国造山・黒沢山 〜初秋、津山の山中を彷徨う〜
- GPS
- 05:40
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 574m
- 下り
- 558m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 5:26
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
国造山山頂(三角点)への登山道はありません。山中の踏み跡や獣道を辿っていかなければなりませんので、今回私の通った場所以外にもっと歩きやすいルートがあるかもしれません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
靴
ザック(19L)
折り畳み椅子
昼食(レトルトハヤシ+α化米+コーヒー)
コッヘル
バーナー
ライター
スプーン
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶500mL+水500mL)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini(GPS)
サブバッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
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感想
この日、山陰地方は降水確率50%を超えていたが、岡山県は降水確率10%の晴れマークだったので、岡山県の山を歩いてみることにした。まだ歩いていない適当な山が無いかと探して、津山市の北にある「黒沢山」というのを見つけた。ヤマレコで検索してみると山行記録もある、距離も8km程度で標高差もそれほど大きくなく手頃そうな山だったので、そこに決めた。鳥取市からは車で1時間半程度だが、途中で買い物をしていたりしたら2時間ぐらいかかってしまったので、出発は10時頃になった。
国造山三角点へは登山道が無く、最初は山の斜面で歩けそうなところを探して登って行った。途中で何度か林道(作業道)に出くわしたが。何年も使われていないようで荒れていて車両が通れるような状態ではなかった。山頂へ近付くと、尾根の踏み跡がはっきりしてきて歩きやすくなってきた。ただ、山頂近くはネットで仕切られていてネット沿いに進むと下ったしまうので三角点へは行けなさそうだ。探してみると、ネットの下がくぐれるようになっている場所があったので、そこをくぐって何とか三角点へ到達することができた。
国造山から黒沢山へも地図上にはルートが無いので山の中を彷徨(さまよ)って、薮をこいだり林道に下りてみたりしたが林道の途中に設置されているバリケードの脇に山頂方面へ向かう踏み跡があったので、多分それを知っていればもう少しスムーズにルートに乗れていたはずだ。バリケードから先は林道歩きでスムーズにテレビ中継塔、万福寺、そして黒沢山山頂へ進むことができた。
万福寺境内に「↑黒沢山山頂」と記された標識が立っていたので、それに従って進んだが、着いたところは三角点峰658.7mだった。確かに三角点にも行きたかったが、まずは最高点668mへ行きたかった。最高点は万福寺の裏山でそこに入れそうな道(分岐)もあったのだが、わざわざ境内から標識が立てられていて三角点峰へ導いているということは、裏山の山頂には行ってほしくないということなのかなと忖度して最高点登頂は遠慮しておいた。
黒沢山から東原集落までは車の通れない未舗装道だが、道幅は1mぐらいあり、急傾斜や崩落は無い歩きやすい山道だった。ただ、台風の影響か、倒れた竹やヒノキなどが放置されているところや、岩が転がっていたり道の土が雨で流されたりしているところがあった。かつては万福寺へお参りする参道だったのだろうが、現在では少し遠回りにはなるが車で行く人がほとんどなのだろう。
東原集落から昭和池南端の出発点までは舗装道路で、途中から昭和池の縁を湖面を眺めながら歩くことができる。池の水量が少なく、池の縁に露出している岩の模様を観察しながら、「堆積岩かなぁ、火成岩かなぁ、変成岩かなぁ…?」などと考えながら歩いていた。山中で見た岩塊は白い結晶質の岩石で深成岩のようだったが、池の周辺は少し黒っぽい層状(節理?)構造の見られる岩石だった。
この日、山の中で出会った人は全くなかった。そんなに有名な山でもなく、絶景の山でもない。一応「分県登山ガイド32岡山県の山」に載っているので選んでみたのだが、ま、普通の里山だった。けれども、暑くも無く寒くも無い穏やかな天候で、道端に秋の花を眺めることができ、無理なく(ヤブコギが少しあったが)歩くことができる気持ちの良い山歩きをすることができ、穏やかな気持ちになれた。ああ、スッキリ。
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