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Yamareco

記録ID: 258862
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東海

深南部・兵越峠〜朝日山〜平森山〜白倉山〜三又山

2012年12月31日(月) ~ 2013年01月04日(金)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
101:26
距離
24.2km
登り
1,663m
下り
1,661m

コースタイム

12/31
兵越峠8:30〜水梨山(1317△)9:10〜朝日山12:30〜平森山手前(幕営)15:50

1/1
平森山手前8:10〜平森山8:50〜白倉山10:50〜笠松山(2013P)12:50〜三又山(山頂下幕営)15:50

1/2
停滞

1/3
三又山9:20〜笠松山(2013P)11:55〜白倉山13:00〜平森山(幕営)14:10

1/4
平森山8:10〜朝日山10:30〜水梨山(1317△)13:15〜兵越峠13:50
天候 12/31:晴れ後曇り、時々ガス
1/1 :終日快晴
1/2 :終日/ガス・雪・強風
1/3 :ガス後2000mより下、辺りから晴れ
1/4 :終日快晴
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅〜R151新野〜R418遠山郷〜R152兵越峠P
コース状況/
危険箇所等
コース状況:
全体に県境杭に沿った尾根通しですが、見通し悪く、多重稜線を乗り換える処もあります。
朝日山以東はあまり人が入らず倒木・激藪箇所有り。

■兵越峠〜水梨山〜朝日山
朝日山までは白・赤・ピンクテープ多数有るものの、好き勝手につけている印象。
追う場合は自己責任で。
水梨山(1317△)東側の急坂は両側の切れ落ちたヤセ尾根で通過注意。
朝日山山頂付近は地形が複雑で山頂標識を通過するときは進路に要注意。

■朝日山〜平森山〜白倉山
朝日山を過ぎると極端に人の歩いた気配を感じさせなくなる。
県境杭(黒・黄色)が目印となり、それに沿って、かなり忠実に真新しいピンクテープ有り、
以前は朝日山の先は激藪のスズダケの印象だったが殆ど枯れており、
歩くに支障は無い
平森山手前のピーク〜平森山にかけては元気な藪地帯あり、
その辺りから倒木も多くなる。

■平森山〜白倉山〜笠松山(2013P)
なだらかな尾根で倒木・二重稜線も多い。
途中から南東側が開け、中ノ尾根山〜黒沢山の稜線の好眺望となるが、
倒木が多く、北西側寄りの方が比較的歩き易い、
笠松山手前からしらびそ林が混じり始め、時折幼木を潜りながら歩くところも、

