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Yamareco

記録ID: 260606
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

上州武尊山 川場スキー場より 展望最高

2013年01月12日(土) ~ 2013年01月13日(日)
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YAMA555 tonbou その他6人
GPS
--:--
距離
3.2km
登り
448m
下り
91m

コースタイム

1日目:4時間45分
10:35リフト2本目地点10:50→10:55荷物デポ11:10→剣ヶ峰山12:00→13:45武尊山頂14:10→剣ヶ峰山トラバース地点15:10→15:35荷物デポ地点近く樹林帯にテント設営23:00就寝

2日目:10分
6:30起床→8:30テント撤収→8:40スキー場リフト上部→9:05スキー場下部

テント泊だったのですが、今回はコースタイム通り日帰りでも歩けました。食料等準備していたので予定通りテント泊しました。
ただし雪の状況、天候の状況をコースタイムは大幅に変わると思います。
天候 1日目晴天 気温0〜-5℃
2日目晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
沼田ICで高速を降りて川場スキー場に向かいます。川場スキー場は立体駐車場で料金は無料です。登山開始はリフトを2本乗り継いだ場所からです。
7Fにてリフト券を購入1回券400円也。2本で約20分でつきます。

リフト券購入時に登山届を提出し登山証明書を受け取ります。車のナンバーも報告する必要があります。リフトに乗る際にはこれを提示しないといけません。また、ゲレンデは歩き禁止で、必ずリフトを使わなければなりませんのでご注意ください。
今年は年末に遭難事故があったためかかなり厳重に管理されている印象を受けました。リフト乗り場には登山者向けに登山届け提出の看板があります。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図 谷川岳

●全体
今年は積雪が少ないのか、ところどころ踏み抜き腿まで落ちる場所もあるのが厄介です。先行者が2名いて、丁度鞍部から武尊へ登リ始める時にお会いしました。トレースがバッチリだったので比較的楽だったと思います。

●リフト2本目上部〜剣ヶ峰山
リフトから10分登ると急登があります。雪は柔らかかったのでアイゼン不要でしたが、降りは使ったほうが良いと思います。第1急斜面を登るとしばし平らで奥に剣ヶ峰山が見えます。剣ヶ峰山も急登で一気に登ると剣ヶ峰山頂です。
剣ヶ峰山は東面をトラバースできます。下山時はトラバースしました。

●剣ヶ峰山〜武尊山
剣ヶ峰山から武尊への一気の降りは岩面もあり急斜面なので慎重さが必要です。
武尊を前にして直登ルートと西陵線にでてから登るトレースがあったが、早く陵線に出たかったので左トレースを使いました。結構急で一部斜面は凍結しておりましたので、アイゼンは必須だと思います。
山頂の道標はエビの尻尾がついており、地面はそれほど雪がないことからすると強風が想像できます。

●温泉&食事
川場温泉 悠湯里庵は10:30〜なので時間を潰し、ちょうど到着に到着しました。かやぶきの立派な屋根、品のある内装と素晴らしい場所でした。日帰り入浴は1,000円でスキー場で割引券をもらったので800円で汗を流せました。
貴重品ロッカーがあります。風呂はリンス、シャンプー、ボディソープ、石鹸あります。露天風呂もありました。

