菰釣山 - マジ!?登ったつもりの鳥ノ胸山には登っていなかったことが判明。
- GPS
- 07:40
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,285m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 7:38
08:15 登山道入口
08:45 菰釣避難小屋
09:25 菰釣山
10:22 ブナ沢ノ頭
10:44 中ノ丸
11:20 城ヶ尾山
11:28 城ヶ尾峠
11:55 大界木山
12:20 浦安峠分岐
12:58 城ヶ尾峠登り口
13:15 浦安峠(迷走による)
13:38 平指山
13:48 雑木ノ頭
14:25 道志の森キャンプ場
14:53 道の駅どうし
天候 | 小雨から小雪のち曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅のせいか一晩中意外と車の出入りがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<道の駅どうし-尾根> 大半が林道歩き。 登山口はわかり辛い。案内板があり梯子のような木段がある登り口(旧道?)には入らず、手前のピンクテープがある場所(新道?)から入った。(たぶん正解) 尾根手前の20分くらいだけが急登。 <菰釣山-大界木山> 当然上り下りはあるが、尾根歩きで気持ちが良い。 ただ、この時期は雪で滑りやすい。特に下る際には注意が必要。 <尾根-浦安峠> 尾根からの分岐は踏み跡から判断できるが、ヤブ漕ぎで踏み跡不明瞭。 私は、初めにはあったテープを見失っても強引に進んでしまったが、たぶん正しいルート上にはテープがあったのではないかと思う。 後で確認すると、主尾根から分岐後は右(北)の支尾根(またはカラ沢)を下るようである。(事前に調査しておくことを勧める。) <浦安峠-雑木ノ頭> 最初だけの急坂を登れば、十分静かな尾根歩きを楽しめる。 <雑木ノ頭-道志の森キャンプ場> 一気の下りで、補助ロープあり。 道志の森キャンプ場に出てから迷うが、まず川を越えることを目指すこと。渡りさえすれば朝歩いた林道に出られる。 |
写真
感想
今日は、もうホントがっかり。もうバカバカ、俺・・・だ。
3連休の中日。予報は晴れということで、丹沢の奥、菰釣山へ。(「こもつるしやま」って読めないし、なかなか覚えられない。)
朝は、夜明け前の道路凍結が気になったのと、最近買った車中泊用のシュラフを試したかったこともあって、夜中の2時半頃に「道の駅どうし」に車を止め6時半頃まで仮眠してみました。
今日のルートは大まかに言って、菰釣山-大界木山(「おおとめぎやま」これも読めない)-鳥ノ胸山の周回なので、初めの林道歩きは少し長くなりますが、車は道志の森キャンプ場ではなく、ココ道の駅どうしを起点にした方が都合が良いわけです。
道路は相模湖ICから奥相模湖に抜ける県道76号線を通りましたが、車の表示によれば4℃で凍結箇所はありませんでした。逆に晴れの予報に反し小雨がちょっと降っていました。
シュラフの方は、快適温度-10℃のダウンだけのことはあり全く問題なし。でもですねぇ、道の駅って一晩中けっこう車の出入りがあるんですねぇ(私もその一人かもしれないですけど)。中には、ここに住んでるの?みたいな人もいたり・・・神経質な私は、何度も起こされ熟睡できませんでしたし、朝になっても周りの人の行動が気になって、なかなか自分のペースで動き出せない始末で、いい勉強になりました。
何とか7時過ぎに出発しましたが、霧雨のような小雨が降っています。菰釣山に向かう途中からは、アラレと言うには小さい小雪に変わり、好転しそうもなかったので、菰釣避難小屋でザックにカバーを掛けました。カッパは悩んだ末、暑くなるのでジャンパーのまま。ゲーターも付けませんでしたが、これは付ければ良かったと後で思いながらも、キッカケがなく最後まで付けませんでした。
何より問題だったのは靴です。普通のトレッキングシューズなので、徐々に浸み込んでいき、ジッとしているとつま先が冷たくなります。思えば、一部に雪が残っている山道の経験はありますが、全体を通してこんな状態での山歩きは初めてでした。幸い、気温がそれほどでもないため、動いてさえいればギリギリ体温で冷たくなるのを防げますが、これからの季節では対策が絶対に必要なことが確認できました。
菰釣山から大界木山までは、予想通り静かな稜線歩きができました。特に木の枝に着いた雪が、少し離れてみると何かの花のようなまさに雪の華で、終始ゼロだった展望を補うに十分な素晴らしさで目を楽しませてくれました。
大界木山近くから浦安峠に下る点線ルートでは、ルートを誤り何とか復帰できましたが40分ほどロスしました。
分岐点は踏み跡が明瞭でテープもあったので、少なくとも降り口は間違っていなかったと思います。5分ほどでテープが無くなりましたが、ヤブの中に踏み跡と思しき道が続いているように見えたので、強引に進んでしまいました。そのうち完全に道が無くなりましたが進むことはできたので、とにかく尾根筋を進んで行き林道に出ました。