■笠松山〜三又山
しらびその幼木帯とヤセ尾根の繰り返し、途中3・4mの岩場を降りる。
三又山手前でしらびそ林の急登となり、
雪は深いところで腿・腰位、踏み抜きも多く、
急なところはワカンでも掻いても掻いても埋まる感じ、
兵越峠駐車場に車デポ。トイレや水場はありません。
2012年12月31日 08:26撮影 by  CX6 , RICOH
12/31 8:26
兵越峠駐車場に車デポ。トイレや水場はありません。
兵越峠駐車場から林道を100m程進むと右手に尾根取付。
2012年12月31日 08:33撮影 by  CX6 , RICOH
12/31 8:33
兵越峠駐車場から林道を100m程進むと右手に尾根取付。
2時間ぐらい歩いたでしょうか・・・
行く手に朝日山
2時間ぐらい歩いたでしょうか・・・
行く手に朝日山
朝日山を過ぎた辺り。
以前は激藪だったけど、
殆ど枯れて特に問題なし、
でも広い尾根・・方向には要注意
朝日山を過ぎた辺り。
以前は激藪だったけど、
殆ど枯れて特に問題なし、
でも広い尾根・・方向には要注意
朝日山を越えて暫く先にスズタケの藪。これでも随分後退したそうです。
2012年12月31日 14:27撮影 by  CX6 , RICOH
12/31 14:27
朝日山を越えて暫く先にスズタケの藪。これでも随分後退したそうです。
初日のテン場は平森山手前の激藪・倒木の間・・・
なぜかここだけ3人用テントにピッタリのスペースが・・
2013年はここでスタート!
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初日のテン場は平森山手前の激藪・倒木の間・・・
なぜかここだけ3人用テントにピッタリのスペースが・・
2013年はここでスタート!
翌朝・・
正面の尾根に乗り換え、
直ぐに平森山山頂
翌朝・・
正面の尾根に乗り換え、
直ぐに平森山山頂
ダケカンバ・・
上は樹氷になってます
ダケカンバ・・
上は樹氷になってます
平森山
ここも良いテン場です
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平森山
ここも良いテン場です
倒木も多くなってきます
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倒木も多くなってきます
正面は黒沢山の尾根です
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正面は黒沢山の尾根です
ずっとこんな気持ちよい尾根が続くといいのですが・・・
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ずっとこんな気持ちよい尾根が続くといいのですが・・・
そう甘くは無いですね・・
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そう甘くは無いですね・・
「あのガス取れないかな」と多分考えているletsさん。
2013年01月01日 09:23撮影 by  CX6 , RICOH
1/1 9:23
「あのガス取れないかな」と多分考えているletsさん。
立ち枯れの先にこれから目指す稜線が。
2013年01月01日 09:55撮影 by  CX6 , RICOH
1/1 9:55
立ち枯れの先にこれから目指す稜線が。
鹿が縦横無尽に走り回る笹の雪原は、一見穏やかですが実際は踏み抜き多発地帯です。
2013年01月01日 10:12撮影 by  CX6 , RICOH
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1/1 10:12
鹿が縦横無尽に走り回る笹の雪原は、一見穏やかですが実際は踏み抜き多発地帯です。
中の尾根山・2251ドーム〜三又山の全貌が見えてきました。
粉砂糖にまぶされた山稜。
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中の尾根山・2251ドーム〜三又山の全貌が見えてきました。
粉砂糖にまぶされた山稜。
二重稜線は北側が歩き易い・・
二重稜線は北側が歩き易い・・
真っ青な空に白い木・・・
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真っ青な空に白い木・・・
おもわず一緒に見上げてました
2013年01月01日 10:35撮影 by  CX6 , RICOH
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1/1 10:35
おもわず一緒に見上げてました
白倉山
標識も寒そう!・・
白倉山
標識も寒そう!・・
悪戦苦闘中・・
中ノ尾根山も目の前に迫ってきました
中ノ尾根山も目の前に迫ってきました
もがく事、1時間・・・
やっと・・
もがく事、1時間・・・
やっと・・
ここまで来ると別世界・・
しらびそは幹も真っ白!
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ここまで来ると別世界・・
しらびそは幹も真っ白!
ドーム・中ノ尾根山・・
ドーム・中ノ尾根山・・
遠くに三河湾・・
遠くに三河湾・・
砂糖菓子みたいです
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砂糖菓子みたいです
池口〜光の間になにやら真っ白な・・
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池口〜光の間になにやら真っ白な・・
三又山山頂
2013年01月01日 15:47撮影 by  CX6 , RICOH
1/1 15:47
三又山山頂
西〜北の眺望は抜群
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西〜北の眺望は抜群
しらびそ峠の向こうに御嶽山
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しらびそ峠の向こうに御嶽山
目の前のドーム
山頂は西〜南〜〜強風なので少し北へ移動・・
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山頂は西〜南〜〜強風なので少し北へ移動・・
今夜はこの辺りで・・
殆ど風を感じません
正面は池口・光
今夜はこの辺りで・・
殆ど風を感じません
正面は池口・光
中央アルプスまできれいに見える此処で幕営
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中央アルプスまできれいに見える此処で幕営
茜色の夕暮れ。明日晴れるといいな。
2013年01月01日 16:45撮影 by  CX6 , RICOH
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1/1 16:45
茜色の夕暮れ。明日晴れるといいな。
設営時はこんな感じでしたが、後日ワカンを掘り出すことに。
2013年01月03日 08:53撮影 by  CX6 , RICOH
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1/3 8:53
設営時はこんな感じでしたが、後日ワカンを掘り出すことに。
一瞬見えた日の出
この後、終日視界不良・雪となる
一瞬見えた日の出
この後、終日視界不良・雪となる
テントも大分埋まってきました。

