記録ID: 261303
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳、赤岳主稜
2013年01月08日(火) ~
2013年01月09日(水)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,404m
コースタイム
★★★八ヶ岳、赤岳、西壁主稜★★★
八ヶ岳は赤岳のバリエーションルート「西壁主稜」を登攀しました。
1 参加者
436、I氏
2 行動
★2013年1月8日(火)
1000、I邸、出発〜伊勢道〜伊勢湾岸道〜東海環状道〜土岐JCT〜・・・
※会話が盛り上がり、中央道への分岐を見逃しタイムロス(TOT)
美濃加茂SA(日本昭和村)で引き返す・・・
どーもスイマセン・・・orz
1430、諏訪南IC〜燃料補給〜コンビニ〜美濃戸口〜
1500、赤岳山荘への途中の坂を登れず広場に駐車
どーもスイマセン・・・orz
1515、赤岳山荘〜北沢〜
1700、赤岳鉱泉
テント泊
暗くなった中でテント設営
すっかり残業になってしまう
どーもスイマセン・・・orz
★2013年1月9日(水)
0430、起床、朝食
0630、赤岳鉱泉、発
※テント等デポ
0710、行者小屋
0840、文三郎道分岐
0900、主稜取付
1P目のチョックストーンを乗り越えて右上
2P目、ザイルが絡まり時間消費
3P目、同時登攀
?P目岩稜帯上部に上がろうと良さげなルートを登り始める
中間支点2か所を残置ピトンにセットする
が!
強風や疲労等から相棒が登攀できない可能性もある。と決心
QDを残置スリングに入れ替え、不安定なピトン1本でラペルダウン
こえ〜〜〜〜〜!
他のルートから登攀再開、トラバース気味に右上しつつ高度を上げる
斜面も難しくないので時間短縮のため同時登攀
相棒が「怖い!」と嘆くがスタカット登攀じゃ時間が足りなくなりそうだ
「ザイルを信じて!」と自分は叫びテンションをさらに加えて引く
「俺とザイルを信じろ!」とカッコよく言えばよかったと後悔(笑)
そして半べその相棒が落ち着くまでトントンしてから再出発
おっし!
こりゃあ俺ががんばらなアカンな!!!
気合充分!
寒さもふっとぶ!
あとで相棒にたっぷり謝ろう!
やがて山頂に建つホコラらしきものが稜線上に見えた
あと3分の1程度で山頂と予測でき一安心だ!
ふ〜〜〜〜
そこから2P登る
風の当たらないところで休憩しようと考え、赤岳頂上山荘の裏手にでるルートを
選択した
久しぶりの「平らな世界」にホッと一息しつつ我が相棒の到着をしばし待つ
やがて到着した相棒が
「あ!」と叫び指差す後方を振り返る
「お!」と自分も声が漏れる
あの富士山が、満身創痍のうちら2人を出迎えてくれていたのだ!
超〜〜〜感動!
写真におさめ山頂への最後のルートの先頭を相棒に譲った
これは最初から心に決めていたことだった
20mほどのナイフリッジを強風の中、歩いた
そして見事!登頂に成功した
恒例のハイタッーーーーチッ!
それでもなおこの感動がお互いおさまらずハグ!!
お互いゴーグルにバラクラバなので表情は見えなかったが
きっと相棒も目がうるみまくっていただろう
予測より、2時間30分ほど遅れて登頂をしたが
一番の問題は自分のルートファインディングミスだろう
トポ図にあった中間付近の・・・「上部出だしのピッチ(+35m)」を
見過ごして右へより過ぎてしまったようだ
どーもスイマセン・・・orz
1500、文三郎道より下山開始
※樹林帯に入ってからザイル、ハーネス、アイゼンを収納した
シリセードで楽しく下山んん〜♪
1600、赤岳鉱泉、到着、撤収
1620、出発〜北沢〜
1720、赤岳山荘
日が沈みどんどん暗くなる・・・今日も残業だ
どーもスイマセン・・・orz
ヘッドランプを点灯し夜道を歩く
残業のおじさん1人を途中で抜きました
タイヤチェーン無いし・・・
あの登り坂を越えられなかったら・・・
明日、職場に迷惑かけるかも・・・
ヤ・・・ヤバイ・・・
相棒も怒ってる・・・
ま・・・まずい・・・
1745、駐車車両をゲット!
すぐさまザックを車内へ放り込む!
キーを回す!
バッテリーOK!
エンジン始動OK!
さあ!本日最後の核心部だ!
あの登り坂を登るぞ!
つーか登れなければ残業どころか徹夜だ!
アクセル、ビビったら滑ってスリップ!即アウト!
後退するも夜間だし、右の谷に落ちでも即アウト!
おっし!
ほないくで!
アクセルを踏み込む!
緊張が走る!
車も走る!
ぐんぐん登り坂を登る!
相棒の緊張が伝わる!
ガンバレ!うちら!
ガンバレ!エブリ!
どんどん登り坂を登る!
笑えないジョークを放つ俺も緊張!
ガンバレ!右足!
ガンバレ!ニッポン!
バンバン登る!
