【南ア】大岩山(2320m)日向山(1660m)鞍掛山(2037m)
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- GPS
- 10:46
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,873m
- 下り
- 1,858m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:41
いざ、山梨県北杜市へ!!
※日向山から下山する途中、七合目でPETボトルだけ持って登って来る元気印の若者3人さん。あいさつもしっかりだったけど、時間も午後4時。失礼ながら、ちょっと「登山」としては遅すぎるスタートだと思うよ。
※でも実際、夜の8時を過ぎて矢立石に主稜から降りてくるグループも複数いました。ヘッドランプやGPSなど、テクノロジーの進歩が登山の限界を押し広げ、タブーの壁を打ち破った感があります。
※もちろん、彼らには致し方ない事情があったのかも知れません。ですが、道具の性能が良くなったのを過信し、気軽に日没後の行動を許しちゃうと、事故につながりかねません。辛口ですみません。いや、これは自戒の言葉ですから。
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
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感想
体がむしばまれる暑さに、じわじわ壊れていく。なのに皆さん、超元気なのは何故だ!?ヘタレの私も、何とか日向山に這い上がった。その途端、いきなりの眺望の広がりが、私の呼吸を奪った。八ヶ岳どかーんだし、あれは御座山だろうか。甲斐駒から鋸岳へのギザギザのスカイラインも無敵に見えた。
今日の目的地はまだ先。オオビランジやコバノコゴメグサ、ヤマホタルブクロにソデを引かれたが、ゆったり気分に見切りをつける。
白砂を駆け下りる。かつてヤマケイの『分県登山ガイド』には、日向山の名前はなく、雁ヶ原(がんがわら)の名前だけがあった。風化した花崗岩の織りなす砂礫地が登山者たちの目を釘づけだ。
烏帽子岳につながる尾根筋に踏み入れると、一気に山深さに包まれた。森歩きの醍醐味。鞍掛山をチラ見しながら駒岩分岐へ。「足がつってしまって・・・」と先客さんNo1。暑いからね。
鞍掛山へは、まずはヤマジノホトトギスの咲く鞍部に降り立ちます。悪場を避けてのトラバースから、容赦ない急崖の四つん這い登高。登り切ったところで、山頂を踏んできた先客さんNo2とこんにちはしました。
山頂から祠の祀られる展望台へと移動。鞍掛の名前まんまのフォルムを実感するお山だ。いい絵だ。鋸岳真正面だし。まあ、甲斐駒がお隠れなのは許そう。私の不徳の致すところだし(笑)。
分岐まで戻って大岩山をめざします。主稜からNo3さんが降りてみえました。続いてNo4さんとすれ違います。
キノコが増えてきたな〜。ツチカブリ・・・こいつは激辛だ。やめとこ。テングタケの幼菌。こいつを毒抜きして食べる人がいると聞くが、そいつはヤバイぞ。
・・・おーっ!私の大好きな〇〇〇〇タケだ!でも、ちょっと待て。成菌というよりこいつは老菌の入口。熟成して芳醇を超えた匂いが漂う。これもヤメとくか。
お次は、カラマツベニハナイグチ。これも苦いし、お子ちゃまの私には無理だな。あとはスギタケモドキ。こいつはイケそうだが、まず山を優先しよう。
キノコに癒やされて、どうにか大岩山に立った感じ。
日向山に戻ると、朝には見えなかった雨乞岳と水晶ナギが、傾きはじめた陽にキラキラ輝いていました。
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