こんな日はテントでおとなしく・・
に限ります。
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テントも大分埋まってきました。

こんな日はテントでおとなしく・・
に限ります。
三又山からの激下り斜面で悪戦苦闘。よくこんなところ登ってきたな〜
2013年01月03日 09:50撮影 by  CX6 , RICOH
1/3 9:50
三又山からの激下り斜面で悪戦苦闘。よくこんなところ登ってきたな〜
2000m位まで降りると
打って変わって快晴・・
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2000m位まで降りると
打って変わって快晴・・
最終日は平森山・・
風も無く快適、
でも、一番冷え込んだ…
夜半にはこぼれる星空と飯田の夜景が
最終日は平森山・・
風も無く快適、
でも、一番冷え込んだ…
夜半にはこぼれる星空と飯田の夜景が
霧氷の木立のあいだから眩しい朝陽
2013年01月04日 07:43撮影 by  CX6 , RICOH
1/4 7:43
霧氷の木立のあいだから眩しい朝陽
今日は朝からスッキリ・・
中の尾根・ドーム
今日は朝からスッキリ・・
中の尾根・ドーム
霧氷のダケカンバと青空の競演
霧氷のダケカンバと青空の競演
朝日山が見えてきました。
朝日山が見えてきました。
カラマツ林
秋もよさそうですね・・
カラマツ林
秋もよさそうですね・・
スズダケはこんな感じ・・
殆ど、枯れてます
何年後かには綺麗に消えてそうです。
スズダケはこんな感じ・・
殆ど、枯れてます
何年後かには綺麗に消えてそうです。
再び朝日山・・
遠山郷も見えてきました
遠山郷も見えてきました
今度はあの辺りかな・・・
今度はあの辺りかな・・・
至福の一時・・・


最後までありがとうございました。
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至福の一時・・・


最後までありがとうございました。
撮影機器:

感想

はじめて辿る厳冬期深南部の縦走は、悪天候による停滞で
予定していた池口岳には到達できなかったし、
流行りの体調不良に見舞われもしたけれど・・・・

全てが楽しい思い出の、あっという間の5日間でした。
素晴らしい山と仲間に恵まれた、最高の山行となりました。

letsさんには何から何までお世話になりました。
たくさんのことを学ばせていただき、支えになっていただきました。
本当に、ありがとうございました。心より深く感謝します。

深南部単独縦走への道のりはまだまだ遠いことを実感。
再び彼処へ行く日を夢見ながら精進していきたい。

二年前の春に歩いたコース・・冬の再訪問、
日が短いこともあって行動時間の制限もあるけど、概ね2倍は掛かる・・
雪の季節は想像以上に進まないことをあらためて実感、

前回は帰りに道を外した朝日山、
今回はあまり視界の利かない山頂を過ぎた広い尾根で、
僅か10分も歩かないうちに真反対に進路を取っていることに気づく・・

帰りの三又山〜の広い下りも、
直前でコンパスで方向確認したにも拘わらず、
途中から90度も進路を誤った

ebiさんのGPSを頼りに何とか復帰、一人だったらどうなっていたことやら・・
改めて視界不良の中の人の方向感覚の曖昧さを思い知る。

真冬のテン泊縦走は初めてだったけど、
色々とこれからの課題を知るいい山行きになった。

同行頂いたebiさんに感謝。

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