安達太良山:塩沢登山口から山頂へ。湯川渓谷の素晴らしい沢と滝
- GPS
- 07:29
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,124m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:28
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
塩沢スキー場付近の道は一方通行。注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は良く整備されている。危なそうな所には、鎖などあり。注意すれば危険はない。川を飛び石、あるいは細い丸木を束ねた橋で渡る所が数か所ある。雨天には注意すべき。 |
写真
感想
この連休は、平地の天気はまあまあのものの、山の天気がどうもはっきりしない。後半の方が、やや天気が良さそうだ。前から行って見たかった塩沢登山口から湯川渓谷を経て安達太良山に行くことにする。地形図を見ても、相当深い谷のようで、滝も豊富のようだ。本当なら紅葉に彩られた渓谷を見たかったのだが。
21日出発時の天気は曇り。東北道は村田辺りから霧、福島に入ると吾妻や安達太良は、ほぼ見えている。高曇りの様でまあまあかな。福島西インターから、割と直ぐに塩沢スキー場に到着した。連休でも、塩沢から登る人は安達太良の登山者の1〜2%だろうと思ったが、駐車場には7台の車があった。思ったより登る人がいるようだ。
塩沢スキー場に入り、リフトを左に見ながら割と直ぐに山道に入る。明るい樹林帯の中、直ぐに溝の中の様な緩い登りとなる。10分ほどで僧悟台分岐、前を行く方はそちらに向かったようだ。左にくろがね小屋への道に入る。やはり、溝の中の様な緩い登りであるが、土手の上にも道があり、そちらの方が歩き易い。くろがね小屋まで30の標識がある。行程6劼世ら、一つ200m程度かな。12/30辺りから、大きな岩がゴロゴロした道となる。南面白山みたい。
13/30の標識で、三階滝経由の道が分岐する。やはり、渓谷の滝を見たいので、谷へ下って行く。細い道を谷底近くまで下ると、三階滝が見えるが、良く見えるのは一番下の滝である。ここから、川沿いに登って行くが、その途中も大きな滝、小さな滝が連続して面白い。かなり登り返すと、いきなり屏風岩に出る。屏風岩は四角い大きな岩の堆積で、遥か下に渓谷や滝が見える。
トラバース道に戻り、上へ向かう。直ぐに岩の斜面の横断があるが、鎖が完備されているので、安心である。次いで、靴幅程度の幅の板が岩の斜面に固定されているトラバース箇所がある。ここも、鎖が設置されている。直ぐに、八幡滝が見えてくる。20m程下ると、八幡滝がきれいに見える。幅広く簾の様に広がった素晴らしい眺めである。この後は、川の両岸を数回渡り返したり、川沿いを歩く道が続く。最初の渡渉は橋が無い。ロープの場所は深いので、少し上流を飛び石で渡った方が良い。2番目、3番目は、細い丸木を束ねた橋を慎重に渡る。これ、雨で濡れていると滑りそうで嫌だな。4番目は板の橋だが、傾いてぐらついている。また、そこに行くまで水に浸かった木の上を行く。5番目は、また、丸木を束ねた橋。その後しばらく、川沿いの道を行くが、6番目は、橋が落ちている。ロープを手掛かりに、水の流れる岩の上を渡る。ざっと、そんな所だろうか。
樹林が少し明るくなってくると、やっと、奥岳からくろがね小屋へのメインルートの分岐に着く。いきなり、大勢の人が行き交う道となる。もう今日の目的は達成した様な気がして、意気は上がらないが、安達太良山山頂まで行ってみないとな。くろがね小屋は通過、最初は、見通しの効かない急登が少し、その後、幅の広いガレ場となると、傾斜は少し緩くなり、周囲の眺望が広がる。道は矢筈森を巻いて、峰の辻に近づいて行く。峰の辻は周りの山が全て間近に見える展望の良い所である。このところ、雪の有る時にしか来ていなかったので、新鮮だった。
峰の辻からは牛の背分岐に出て、主稜線上を南下して安達太良山山頂に向かうことにする。稜線上の分岐に出ると一気に眺望が広がる。沼の平が迫力ある眺めである。磐梯山は見えなかったが、安達太良連峰の中は、見えていて良かった。胎内岩辺りの真っ白い山が何時も気になる。風が強く、少し寒くなった稜線上を、山頂下の広場に到着した。大勢の人で山頂周辺は賑わっていた。。山頂(乳首)には右から直ぐである。こんなに短かったかな。時折、周辺の山に雲が架かってきたりするので、直ぐに上から見て右側から下る。ハシゴが設置されている。これ、前にはあったかな。
塩沢からの道が、下りで通りたくない様な道だったら、奥岳へ降りて、タクシーでも使おうと思っていたのだが、中々良いルートだったので、帰りも、そのまま、往路を戻ろう。渡渉なども問題なし。帰りは、さすがに、三階滝には寄らずに屏風岩から、そのままトラバース道を下り、塩沢登山口に到着した。
連休だけあって、安達太良山は、かなり賑わっていたが、塩沢コースで出会った方は、往路2組4名。復路はいるとは思わなかったのだが、1名だった。塩沢登山口からのルートは、塩沢から安達太良山山頂までの標高差は1000m以上なのを忘れていた。結構疲れたが、滝と沢の音を聞きながら登る楽しいルートだった。
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