食事は道の駅。虚空蔵で頂いた蕎麦は固めですがまあまあでした。道の駅は農産物や酒も販売しているので重宝します。前回谷川岳に登った時に旨かった日本酒「谷川岳」3種類購入しました。
久しぶりの川場スキー場。
なんだか当時に比べボーダーが圧倒的に多いです。
久しぶりの川場スキー場。
なんだか当時に比べボーダーが圧倒的に多いです。
登山届けの提出に対する注意書きがありました。こないだの遭難の影響でしょうか。
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登山届けの提出に対する注意書きがありました。こないだの遭難の影響でしょうか。
2本目のリフトは左側を使います。
2本目のリフトは左側を使います。
奥に武尊山が見えてきました。
奥に武尊山が見えてきました。
今日も当たり日で富士山が見えました。
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今日も当たり日で富士山が見えました。
こちらも樹林帯の上に富士山。
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こちらも樹林帯の上に富士山。
いよいよ剣ヶ峰山に登る最初の急登りを迎えます。
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いよいよ剣ヶ峰山に登る最初の急登りを迎えます。
登り途中では上州の山々がズラリと見えます。
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登り途中では上州の山々がズラリと見えます。
南方面は赤城山に地平線には奥多摩の山々の上に富士山が見えました。
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南方面は赤城山に地平線には奥多摩の山々の上に富士山が見えました。
美しい白銀の谷川岳です。
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美しい白銀の谷川岳です。
皇海山と鋸岳。
妙義連山に浅間山、一番奥には八ヶ岳も見えました。
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妙義連山に浅間山、一番奥には八ヶ岳も見えました。
剣ヶ峰山に登る陵線。
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剣ヶ峰山に登る陵線。
陵線を登りきると
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陵線を登りきると
剣ヶ峰山は遠くから見るより幅があります。大体3mくらいでしょうか。
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剣ヶ峰山は遠くから見るより幅があります。大体3mくらいでしょうか。
道標は埋まっていますが、剣ヶ峰山の文字は辛うじて埋まっていませんでした。
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道標は埋まっていますが、剣ヶ峰山の文字は辛うじて埋まっていませんでした。
剣ヶ峰山からの降りは結構急でアイゼンの歯を利かせながら慎重に降ります。
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剣ヶ峰山からの降りは結構急でアイゼンの歯を利かせながら慎重に降ります。
剣ヶ峰山尖ってますねー。
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剣ヶ峰山尖ってますねー。
鞍部に向かって一気に降ります。
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鞍部に向かって一気に降ります。
左奥の山頂に向かって進みます。
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左奥の山頂に向かって進みます。
トレースを辿って陵線を辿る。
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トレースを辿って陵線を辿る。
雪に覆われたモンスターと谷川方面。
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雪に覆われたモンスターと谷川方面。
振り返ると剣ヶ峰山の景色は素晴らしい。
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振り返ると剣ヶ峰山の景色は素晴らしい。
出発時間が遅く、当初は1日目は剣ヶ峰先にてテント泊、2日目登る予定だったのでたどり着けないかかもしれずと言うことで2パーティーに分かれ進みました。
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出発時間が遅く、当初は1日目は剣ヶ峰先にてテント泊、2日目登る予定だったのでたどり着けないかかもしれずと言うことで2パーティーに分かれ進みました。
剣ヶ峰山からは何度か登り降りを繰り返します。
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剣ヶ峰山からは何度か登り降りを繰り返します。
本当に真っ白の武尊山。
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本当に真っ白の武尊山。
武尊本体への登り。シリセードできるくらい急です。
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武尊本体への登り。シリセードできるくらい急です。
左陵線に出てから最後の緩やかな登り。
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左陵線に出てから最後の緩やかな登り。
山頂に到着。
エビの尻尾の凄いこと。
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山頂に到着。
エビの尻尾の凄いこと。
雪に覆われていた山頂道標の雪をピッケルで削り取ってみました。武尊の道標は特徴があって良いですね。
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雪に覆われていた山頂道標の雪をピッケルで削り取ってみました。武尊の道標は特徴があって良いですね。
山頂からの展望は360度。視界がクリアで最高でした。
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山頂からの展望は360度。視界がクリアで最高でした。
尾瀬の山左:至仏山と右:燧ケ岳。
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尾瀬の山左:至仏山と右:燧ケ岳。
東陵線の向こうは谷川連山。
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東陵線の向こうは谷川連山。
南方面は剣ヶ峰山の奥に左:赤城山、右:妙義。中央富士山が薄っすら見えます。
南方面は剣ヶ峰山の奥に左:赤城山、右:妙義。中央富士山が薄っすら見えます。
下山はあっと言う間。
下山はあっと言う間。
帰りは剣ヶ峰の左をトラバースして巻きます。風が強くなってきて雪煙が舞っています。
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帰りは剣ヶ峰の左をトラバースして巻きます。風が強くなってきて雪煙が舞っています。
トラバース後ろから
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トラバース後ろから
トラバース中。雪崩になるほどではないのですが、しっかりアイゼンを効かせて歩きます。
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トラバース中。雪崩になるほどではないのですが、しっかりアイゼンを効かせて歩きます。
トラバース中の武尊と。
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トラバース中の武尊と。
トラバースしてホッと一息
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トラバースしてホッと一息
晴天の中下ります。
晴天の中下ります。
デポ地点まで戻ってきました。
デポ地点まで戻ってきました。
1日良い天気でピークも登れて満足。
1日良い天気でピークも登れて満足。
スキー場からほんの10分程度登った箇所にテント幕営。
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スキー場からほんの10分程度登った箇所にテント幕営。
2日目東方面はなかなか良い天気です。
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2日目東方面はなかなか良い天気です。
ただし西方面は雲がかかっています。
1日目にアタックして正解です。
ただし西方面は雲がかかっています。
1日目にアタックして正解です。
スキー場に下山。
スキー場に下山。
川場温泉 かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵にて汗を流しました。
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川場温泉 かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵にて汗を流しました。
帰りに寄った田園プラザ川場のそば処「虚空蔵」にてモリソバ大盛(800円也)
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帰りに寄った田園プラザ川場のそば処「虚空蔵」にてモリソバ大盛(800円也)

