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記録ID: 258647
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

女峰山 タイムアップで一里ヶ曽根独標まで

2013年01月05日(土) ~ 2013年01月06日(日)
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YAMA555 その他2人
GPS
28:15
距離
9.5km
登り
953m
下り
940m

コースタイム

1日目:6時間45分
8:00霧降高原駐車場8:30→キスゲ平9:30→赤薙山11:20→赤薙奥社跡13:35→15:15強風が吹き始め一里ヶ曽根独標までたどり着けず陵線の樹林帯でテント泊20:00眠
2日目:4時間15分
テン場8:30→8:50一里ヶ曽根独標9:10→テン場9:30→赤薙奥社10:30→赤薙山11:20→キスゲ平12:15→駐車場12:45
天候 晴れ 気温-5℃〜-10℃程度
5日夕方から強風
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
霧降高原駐車場に駐車しました。途中積雪はほぼありませんでした。
駐車場は赤薙山登山の方が数台駐車しておりました。
通常のお手洗いは使用できず、仮設トイレ2台ありました。自販機は動いています。
コース状況/
危険箇所等
●霧降高原駐車場〜キスゲ平
行きはレストハウスから右に入った登山道を通りました。こちらは積雪踝程度ですが、たまに膝下位の箇所があります。
と、キスゲ平で違うルートから登ってきた人がいて、よくよく見ると昨年6月に登った時にスキー場を工事しておりましたが、キスゲ平まで遊歩道(階段)ができていました。下山時はこちらを使いましたが、凍結して気を使いましたが明らかにこちらを使った方が早いです。登りで使っていれば目標ポイントまでたどり着けたかもしれません。

●キスゲ平〜赤薙山
キスゲ平〜樹林帯に入るまでは笹原で非常に展望が良いです。今回は富士山まで見えました。樹林帯から先はほぼ積雪有でしたが、トレースはバッチリついていました。
赤薙山頂から展望はあまり良くありません。樹林越しに男体山、女峰山が見えます。

●赤薙山〜奥社跡〜一里ヶ曽根独標
赤薙より先はトレースありませんでした。ルートを探しながら進みますが、マークが随所にあるので注意深く見ながら歩き間違いなく進めました。風が抜ける箇所は雪はついていないのですが凍結しております。積雪はほぼ踝〜膝下程度でしたが、踏み抜くと腿まで入り難儀しました。また、岩稜帯は数箇所でほぼ樹林帯を歩くためザックが大きく枝に引っかかり大変でした。

今回は一里ヶ曽根独標を降り水マークのある箇所でテント泊の予定でしたが、15時あたりから風が強くなってきたためシャクナゲ地帯を少し過ぎた地点の平らな稜線上で幕営しました。この時期はテント張れそうな箇所は結構ありました。

