大滝経由で蛭ヶ岳に登ってみようと計画中です。
凄いところを登られましたね、とても考え付かなかったです。
今度機会があれば挑戦してみようかな・・・
急な斜面を手も使って登るようなバリルートの場合は
バイルでも持ってると登り易いかもしれませんね。
ところで、7月8日に熊木沢で出会ったのは私達でしょうね、きっと。
朝日向尾根を下りに使う時は、確かに支尾根に注意ですね。
お疲れさまでした!
is5389さんが余りにも速いので悔しいから後ろからパチリと写しちゃいました。
7/8に”あんなところで”お会いした方がまた見つかるなんて
正直びっくりしました。
あの日は、歩くの早いなぁーって尊敬のまなざしで後ろから眺めてました(笑)
写真をみながら、南々東尾根は取りつき見つける自信がないなぁ・・・。難易度高そうです
でも挑戦し甲斐がありそうです
いつか挑戦してみたいな、って思いました。ありがとうございます
コメントありがとうございます。
noborundaさんは、「妙義山裏も表も・・」で先に拝見させて頂いていたので、あの日お会いした方と同一人物と知りビックリです
当日はお二人と同じルートを行く予定でしたが、蛭ヶ岳南陵での大雨で予定を変更し
丹沢山→塔の岳→鍋割山→寄 ルートで帰りました。
それに臼ヶ岳南尾根で道迷いしそうだったので、人の多いルートを選びました。
お二人はそのまま予定通りだったんですね!
とてもワイルドです
私は自転車で鍛えていたので、登りの脚力だけはあるみたいです。
ただ、今の私の技術では、丁須の頭はとても無理です
今後も色々と勉強させて頂きます
コメントありがとうございます。
南南東尾根は記録に書いたほど、危険な箇所は無いです
難易度で言ったら南陵と同レベルだと思います。
尾根の取り付きもs3214さんならすんなり探せると思います。
(ただ、あんまり簡単だったと書くと、誰でも行けるものと勘違いされそうなので、大袈裟に書きました )
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
s3214さんはその後も蛭ヶ岳南陵を単独で登られたそうで
それこそすごいです。
今後も山行記録、拝見させて頂きます
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