感想

当初は剣ヶ峰山先でテント泊して2日目アタックで武尊山を目指す予定でした。
事故渋滞に巻き込まれて予定より1時間以上遅れて川場スキー場に到着。駐車場は1階が満車で2階に停車。

川場は交通の便から大学時代一番多くスキーに来ており、久しぶりにみたゲレンデに懐かしさがこみ上げてくる。リフト2本を乗り継ぎ1900m地点まで高度を稼げるのはありがたい。リフトを降りて振り返ると先月の女峰に続いて富士山の姿を発見。今年はなんだかついている。

スキー場から10分。剣ヶ峰への最初の急登を前にあまりに天気が良いのと、トレースがついていたので1日目に武尊アタックに計画を変更することになり荷物をデポして軽身で登り始めた。

急傾斜を登り平らな場所に到着すると奥に剣ヶ峰山の尖峰、そして武尊山。青と白の世界を前にして、しばし雪山の素晴しい展望を堪能した。剣ヶ峰山を登ると半分埋まった山頂道標でも何とか見えていた。数年前に来た時はあまり天気が良くなかったことを思い出す。陵線の幅は3m程度だったが風が少ないので煽られる心配もなくついつい長いしたくなる。

剣ヶ峰を降りたところで、メンバーを2手に分かれて先行して進むことにした。先行組に入った私は率先して登る。武尊山ほぼコースタイムどおりで登り上げた。
山頂からは360度の展望。北面は尾瀬、東面は日光白根、南面は赤城山に富士山、西面は谷川連山。過去登った山の数々が見える絶景。メンバー全員が到着するまで25分程寒い山頂にて待っていたが全く苦にならなかった。

名残惜しいが時間もあるので来た道を下る。途中シリセードを使い剣ヶ峰はトラバースして早々にデポ地点に到着。そのままリフトで下ることも出来たが、せっかく準備してきたので樹林帯でテント設営し、山の話で盛り上がりながら23時まで宴会。翌日は帰るだけなので、ウイスキー、芋焼酎、日本酒(フグのひれ酒)、ワインと大いに酔っ払った。

2日目は早朝西面は雲がかかり、風も強く剣ヶ峰方面は雪煙が舞っている。1日目に計画変更でピークを踏んでおいて良かったと思う。
次回再び武尊に登るなら秋に前武尊から登ってみたいものである。

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