2日目も早朝相変わらず風が強かったため一里ヶ曽根独標で展望を楽しんで下山を開始しました。

●温泉
大江戸温泉が14:30まで清掃時間と言うことで、やしおの湯にて汗を流しました。500円也。
100円返却式ロッカー、露天風呂、サウナ、リンス&シャンプー、ボディシャンプー、ドライヤー有。
休憩所、ちょっとした売店、食事処あります。
PAで見た女峰山の陵線。
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PAで見た女峰山の陵線。
霧降高原駐車場です。仮設トイレ2台設置。
霧降高原駐車場です。仮設トイレ2台設置。
8:30スタート。
キスゲ平に到着。赤薙山へのトレースはバッチリでした。
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キスゲ平に到着。赤薙山へのトレースはバッチリでした。
キスゲ平を登る途中で富士山が見えることに気づきました。
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キスゲ平を登る途中で富士山が見えることに気づきました。
右側が鶏頂山、奥は那須連山、左側は会津の山でしょうか。非常に展望が良かったです。
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右側が鶏頂山、奥は那須連山、左側は会津の山でしょうか。非常に展望が良かったです。
焼石金剛の道標。
焼石金剛の道標。
これから登る赤薙の陵線。
これから登る赤薙の陵線。
赤薙山頂に到着。展望はイマイチです。
赤薙山頂に到着。展望はイマイチです。
赤薙山頂で樹林越しに左奥男体山。右は目指す女峰山。
赤薙山頂で樹林越しに左奥男体山。右は目指す女峰山。
赤薙〜奥社跡までの間で展望の良い箇所があります。
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赤薙〜奥社跡までの間で展望の良い箇所があります。
富士山もまだ見えました。
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富士山もまだ見えました。
奥社跡に到着。
奥社跡から少し下り、登り返して陵線に出ると所々で北方面の展望もあります。
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奥社跡から少し下り、登り返して陵線に出ると所々で北方面の展望もあります。
白き山々の連なりが地平線まで延々と連なり見飽きません。冬山素晴らしいですね。
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白き山々の連なりが地平線まで延々と連なり見飽きません。冬山素晴らしいですね。
奥社跡から先のシャクナゲ付近の陵線歩き。
まだまだ先に陵線が連なり先は遠い。
奥社跡から先のシャクナゲ付近の陵線歩き。
まだまだ先に陵線が連なり先は遠い。
トレースはないですが、ほぼ陵線歩きです。
所々ズボッとはまりキツイ。
トレースはないですが、ほぼ陵線歩きです。
所々ズボッとはまりキツイ。
風が強くなってきたため大事をとって一里ヶ曽根前の平らなスペースで幕営。
新しく購入したエアライズ3の冬張りを使いました。
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風が強くなってきたため大事をとって一里ヶ曽根前の平らなスペースで幕営。
新しく購入したエアライズ3の冬張りを使いました。
夕食は豪華チリビーンズとチーズで洋風に。でも酒はビールと泡盛。
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夕食は豪華チリビーンズとチーズで洋風に。でも酒はビールと泡盛。
2日目です。北方面はガスでしたが、南方面は素晴らしい天気。
南方目を凝らすと地平線にビル群に見える。そして一番左の高い塔は・・・スカイツリーか!だとしたら凄いなー。
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2日目です。北方面はガスでしたが、南方面は素晴らしい天気。
南方目を凝らすと地平線にビル群に見える。そして一番左の高い塔は・・・スカイツリーか!だとしたら凄いなー。
と気を取り直して軽身で一里ヶ曽根独標へ。
と気を取り直して軽身で一里ヶ曽根独標へ。
途中見える女峰が近く見えます。
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途中見える女峰が近く見えます。
一里ヶ曽根独標に到着。祠が半分埋まってます。
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一里ヶ曽根独標に到着。祠が半分埋まってます。
凄い間近に女峰山が見えます。でもここから夏道で1時間半・・・冬は無理だ。
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凄い間近に女峰山が見えます。でもここから夏道で1時間半・・・冬は無理だ。
独標からは筑波山の相似峰もよく見えます。
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独標からは筑波山の相似峰もよく見えます。
行きたかった女峰山頂をアップで。
白銀に輝き素晴らしい姿です。
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行きたかった女峰山頂をアップで。
白銀に輝き素晴らしい姿です。
一里ヶ曽根道標。
一里ヶ曽根道標。
この陵線は動物さんの足跡しかありませんでした。
この陵線は動物さんの足跡しかありませんでした。
再び稜線上から筑波山。
再び稜線上から筑波山。
赤薙へ帰る途中。
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赤薙へ帰る途中。
行きは気づかなかった看板「ヤハズ」
行きは気づかなかった看板「ヤハズ」
赤薙山への登り返しです。良い景色でした。
赤薙山への登り返しです。良い景色でした。
赤薙山山頂に戻ってきました。
赤薙山山頂に戻ってきました。
キスゲ平へ降ります。
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キスゲ平へ降ります。
キスゲ平に到着。
キスゲ平に到着。
新しく完備された階段を使用して下山。
凍結していて結構気を使いました。
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新しく完備された階段を使用して下山。
凍結していて結構気を使いました。

感想

年始山行は本格的な雪山へということで女峰山に向かいました。コースは行者道と霧降高原からで考えましたが、今回は標高差が大きい行者堂は唐沢避難小屋までたどり着けるかということでリーダーの判断で霧降高原からに決定しました。
このコースは昨年6月に登って夏道で7時間弱と倍の時間を見てもテント泊なら大丈夫だろうとの判断でしたが・・・。

新年初山行は晴天、気温-5℃となかなか好条件でスタートが切れた。目指す一里ヶ曽根先のテン泊ポイントまで雪山を存分に楽しもう。赤薙山までは新年山行の団体さんなど結構人が入っており、重装備ながらお陰でほぼ予定通りで歩く。赤薙山頂から見る女峰山はまだ遠い。
赤薙山より先はトレースもなく奥社跡への降りを過ぎたあたりで凍結箇所もあるためアイゼンを履いて歩き始めた。コース上はほぼ膝下までのラッセルだが、所々腿まで落ち込みあがきながら、またザックに引っかかる枝に難儀しながらと奥社跡までの道のりが非常に長い。そのため夏道に比べるとかなり時間がかかっての到着だった。
奥社跡を降り登り返したところで北側の展望が開け、昨年は展望が何もなく楽しくなかった陵線歩きもとても気持ちよいコースとなる。ただし、この付近もシャクナゲが群生しており、結構腿まで足が落ちなかなか進まない。
そうこうしているとさほど気にならなかった風が強くなってきた。テン場ポイントまで進まないと翌日が厳しいことはわかっていたが、大事をとって稜線上でテントを張った。
翌日、5時起床予定も風が収まる気配はなく今回は難しいな〜と思いながらシュラフで寝返りを打って仲間を探るが起きる気配がないのでゆるりとしていた。6時過ぎに起きだしたので起床。食事を取り軽身で一里ヶ曽根を目指すが、相変わらず強風のためテントを撤収してから進む。
一里ヶ曽根独標では素晴らしい景色が待っていた。天気も良好で風も弱まり絶好のピークハント日和になってきたが、時刻は8:50で夏道コースタイム90分を考えると山頂へ3時間。テン場で戻って14時となると下山はかなり厳しい。年末年始遭難が相次いでいることを考え今回は独標までで満足して下山を開始した。

このコースはやはり結構距離もあり重装備が必要なためなかなか大変だった。次回は行者堂コースから避難小屋利用でリベンジしたいと思います。

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