編笠山・権現岳(82-83/梨百):電タク利用でズル駅八、半袖隊長、観音平から甲斐小泉駅へ


- GPS
- 07:22
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,381m
- 下り
- 1,899m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:21
累積標高(上り): 1308m / 累積標高(下り): 1821m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:37.835=15.65+(1308÷100)+(1821÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献



◆分県登山ガイド14山梨県の山(山と渓谷社2016年版)
❶46赤岳:八ヶ岳の盟主に登り、南八ヶ岳の核心部を縦走する
❷47編笠山・権現岳:観音平を基点に八ヶ岳最南部の伽藍を巡る
❸3737さん:2013年10月13日(日)激混みのあずさ号で編笠山へ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-357834.html
❹cyberdocさん:2017年06月17日(土)権現岳・編笠山(長坂駅・三分一BS〜スパティオ小淵沢BS・小淵沢駅)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1172739.html
天候 | ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注1)高尾駅乗換時に寝過ごしてしまい、予定(0827着)より一本後の電車で小淵沢駅へ (注2)小淵沢駅から予約したタクシーで観音平へ(約20分/3,440円/クレカ払い) 小淵沢タクシー0551-36-2525…平日でも予約推奨=出張族利用多し 観音平から小淵沢に戻る場合は送迎料540円?が加算される 【復路】甲斐小泉駅1723 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注1)小海線・中央線・京王線とも空席多数 (注2)京王線は明大前まで行って折り返す方が早着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]![]() [総論]久しぶりに標高2000mを越えた道は、気温・湿度の観点から(奥多摩で耐暑訓練していた身からすると)極楽街道でした。 権現岳・三ツ頭からの下りがとても長いのが難点ですが、特筆すべき危険箇所・難所はありません。 ギボシ山腹をトラバースするクサリ場も、上り基調のためさしたる高度感もなく 、足許は広くしっかりしていました。 ヾ儔司拭訴坡淹 基本は緩やかな登りです。よく歩かれているため道が掘れ、目立つ段差を避ける側道?が多いです。 拙者は山頂直下の急坂で側道から獣道に入り込み道を失い、ハイマツ・シャクナゲと格闘する失態を犯しました。 例え側道を歩い区にせよ、すぐに本線に戻ることが重要です。 ∧坡淹魁糎現岳 本日一番のプロムナードです。 概論に書いた通り、ギボシ山腹のクサリ場は登りで使う限り特に危険はありません。 但し足元は岩クズがざくざくしているので、落石には注意です。 8現岳〜三ツ頭 すぐに一枚岩のクサリ場がありますが、後ろ向きで降りました。 その後は安心の尾根道歩きです。 せ哀墜〜小泉登山口 傾斜は緩やかですが、とにかく長い下りなので飽きてくるかもしれません。 地図上では直線的に見えますが、意外にクネクネしています。 尾根筋やササ原の道では踏み跡が明確ですが、幅広い尾根では部分的に踏み跡が薄くなるので注意してください(⇒赤テープ等あり)。 ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★泥濘状況 ![]() ★残雪状況 ![]() ★蜘蛛の巣 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() ☆山行後体重 ![]() ⇒終日で水分を約1.5ℓ+食料(バナナ2本+お握り小3個+バーガー1個+塩分補給剤5個+食べる小魚少々+柿の種小袋)を補給 |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ![]() ★トイレ ![]() ★携帯 ![]() ★食料調達処 ![]() ★酒類調達処 ![]() ![]() ★お土産処 ![]() ★飲食店 ![]() ★温泉 ![]() ★宿泊施設 ![]() |
写真
感想
猛暑の奥多摩での耐暑訓練にも飽きてきたので、遂に都外へ越境。
9月も中旬となれば日の入り時刻がかなり早くなってきたので、溜めてきた日帰りロング計画を早めに片付けたいとの思惑もある。
そこで他県越境第一弾は南八ツの編笠山&権現岳。
南八ツを代表する両山は山梨百であり、分県ガイド(山梨県の山)にも掲載されている。
残り5座となった分県ガイドリストを消し込む意図があるのだが、コロナ禍で登山禁止となった本家・富士山が残っているので、当面、完登するのは無理である。
まぁ、心残りがないように…老化が進まぬうちに登っておいて損はない。
さて、電車バス日帰りは(拙者の脚力では)難しいので、(3737さんレコで見た)小淵沢駅から観音平までタクシーを利用する電卓ならぬ電タク(電車・タクシー)作戦である。