手持ちの地図では林道が確認できなかったので、ここがどこなのかわかりません。ただ、下って行けば少なくともキャンプ場にはたどり着けるだろうとの方向感覚だけで下りました。
しばらく歩いて行くと、ちょうど山から二人組が下りて来ました。そこには「城ヶ尾峠登り口」の案内板が。だいぶ西側に下りてしまったようです。少し話をして一緒に帰路に付くことも考えましたが、まだ時間はあり明日も休みだし、何より悔しいので浦安峠を目指して、今下ってきた林道を上ることにしました。そして期待通り15分ほど上ると浦安峠らしき、鳥の胸山の案内がある峠に着きました。(浦安峠の標示は見当たりませんでしたが。)
浦安峠から鳥の胸山への道は、初めだけ急登がありますが、その後は支尾根とは思えない尾根歩きができました。穴場かもしれませんね。
相変わらず誰に会うこともなく快調にとあるピークにたどり着くと、なんといきなり十数名の団体さんが狭いピークを埋め、リーダー(引率者?)らしき人が何やら説明中でした。
私は、遠慮がちに声を掛け、中央にある「鳥の胸山」と書いてある案内表示板の写真を撮り、そそくさと通り過ぎましたが、悔やみきれない大失態を犯した瞬間でした。
鳥の胸山を通過してしばらくは、以前に榛名富士の登山中に遭遇したツアー客に前途を阻まれたことなどを思い出し、「今日は、登山道で追いつくパターンじゃなくて良かったぁ。」などと考えながら、補助ロープがある急坂を下り切った辺りで、ふと我に返り、「待てよ、案内板には、コッチは道志の森キャンプ場って出ていたな。変だぞ。」さっき撮った写真を改めて見てみると、あそこは鳥の胸山ではなく雑木ノ頭だったらしいことが判明。以前に奥武蔵の鳥首峠の標示板を見誤ったミスをまたしても犯してしまったのでした。(方向を示しているのに、その場所を示しているものと誤解するミス)
時間的にこんなに早く到着できるはずがないのに、帰路に道志の森キャンプ場は通らないはずなのに、何故そこが鳥の胸山だと思い込んでしまったのか・・・団体さんのせいにするわけにはいかないでしょうが、人込みで鳥の胸山方面への道が見えなかったことと、一刻も早く遠ざかりたいという思いから、熟考する冷静さを失っていたのでしょう。
急坂を引き返す手もありましたが、もうだいぶ下ってしまっているし、その気が失せるほど精神的ダメージは大きく、そのまま道志の森キャンプ場経由で道の駅どうしに戻りました。
それにしても残念無念。
雑木ノ頭から道の駅どうしへの、道志の森キャンプ場を経由するルートと鳥の胸山を経由するルートを比べると、所要時間は15分ほどしか違わないのに、何故わざわざ朝通った林道をまた歩かなければならなくなったのか。あー、もー腹立つー。
加えて、この天候もあって今日は結局昼食を取れず、行動食用に持参したチーカマ2本とクランキー・バー、あたりめ(スルメ)でしのぎました。バーナーや水で約2Kgを無駄に担いだんだなぁ、と思うと増々腹立たしいったらありゃーしない。
ちなみに靴は完全に水浸し状態となり、車に戻って脱いだ靴下は気持ち良く絞れました。
今日は反省点が多いので、珍しく挙げてみる。
1.車中泊場所として道の駅は個人的に向かない。
2.靴の防水対策を検討する。(雪道だけでなく急な雨の場合も考慮)
3.案内板の内容をよく確認する。(判明内容を声に出して言う等。笑)
4.道標のテープを見失ったら、あった場所まで戻って再探索する。
5.点線ルートは特に、事前に詳細な地図(1/25,000以上)でルートを確認しておく。
6.悪天候時の昼食について対策を検討する。
鳥の胸山の借りは、いつか絶対に返す。
このまま今年の山歩きを終わらせるわけにはいかない。
と、固く心に誓う、今日この頃であった。
kinoeさん、こんばんは。
大界木山から浦安峠へのルートはなかなか難しいですね。
私も先月、反対側(浦安峠)から進んできましたが、なかなか主稜線にたどり着かず。
26/40の写真から右に折れてしばらくすると木にテープが巻きつけられた所があって、その先を右に鋭く曲がらなければならないのですが(曲がった先の木にもテープあり)、直進もそれなりの濃い踏み跡があるので、そのまま行ってしまったのではないでしょうか。
27/40の写真辺りで、こんなはずはない、と思って引き返しましたが、サインが全くないので、気づきにくいと思います。
ここの点線ルートは1/25,000の地形図にも出てなかったルートなので、おかしいと思った時には引き返すことが重要なのですが、判断する時点が難しいです。
hirokさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
やはり、分岐後すぐ右だったようですね。テープも探しては見たのですが見当たらず、踏み跡に誘われてしまいました。
hirokさんのGPSログを拝見すると、なるほど鋭角に(西方向から北東方向に)曲がっているのがわかりますね。
曲がった先にあったらしいテープは見えなかったんでしょう。
次回歩くことがあれば、大丈夫だと思います。
でも、多少時間をロスする程度のミスだったら、それも一興かもしれませんね。
これからも、それぞれのペースで、山を楽しみましょう。ありがとうございました。
kinoe
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