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Yamareco

記録ID: 2542018
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

試練のランカン尾根とご褒美のご来光@笊ヶ岳

2020年08月29日(土) ~ 2020年08月30日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
15:40
距離
22.2km
登り
3,506m
下り
3,487m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:39
休憩
0:00
合計
9:39
6:18
579
15:57
2日目
山行
4:47
休憩
1:02
合計
5:49
6:24
51
7:15
7:25
57
8:22
8:32
32
9:04
9:04
53
9:57
10:05
18
10:23
10:55
32
11:27
11:29
42
12:11
12:11
2
12:13
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
嗚呼、これを見るためにここに来たんだ!昨日の苦労もこのためだったんだ!これ以上何を望もうか!
14
嗚呼、これを見るためにここに来たんだ!昨日の苦労もこのためだったんだ!これ以上何を望もうか!

感想

https://yamap.com/activities/7492546
 残暑厳しいので3000m峰で涼みたい、でも人が少ないところということで今週末は白峰南陵の笹山に行こうかと思っていたら、山百ハンターのdimeifuさんから99座目ととなる笊ヶ岳へのお誘いがあり、同じ白峰南陵なのでお話に乗らせてもらうことに。(どちらも山百四天王の一角)ルートは急登で名高い老平から布引山経由の笊ヶ岳ピストンではなく、dimeifuさんの温めていた往きは笊ヶ岳の東尾根のランカン尾根で小笊ヶ岳経由で笊ヶ岳で一泊、朝、小笊越しのご来光を鑑賞して、一般ルートの布引山経由で老平に下山するのんびり山行とすることにしました。でも決してのんびりではないことが分かりました。。。

Day1
 のんびり山行なのでということで6時ごろ老平に到着したらほとんど駐車場が一杯でした。。。いけませんね、たるんでます。支度をしてから硯の里キャンプ場まで林道で、そこからランカン尾根で一路、笊を目指します、標高差2000m以上wいきなりの急登、バリルートなので整備もされておらずほとんど直登に近い。たまに勾配が緩むことがあってもまたすぐ急登!テン泊装備に5.5Lの水が重く、すぐにヒーコラ状態。P1828までひたすら急登の波状攻撃、4時間半かかりました。ここでやっと時間的に半分近くでしょうか、標高差はもう半分以上稼いでいますが、ここからは下って登ることを繰り返すことで徐々に標高を上げていきます。苔むしたシラビソの林のアップダウン、南アの樹林帯らしく、田代から小無間山の間のP1からP4を思い出しますが、それより格段に長い工程です。多分小笊が見えた時には白目をむいていたと思いますw10時間近くかかって笊ヶ岳へ到着。もうPM4時近く、雲の量が多めで、富士山も南アの主峰も明瞭には見えませんでした。明日の朝に期待。もうほとんど登山道にはみ出してましたが、早々に幕営の準備をして、食事をして明日に備えて就寝しました。本当に疲れていたので良く寝させてもらいました。

Day2
 翌朝、朝4:30頃に起床して日の出前の山頂に行ってみると、少し明るくなった東側の小笊越しに富士山が見えてます。5時過ぎの日の出の前後の、ブルーアワー、マジックアワーで表情を刻々と変える360°の眺望を楽しみました。これ以上何を望むでしょうか?大満足です!もちろんいつもではないでしょうが、このご褒美があるので昨日の苦労も納得!テン泊も癖になります。写真撮りすぎで整理が大変、dimeifuさんのレポも見てください。名残惜しいですがテントを撤収して朝飯を食べてから下山します。今度は一般経路の布引山経由です。布引山は眺望がないですが、過ぎた後崩壊地が沿いに歩くところで西の南アの峰々と東の富士山が一望できるところがあり、そこでお別れ。樹林帯の中を標高を落としていきます。広河原まで急こう配で下りますが、一般道は整備されていて歩きやすいですね。急こう配もちゃんと九十九折りになっているし。。。。広河原では靴を脱いで渡渉、私は水を補給しました。5.5Lで足りなかった。あとは沢沿いにいくつかつり橋を渡りながら老平に下山。下りは結構休み休み下りましたが6時間足らずの工程でした。お疲れ様でした。これで山百四天王は残り笹山だけとなりました。
 その後、ヴィラ雨畑の温泉で汗を流し、富士吉田で腰の強い吉田うどんをいただいて家路につきました。

 テン泊装備でありましたが、ランカン尾根はかなり大変でした。私のドM山行でもの三本の指に入ると思います。黒戸尾根で物足りないと感じている貴兄にお勧めいたします。ぜひ挑戦ください。でもご褒美の翌朝の日の出鑑賞はそれを補って余りあるものでした。せっかく登ってすぐ下山するのはもったいないです。(といって幕営地は狭いですが)計画して下さり、ご一緒させていただいたdimeifuさんに感謝申し上げます。

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