出来るものならタクシー利用は避けたいが、さりとてタクシー利用しなければスタートラインに立てないから致し方ない。
それに今回の逆コースである甲斐小泉駅への向かう長坂駅からのコミュニティー(北杜市民)バス運行形態が今季から再編され、朝便がなくなってしまったとの背景もある。
特急利用より先に小淵沢駅に着く普通電車に乗って行けば観音平登山口には9時前に着く。
午後5時台の列車に乗りたいので、許される行動時間・約8時間のうちに編笠山・権現岳と登って何処に(歩いて)下るか…で相当悩んだ。
山行計画機能を使ってみると…
‐淵沢駅:約18.0km、↑1355m↓2048m、18時27分(到着予定/CT9掛け)
甲斐大泉駅:約13.44km、↑1260m↓1673m、17時42分(同上)
9暖緇泉駅:約14.4km、↑1254m↓1751m、17時15分(同上)
小海線までもっとも早く降って来る甲斐小泉駅(17時23分に乗れる)にしようと前夜遅く(未明)まで悩んだのが失敗だった。
首尾よく始発電車で出発したものの、中央線に乗換える高尾駅にてまさかの寝過ごし…。
寝ている間に中央線(松本行き)が出て行ってしまったのである。
踏んだり蹴ったり…ではあるが、せっかくなので甲府駅までは行き、作り溜めしてある計画の一つ・八人山にでも行くかと気落ちしながら電車に揺られる。
雲が多くてイマイチだった天気は、笹子トンネルを越えて甲府盆地に入ると一面に青空が広がっているではないか。
う〜〜ん、気温は低いし、こんな日に行けないなんてもったいない…。
と思って、「観音平9時半出発/CT9掛けを0.85掛け」に再計算してみたら、17時台の列車に乗れそうな結果となった。
「よし、やっぱり行こう、途中の編笠山から戻ってもいいじゃないか」と急遽、タクシー会社に電話し、平謝りで予約時刻を変更(30分遅くする)した。
そんなこんなの背景があって、下山して小海線電車に間に合うかどうか?との不安感でいっぱい。
(注)もっとも後続の18時30分台に乗っても帰宅できる。
オマケに編笠山の山頂直下で道を誤り、ハイマツ・シャクナゲを格闘する結果となり、恐らく15分ぐらいはロスしたと思う。
編笠山から見た南八ツ主峰群の眺めは迫力があった。
でも、権現岳まであんなに遠いの…と軽くショックを受けましたが…。
南アルプスは雲に隠れるも、富士山も頭の先っぽだけも見えたしね。
ギボシ山腹を伝う有名なクサリ場には不安いっぱいでしたが、実際にはそうでもありませんでした。
でも下りに使うともう少し恐怖心を感じるかもしれません。
権現岳では編笠山・ギボシ方面がよく見え、縦走路が手に取るように分かりました。一方で、赤岳・阿弥陀岳は完全に雲に隠れてしまい真っ白けで残念でした。
しかし三ツ頭を超えてからの下りは長かったなぁ…。
よくこの逆コースをcyberdocさんは登って小淵沢駅近くまで下ったものだと感心しきりでしたよ。
やはりホントは●態なのでしょうね(笑)(^^)v
編笠山で目標タイムをクリアし、権現岳・三ツ頭でも想定タイムより先んじ、その後は順調に甲斐小泉駅まで下れたのは幸いでした。
甲斐小泉駅には列車の30分前には到着し、「終わり良ければ総て良し」の結果となりました。
でも長い下りで市はガクガク…連チャンが利かない年齢(トシ)になってきました。
教訓…ロングの前夜は早寝して、乗換には万全を期しましょう!
【今回登った主な山】
★編笠山(あみがさやま)2524m:初…山梨百(82座目)、甲州百(76座目)、長野百(58座目)、分県ガ(61座目)、2500峰(83座目)
★権現岳(ごんげんだけ)2715m:初…山梨百(83座目)、甲州百(77座目)、日本百高(62座目)、分県ガ(62座目)、2500峰(84座目)…など
★三ツ頭(みつがしら)2580m:初…甲斐百(53座目)
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
【個人用過去レコリンク:南八ヶ岳関連】
❶2018年09月23日(日)〜24日(月):赤岳・天狗岳:県界尾根in・根石岳(泊)・稲子湯out、半袖隊長、八ツ人気エリアを初縦走
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1596716.html
❷2018年09月22日(土):天女山:甲斐大泉駅から清里駅へ、半袖隊長、八ヶ岳山麓を逍遥
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1590556.html
tsuiさまレコと同じ逆回りだ〜と思ったら、
長坂駅の朝バス無くなっちゃったんですねー
レコ読み返してみたら、隊長と高尾駅で同じ列車だったんだ〜
あの時のちょっと心配げな隊長の口調が気になったんだな〜
yamahero先輩に唆されたけど、さすがにきつい初駅ヤツだったな〜
あの重い
隊長も同じようなところでプチ道間違いか〜
3年も前か〜あれからしばらくヤツ行ってないな〜
いろんな思いでレコ拝読しました
PS ソルティライチジェル、僕も買っちゃったんですが意外と低カロリー
主成分は水のようです(笑)
隊長
お疲れさまでした
標高1,560mからのスタート、『く〜
ちょっと前に、標高1,000メートルを超えると涼しい♪なんて言っていた自分が悲しくなります。
でもこの苦労は裏切らないですよね!
