東天狗岳:雨雲と伐採作業に泣いた南八ヶ岳(麦草峠〜海尻駅)
- GPS
- 08:21
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 966m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:13
天候 | 曇り、山頂付近は雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし |
写真
感想
18きっぷ9回目。
どこも天気が怪しかったため、難易度が低く、かつ森林限界を越える未踏のルートを選んでみました。
山頂付近が雨雲に覆われていたものの、順調に下山できたのですが、最後にトラップが待っていました。
【コース状況】
■麦草峠〜丸山〜高見石小屋〜中山展望台
・麦草峠から茅野側に若干戻ったところに、トイレ(洋式・水洗・給水不可)があります。
・麦草ヒュッテには登山届があります。
・丸山までは、踏み跡が明瞭で危険箇所はありませんが、若干が歩きにくいです。
・丸山から高見石小屋までは、比較的歩きやすいです。
・高見石小屋から中山までは、傾斜が一定で、疲れにくいです。
・登山道は、露岩が多く、経験やスキルによって、歩きやすさが変わってきます。
・中山の展望台は、晴れていたら展望が開けていますが、今回は残念ながら真っ白でした。
■中山展望台〜中山〜中山峠〜東天狗岳
・中山展望台からすぐそこに中山の山頂があります。
・中山の山頂直下は急傾斜ですが、すぐに傾斜が緩み、中山峠に到着します。
・中山峠から東天狗岳までは、緩急がはっきり分かれた登山道となります。
・平坦区間は危険箇所はありませんが、登り区間は岩場が中心となります。
・途中で、雨が降ってきます。というか、雨雲の中に入ります。風もそこそこ強くなります。
・山頂手前で、向かって右側の巻道を通って、2つの岩峰を巻いていきます。
・東天狗岳の山頂は独り占め。ただ、風も雨も強くなったため、集中力が切れないうちに下山します。
■東天狗岳〜根石岳〜根石岳山荘
・東天狗岳から夏沢峠方面への山頂直下は、若干ガレた鎖場で始まります。
・難易度は高くないのですが、雨と風のせいで、緊張を強いられます。
・途中、白砂新道へのエスケープも考えましたが、ザレた巻道のようだったため、悪天候では通過するべきでないと判断し、安全を取ってこの間通ったばかりの夏沢峠へのルートを選択。
・根石岳の手前のハイマツ帯の中で、ようやく雨と風を凌げる状態となったため、小休憩。
・根石岳山頂からは、再び雨と風に晒される状態となりましたが、それも次のピークの箕冠山まで。
・途中、根石岳山荘があります。トイレ(未確認)、水場あり。
・天候が悪化したら根石岳山荘に避難しようかとも思いましたが、目と鼻の先に箕冠山山頂があるため、スルー。
■根石岳山荘〜箕冠山〜夏沢峠〜本沢温泉
・箕冠山山頂は樹林帯の中にあるため、ようやくここで雨と風から開放されます。
・あとは本沢温泉を経由して海尻駅まで降るだけです。
・夏沢峠までは、よく踏まれた傾斜が緩い降りとなります。
・1箇所、登山道が付け替えられていましたが、特に歩きにくいわけでもないです。
・夏沢峠の2つの山小屋は営業を終了していたため、トイレは使えません。
・夏沢峠からは、急傾斜の斜面をジグザクに降りていきます。若干浮き石がありますが、歩きやすいです。
・やがて、沢沿いの登山道となり、野天風呂が見え、次いで本沢温泉の小屋にたどり着きます。
■本沢温泉〜登山口
・本沢温泉には、簡易トイレ(和式・簡易水洗・100円)と水場があります。もちろん温泉もありますが、今回は終電に間に合わないため、スルー。
・小屋を少し過ぎると、テン場もあります。
・本沢温泉から登山口までは、登山道というよりも少し狭い林道のような作業道となります。非常に歩きやすいですが、単調で飽きます。
・一部、崩落地があるため、そこは高巻いて通過します。
・ひたすら作業道を降っていくと、やがて林道となり、登山口に到着します。
・登山口からは、そのまま真っすぐに尾根上の林道を降る予定でしたが、ここでアクシデント発生。
・なんと、伐採作業で林道が通行止め(というか立入禁止)。
■登山口〜海尻駅
・焦って地図を見ながら迂回路を検討するも、これといっていい案が浮かびません。
・ダメ元でスマホの機内モードを解除すると、かろうじてアンテナが立ったため、Google先生に助けを求めました。
・すると、なんと終電ピッタリの時間に到着する迂回路をはじき出してくれました。
・あとは1時間半かけで、ゴリゴリ海尻駅に降っていくだけです。
・どうにか予定よりも10分ほど巻いて、終電15分前に海尻駅に到着。
【まとめ】
・麦草峠は、渋の湯や唐沢鉱泉よりも標高が高いため、天狗岳へのルートとしては負担が軽いです。
・白駒池とにゅうを経由して丸山・中山を巻いていくと、さらに負担が軽いと思います。
・東天狗岳の山頂周辺には岩場がありますが、難易度は高くないです。
・本沢温泉からの降りは、単調な作業道ですが、テントを担いで登るぶんには、ある意味理想的な登山道かもしれません。
・ただ、海尻駅から歩くとなると、相当距離があります。
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