南ア・北沢峠から仙丈ヶ岳
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,131m
コースタイム
- 山行
- 1:51
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | 高遠さくらホテルで入浴。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
タオル
カメラ
シェラフ
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共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
|
感想
弟子(妻)と2人で南アルプスの仙丈ヶ岳へ登りに行く。10月8日朝5時にクルマでキャラメルハウス(自宅)を出発。天気は、雨。途中、『松屋』に寄って朝食。私が『松屋』に行くのはこれが初めてだ。キャラメルハウスを出てからずっと雨がポツポツ落ちるぐずついた天気が続いてたけど、安房トンネルを抜け、奈川渡ダムの手前にさしかかったあたりから天気が良くなった。「裏日本」から「表日本」に出たワケである(苦笑)。奈川渡ダムから薮原へ向かう。地元の永年の夢だった木曽谷と伊那谷を結ぶ権兵衛トンネルが開通したと聞いてたので、このルートを使うつもりでいたのに、肝心の権兵衛トンネルへの入口がよく解らず、奈良井あたりでウロウロしたものの、何とか権兵衛トンネルにたどり着き、真新しいトンネルを抜け、伊那市へ。
伊那から南アルプス林道の市営バス(旧・長谷村営バス)に乗り換えるマイカー駐車場のある仙流荘前へ。連休の中日ということもあり、駐車場にはびっしりクルマが駐まってる。10時の便に間に合うように来たんだけど、バス乗り場には乗車待ちの長蛇の列。1台では全員乗り切れないので3台くらい準備されたバスの2台目に乗った。この日のバスの朝1便では全部で14台のバスが出たそうだ。約1時間バスに揺られ到着した北沢峠は、風が強くて寒〜〜〜い。クルマで移動中に寄ったコンビニで買ったパスタと焼そばを食べ、腹ごしらえしてから登山開始。
北沢峠からは樹林帯のなかの展望のない道が続いたけど、三合目からは北岳がよくみえた。今回はテント泊じゃなく、期間外解放の山小屋に素泊まりするつもりでテントがなく荷物が軽いため、足取りは快調。私の登りのペースが早くなってしまったため、そのぶん弟子にはキツかったかな...(苦笑)。3連休中ということもあり、頂上を踏んで下山にかかる登山者とたくさんすれ違った。大滝頭から馬ノ背へのコースに入り、薮沢小屋に到着。初日は薮沢小屋で素泊り。まだ営業中の馬ノ背ヒュッテや仙丈小屋で素泊まりするよりも、今期の営業を終了し、期間外解放になっている薮沢小屋に泊ればあわよくば宿泊代はロハになるかも...と、淡い期待を抱いてたけど、小屋のなかにはしっかりと期間外素泊まりの場合は仙丈小屋まで料金\4,000を払いにくるよう書かれてるのだった...(苦笑)。この夜の宿泊者は、弟子と私と単独行者の男性1人の計3人。さっさと夕食を食べ、6時過ぎには就寝。
翌10月9日の朝は4:20に起床。余分な荷物は小屋に残し身軽な状態で、5:51に薮沢小屋を出発。天気は快晴。薮沢小屋→大滝頭→小仙丈経由で、8時前に仙丈ヶ岳頂上に到着。仙丈からみえる北アルプスの槍・穂高方面、乗鞍方面、木曾御嶽、白山には白いモノがしっかり確認出来た。白いモノ...それは、雪だ(苦笑)。帰りは、頂上から仙丈小屋に降りる。薮沢小屋の素泊まり料金を払おうとしたら、最初応対してくれたバイトくんは事情を知らなかったようで、「ハァ?」(by まちゃまちゃ)という感じだった。次に応対してくれた主人らしき男性は当然、そこんとこの事情を解ってる。薮沢小屋には料金\4,000と出てたけど、\3,500にまけてもらえた(苦笑)。
仙丈小屋から馬ノ背ヒュッテを経由し、薮沢小屋に戻る。薮沢小屋からは薮沢コースを下るつもりだったけど、弟子からの強い要望により、大滝頭から北沢峠へ下山。北沢峠には11時過ぎに到着。本来のダイヤだとバスが13時まで無くてヒマを持て余すところ、臨時バスが出るということで、予定より1時間早く仙流荘前バス停の駐車場に戻ることが出来た。途中、高遠さくらホテルで入浴。
来た時と同様に伊那から権兵衛トンネル経由で薮原に出て、薮原→奈川渡ダム→安房トンネル→平湯...と順調にクルマをころがしてたんだけど、国道471号線の高山市上宝町葛山あたりで渋滞に引っ掛かった。「も、もしや、楡原南の信号のせいの渋滞では...」という悪い予感がしたため、クルマを方向転換。平湯まで戻って国道158号経由で高山→旧・清見村に出て、中部縦貫道→東海北陸道荘川I.C.→国道156号線→白川郷I.C.→小矢部J.C.T.→砺波I.C....と、チョー遠廻りをして富山県へ帰還。スンズリの渋滞にハマってイライラするくらいなら、遠廻りしたほうが精神衛生上疲れなくてイイ。キャラメルハウスには午後9時ごろに帰還。
(当時の『GRACE UNDER PRESSURE』の記事をほぼ原文のまま編集)
※追記
この日は、柏 澄子・著『ドキュメント山の突然死』(山と渓谷社)に掲載の「急性心筋梗塞・小仙丈ヶ岳」の事故が起こってた。10月9日の朝、やたらとヘリコプターが飛んでて、弟子と「何事だろうね?」と話してたけど、後に出版された本を読んで合点がいった…。
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