平ヶ岳(鷹ノ巣〜平ヶ岳〜玉子石〜鷹ノ巣)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,741m
- 下り
- 1,705m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:25
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
沼田駅〜大清水\2,300(関越交通) 沼山峠〜御池\600(会津バス) 御池〜鷹ノ巣\1,130(会津バス) 平ヶ岳〜尾瀬口船着場\450(会津バス) 尾瀬口船着場〜奥只見ダム(奥只見観光)\1,270 奥只見ダム〜浦佐駅東口\1,600(南越後観光バス・荷物代含む) 浦佐〜橋本\4,510+浦佐〜大宮自由席\2,640 |
写真
感想
(参考:2020/8/29)
大清水(10:30)〜一ノ瀬(11:15-11:20)〜三平峠(12:00-12:10)〜長蔵小屋(12:40-12:50)〜沼山峠(13:35)
百名山93座目。残り7座では最もハードと思われる平ヶ岳に意を決して行ってきました。
コースは結構迷いました。車使わないので鷹ノ巣前泊は必須。どう入るか。簡単なのは会津高原尾瀬口駅からバスで御池に行って乗り継ぎなんですけど、これは遠回り感が強くて気乗りしませんでした。次に考えたのは鳩待峠から燧裏林道経由で御池に行ってバス乗り継ぎ。悪くはないのですが意外と歩行時間が長くて御池で乗り遅れのおそれもありそう。次に思いついたのが大清水から沼山峠まで歩いてそこからバス。これなら乗り遅れはほぼなさそうなので行きは決定。
帰りはどうか。その日帰るには15:48のバスまでに戻らないといけない。万全とするには鷹ノ巣連泊なんですけど、早く下りたとき時間余り過ぎるのもなあ、と思ったので多少不安ありながらもその日下山予定にしました。トムラウシのときその目にあってますし。
沼山峠〜船着場のバス、奥只見までの船は予約必要となっていたので一月ほど前に予約。予約するとそれに縛られるのが不安ですが、万一乗れなかったら大変なので仕方ありません。
ということで土曜。朝起きられるかはかなり高いレベルの問題ですが、そこはクリア。おなじみの橋本始発に乗って大宮を目指します。このルートでは西国分寺で1分乗り換えがあって、大丈夫かと思うのですが意外と余裕ありますね。大宮からは少しでも時間短縮のため新幹線利用。高崎から沼田へ。沼田から大清水へのバスは座席が全て埋まるくらいはお客さんいました。例年と比べてどうなんでしょうか。
大清水で降りると、一ノ瀬シャトルが待っています。非常に惹かれますが、満員になりそうだったので歩き。8月の尾瀬は初めてですが、暑いですね。岩清水がとても冷たくて癒やされました。
三平峠を越えて尾瀬沼へ。正直結構人いるなと思いました。大江湿原歩いているときににわか雨。森入れば何とかなるだろうと思って合羽着ないで歩き通しましたが、意外と濡れました。沼山峠あたりでやんで、暑いのですぐ乾いてくれましたが。
沼山峠から御池へのシャトルバスに乗ります。鷹ノ巣へ行くバスは沼山峠始発なんですけど、御池の方が待ち時間にできることが多いので一旦御池に行って正解だったと思います。
御池で1時間ほど待ってたら雷雨になりました。ずぶ濡れになりながらバスに乗り込みます。10人ほどは先客がいました。正直意外でした。
鷹ノ巣に着いて清四郎小屋さんにお世話になります。ご主人が昔ながらの山小屋主という感じのところです。docomoは使えませんが、wifiは遅いですけどあるので、メールくらいは問題なく使えるのは有り難いところです。日曜は早く出てしまうので朝食はお弁当に変えてくれました。
朝の出発はある程度明るくなったくらいのイメージでしたが、土曜も昼から雷雨。日曜の天気予報も昼からにわか雨という感じだったので、暗い中ですが4時過ぎに小屋を出ました。久しぶりに見る満天の星空の下、車道を歩くとすぐ登山口。少し食べ物入れて出発です。10台ほどの駐車場は満車でしたが、道路の反対側にも10台弱止められるスペースがありました。
ここからやっと山です。しばらく森の中の緩やかな道です。平ヶ岳まで10kmの標識。若干怖いですね。沢を橋で渡ると急な登りが始まります。それでもまだ元気だからか、それほど負荷は感じません。ヤセ尾根、ロープもある急登が続きます。前坂というポイントがわからなかったので、まだかという不安が強まりますが、どうも明示されていないようです。全体的にポイントにこだわらず自分のペースで休憩するのが良さそうですね。このヤセ尾根ゾーンで1箇所危ないところが。幅がかなり狭くて、そこそこ急斜面で、ザレが強め。登りは大したことないですが、ここ下りはちょっと間違ったら転落してしまいそうです。私は後ろ向きで四つん這いに近い状態で通過しました。みなさん楽に通過できてるんでしょうか。
きつい登りをこなしていると下台倉山につきます。ここからほぼ1700mのレベルが長く続くのですが、なにげにアップダウンがあります。これで結構体力削られる感じがしました。台倉清水は水場までどのくらい歩くか分からなかったので寄らず、白沢清水は出てませんでした。
白沢清水から山頂まで標高差400m近い登り。最初はじわじわという感じでこれなら楽勝くらい思ってたのですが、途中から斜度がかなり上がります。見上げると首が痛くなるくらいの登りです。道も岩場っぽくなって歩きづらいし、これまで地味に体力使ってきたところもあって結構きつい。それでも何とか登り、急に高原のようなところに出るとそこが姫池。このときはガスの中でしたが、ガスの中の池塘も絵のようで美しいですね。
ここからはきついところはありません。頂上付近にも湿原があって雲上の楽園という風情。20人以上は先客いらっしゃいました。姫池手前くらいまで全く人に会わなかったので驚きました。みなさん何時ごろ出てるんでしょうか。
山頂から玉子石へ。分岐を入って2〜3分ほどで水場ですが、とても細い沢です。タオル濡らすくらいは良いですが飲むのはちょっときつい印象でした。着いた玉子石。すごいな、とは思うところですが、玉子?という感じもなきにしもあらず。
ちなみに、docomoここだけ4G弱いながらも使えました。
さて、いよいよ帰途につきます。下りもアップダウンが地味に厳しいのか、思ったほどスピードは伸ばせず、結局登山口発から10時間わずかに越えたところでゴール。
バスが来るまで1時間ほどでしたが、とにかく虫が多くて参りました。予約してなければ鷹ノ巣まで戻って清四郎小屋で冷たいジュースでも飲んで待ってたかったとこですけどね。待ちに待ってきたバスは誰も乗ってなかったし。
最後、尾瀬口からの定期船がなかなか印象的でした。移動で船を使うってのはちょっと優雅な気分になりますね。
今回は最高の気分です。平ヶ岳、結構なプレッシャーのひとつでしたからね。
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