川場谷野営場から武尊山往復
- GPS
- 06:13
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ 無風 気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
分岐が多いため、自分の進む方向をいちいち確認したほうがいい。また、登山道は全般に滑り易くてスリップし易かった。 |
写真
感想
川場谷野営場から武尊山を往復してきた。道中暑くて大変だったが、山頂からは久々展望が得られた。
川場谷野営場には2:55に到着。真っ暗。先客は1台のみだが、静かなので寝ているのかもしれない。途中のダートの道には少し気を使ったが、なんとかここまで来ることができた。広い駐車場で、晴れていたら気分が良さそうだ。準備とパッキングをして3:06に出発。ヘッドライトを点灯して歩く。始めは林道の続きのような緩い坂が続いたが、じきに本格的な登山道に。到着時のクルマの温度計は18℃程度だったが、ムシムシしていて、歩き始めるとものの10分で汗が出始め、15分で汗が噴き出てきた。この時間であれば涼しいかと思ったが、炎天下での行動に比べて涼しい程度であって、快適な登降とは全く言えなかった。天気は、駐車場までの道中は月も見えていて悪くはなかったのだが、標高を上げるうちにガスに包まれてきて、ヘッドライトの灯りがガスに反射されるようになってきた。今シーズンはどこに行ってもガスばかりで、今日もか、と思ってしまった。それでも暑い中順調に高度を上げ、4:40に前武尊を通過。暗いので周囲はよく分からなかったが、ここは冬に何度も来ているので、像があるのはよく分かった。前武尊までは登り一辺倒で、途中滑り易い所も多くて難儀する箇所もあった。途中で、足を滑らせて右の脇腹をしたたか打ち付けたこともあった。行動中は傷みをそれほど感じなかったが、帰りの車中や、これを書いている今も脇腹というか、肋骨あたりに傷みがある。
前武尊まで上がるとあとは大きく登る箇所はない。この先アップダウンを繰り返しながら距離を稼いで本峰に達する。5:22家ノ串山で今日初めての大休止。座って食料を消費し、水分を取る。前武尊までの登りで大汗をかいたので、ここまでで持ってきた2リットルの水分のうち1/3程度を消費してしまう。しかし前武尊より先は体力的には楽なので、その点は助かった。家ノ串山に着く頃にはさすがに夜は明けてヘッドライトは不要になっていたが、天気は曇りで展望は全くなかった。今日もガスか、とおもいつつ先に進む。この先はもうきついところはなくて、ガスさえ取れれば、と思っていたら、徐々に東の空が赤くなり始めてきた。三ッ池のあたりを通過する頃にはだいぶガスも取れてきて、川場スキー場方向の稜線も見えるようになってきた。展望に期待しつつ最後を登り切り、6:06に山頂に到着。出発からぴったり3時間かかった。展望だが、東の方角はガスがまだかかっていたが、南や西のほうはガスもなく、久々に山頂での展望を引き当てた。しかもこんな早い時間に山頂に至る登山者はいないと見えて、貸し切りだった。座って休憩しつつ、あたりの景色を楽しむ。山頂に至るまでに、草に着いていた夜露朝露に濡れて、体もザックもびしょ濡れだったが、山頂付近は風もなく、むしろ少し濡れていたほうが涼しいくらいだった。無風無人の山頂なんて、早起きして登ってきた甲斐があるというものだ。
20分ほど休憩して6:26に下山開始。待てば待つほど天候は一時的にせよ回復して展望も得られるように思えたが、今日は午前中から雨が降る予報なので、長居は無用と判断した。帰りも来た道をひたすら戻る。ただ行きはガスで全然見えなかった稜線が、帰りはかなりよく見えるようになった。時々振り返って写真を撮りつつ進む。相変わらず人の姿はなく、貸し切りの登山道を進む。帰りは家ノ串山は素通りし、川場剣ヶ峰の方向に進んでみる。岩場に上がるための鎖やはしごもかけてあるので一般向けかと思ったが、途中まで上がると、かなり高度感もあるし、何より足下が滑って危なっかしいので、進むのは諦めて戻ることに。安全第一、巻き道で十分。これで帰りに不動岳方面に寄るルートも諦めが付いた。しかし前武尊に到着後、誤って不動岳方向に進んでしまう。登り返して5分ほど時間をロス。この頃になると、オグナほたかスキー場からか、自分と同じ川場谷野営場からかは不明だが、登って来る登山者とすれ違うように。それでも数パーティ程度と数は少なかった。いずれにせよ、今日は雨というか、雷雨のようになる予報なのだが、こんなにのんびり歩いていて大丈夫なのか、他人ながら心配になる。前武尊から先は厳しい下り。転げ落ちないよう、滑らないよう注意して進む。打撲はもう嫌だ。スキー場が間近にあるのは、登りの時は真っ暗で気付かなかった。誤ってスキー場に進まないよう注意して歩く。不動岳との分岐を過ぎればあとは緩やかな下り。標高が下がって暑さもぶり返してきたが、もう少し歩けばゴールなので辛抱して歩く。駐車場には9:14に到着。クルマは増えていたので、途中ですれ違ったパーティもここを使っていたようだ。
後片付けをしていると、これから登る登山者の姿。今日は雨予報から変わったのか?と思ったが、その後雨雲レーダを見ると川場村や片品村は真っ赤になっていたし、やはり雨はあったはず。こちらは、深夜から早朝にかけてガスに包まれ展望ゼロだったが、その後天気は回復し、稜線や山頂では久々に晴れ、帰りも駐車場まで雨に降られることはなかった。
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