暑さに強い体が出来たと信じたいです。
そろそろ山梨・栃木へ遠征したいと思い始めたところにこのレコ。
遠くに行きたい気持ちに火が点いてしまいました
が、実家の父上様から『連休には三島に帰って来い』コールがあったので、なかなか思うようになりません
こんばんは😄
コロナ禍での東京脱出、いいですね(^_^)
八ヶ岳は何度も行ってますが8割南ばかり。
赤岳も何度も、初ブロッケンも初コマクサも、八ヶ岳最高(^_^)
公共交通機関では制約が有りますね。
お疲れ様でした😊
数年前の青年小屋でのエピソード。
オーナーはエベレストも登頂して、私と同い年。
談話室?娯楽室には楽器が多数。
オーナーは不在でしたが同泊の方々と歓談がはずみました(^_^)
誰かギターを弾いてみませんかに挙手。
オーナーとセッション予定の曲を披露。
20〜数名の方達と大盛り上がり。
数少ないオリジナルの曲で自作のCDアルバムのタイトル曲でした。
翌朝、若い山ガールの二人から「次はアルバムで、」
お世辞とは知りながら楽しく過ごせた南八ヶ岳青年小屋。
忘れられない思い出です(^_^*)
実は甲斐小泉駅に下ってから長坂駅行きバスがないか調べたのです。
すると今年4月に運行形態を大幅に変更されており、朝方の甲斐大泉駅や清里駅行きバスもなくなっていました。
とても貴重な路線だっただけに残念ですね。
松本行き電車の中でお会いした際、拙者は大弛峠から北奥千丈岳を経て乾徳山登山口に下りました。
「駅八」は強者の間で少し流行っていましたが、拙者にはとても縁遠い存在。
今回、ズル「駅八」してみて、それがよく分かりました。
ソルティライチジェル…近くのドラッグストアで見切り処分品として69円で売られていたんです。
低カロリーと言うことは…エネルギーチャージにはならないってことですね
あと2個の在庫があります
「観音平の標高は1560m!」とタクシー運転手が頻りに強調していました。
奥多摩湖畔から汗をだらだら流して標高差1200m上がってようやく三頭山頂上とは大違いですね。
奥多摩の低山に親しみすぎると、権現岳標高2700mが嘘のようです。
割りとあっさりと登ってしまうものなのですね。
そう考えると、猛暑の奥多摩で鍛えた脚力はホンモノかもしれません。
来る四連休……天気予報は雨模様ですから、心置きなく親孝行できるのでは?
拙宅でも1号隊員は久しぶりに里帰りです。
青年小屋は赤い提灯がぶら下がっていることでも有名ですよね。
名前からして若々しいイメージがありますが、昔からそうなのですね。
山小屋で音楽会
ギターを抱いた渡り鳥……ならぬteheheさん。
拙者はオーボエならぬ大ボラを吹くぐらいです。
次は栃木のあの山を狙っているのですが、ぱっとしない天気が続きますね。
こんにちわ。
高尾で寝過ごしたというのに、コースタイムを取り戻すとは、すごいです。
隊長さんの山梨百を見せていただいたら、権現岳と編笠山が今回が初ですか。ベテランだから、もう何回も行ってらっしゃると思っていました。
だんだん少なくなると、行くのが大変になりますね。
来年は、富士山に行けるといいですね。
お早うございます<(_ _)>
立川駅で中央線に乗換え、八王子駅での記憶はあるのですが、その後、不覚にもストン!と寝入ってしまったようです。
そのまま東京駅方面へ折返さなかっただけマシだったのかもしれませんが、かなり凹みました
これ…前歴があって、今回は2回目なんですよね
拙者の登った山梨百は、大半が電車バスだけで日帰りアクセスできる山です。
今回はタクシー利用してようやく83座になりましたが、電車バスだけだと90座にするのも難しいでしょう。
今後はタクシー・レンタカー・前泊など折り込まないと完登は無理ですねぇ。
富士山
実はヤマップメインで使っていてコメントに気づくのが遅くなり、さらにはコメントへの返信の仕方もわからずこちらの記録にコメントする形でレスさせていただきます(´。・д人)゙
あのときは既に膝痛がかなりひどく疲れもかなりたまっていてちゃんとお話出来てたか定かではなく、権現岳山頂の行き方を正確に伝えきれていたか気になっていました。無事登頂されたようでホッとしています(^o^;)
僕はベテランどころかまだまだペーペーの初心者で初八ヶ岳で南を全部行ってしまおうと勢いこんだはいいもののあえなく敗退、半分は別の機会に行くことになりました(笑) 元々は冬季縦走用の下見に行ったようなもんなんですが冬季は無難に美濃戸口から行こうと思っています(^ω^)
権現岳頂上への行き方の最後に
「頂上直下より、そこ(=権現小屋)に行くまでの方が大変ですよ」
と仰ったことが頭に残り、ギボシの鎖場を恐る恐る進みました。
拙者は30年前に美濃戸口から赤岳に登った折りに見た阿弥陀岳にいつかは………と思って以来、それっきりになっています。
思い立ったら吉日
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する