多少の段差なんかにアクセルゆるめらんない!
ガンバレ!ニッポン!
ガンバレ!ジャポン!
ガンガン登る!
そして!!
やっとゆるやかな下り坂に変わり、美濃戸口の舗装路にでた!
ヤッターーーーーー!!
これで、か〜〜え〜れ〜る〜〜〜〜
ふぅ〜〜〜・・・orz
1830、勢いにのって諏訪南IC近くのファミマで仕切り直しと衣装変え
1900、諏訪南IC〜往路の逆順〜
2230、久居IC
3 携行品
ピッケル、アイゼン、ヘルメット、ハーネス他ガチャ一式
グローブ(予備含む)、ゴーグル、バラクラバ他防寒具一式
ヘッドランプ、カイロ、保温ボトル、行動食
クッカー、シュラフ、マット、インナー着替え一式
お風呂セット
4 共同装備
Wロープ60m×1本、テント(2〜3人用)、コンロ・ボンベ
5 食事
8日、※ユ
9日、※ア、ヒ
※印以外は行動食
6 明度資料
1月9日
SR、0700
SS、1649
MR、0359
MS、1410
MA、26.8(ペラペラの月)
八ヶ岳は赤岳のバリエーションルート「西壁主稜」を登攀しました。
1 参加者
436、I氏
2 行動
★2013年1月8日(火)
1000、I邸、出発〜伊勢道〜伊勢湾岸道〜東海環状道〜土岐JCT〜・・・
※会話が盛り上がり、中央道への分岐を見逃しタイムロス(TOT)
美濃加茂SA(日本昭和村)で引き返す・・・
どーもスイマセン・・・orz
1430、諏訪南IC〜燃料補給〜コンビニ〜美濃戸口〜
1500、赤岳山荘への途中の坂を登れず広場に駐車
どーもスイマセン・・・orz
1515、赤岳山荘〜北沢〜
1700、赤岳鉱泉
テント泊
暗くなった中でテント設営
すっかり残業になってしまう
どーもスイマセン・・・orz
★2013年1月9日(水)
0430、起床、朝食
0630、赤岳鉱泉、発
※テント等デポ
0710、行者小屋
0840、文三郎道分岐
0900、主稜取付
1P目のチョックストーンを乗り越えて右上
2P目、ザイルが絡まり時間消費
3P目、同時登攀
?P目岩稜帯上部に上がろうと良さげなルートを登り始める
中間支点2か所を残置ピトンにセットする
が!
強風や疲労等から相棒が登攀できない可能性もある。と決心
QDを残置スリングに入れ替え、不安定なピトン1本でラペルダウン
こえ〜〜〜〜〜!
他のルートから登攀再開、トラバース気味に右上しつつ高度を上げる
斜面も難しくないので時間短縮のため同時登攀
相棒が「怖い!」と嘆くがスタカット登攀じゃ時間が足りなくなりそうだ
「ザイルを信じて!」と自分は叫びテンションをさらに加えて引く
「俺とザイルを信じろ!」とカッコよく言えばよかったと後悔(笑)
そして半べその相棒が落ち着くまでトントンしてから再出発
おっし!
こりゃあ俺ががんばらなアカンな!!!
気合充分!
寒さもふっとぶ!
あとで相棒にたっぷり謝ろう!
やがて山頂に建つホコラらしきものが稜線上に見えた
あと3分の1程度で山頂と予測でき一安心だ!
ふ〜〜〜〜
そこから2P登る
風の当たらないところで休憩しようと考え、赤岳頂上山荘の裏手にでるルートを
選択した
久しぶりの「平らな世界」にホッと一息しつつ我が相棒の到着をしばし待つ
やがて到着した相棒が
「あ!」と叫び指差す後方を振り返る
「お!」と自分も声が漏れる
あの富士山が、満身創痍のうちら2人を出迎えてくれていたのだ!
超〜〜〜感動!
写真におさめ山頂への最後のルートの先頭を相棒に譲った
これは最初から心に決めていたことだった
20mほどのナイフリッジを強風の中、歩いた
そして見事!登頂に成功した
恒例のハイタッーーーーチッ!
それでもなおこの感動がお互いおさまらずハグ!!
お互いゴーグルにバラクラバなので表情は見えなかったが
きっと相棒も目がうるみまくっていただろう
予測より、2時間30分ほど遅れて登頂をしたが
一番の問題は自分のルートファインディングミスだろう
トポ図にあった中間付近の・・・「上部出だしのピッチ(+35m)」を
見過ごして右へより過ぎてしまったようだ
どーもスイマセン・・・orz
1500、文三郎道より下山開始
※樹林帯に入ってからザイル、ハーネス、アイゼンを収納した
シリセードで楽しく下山んん〜♪
1600、赤岳鉱泉、到着、撤収
1620、出発〜北沢〜
1720、赤岳山荘
日が沈みどんどん暗くなる・・・今日も残業だ
どーもスイマセン・・・orz
ヘッドランプを点灯し夜道を歩く
残業のおじさん1人を途中で抜きました
タイヤチェーン無いし・・・
あの登り坂を越えられなかったら・・・
明日、職場に迷惑かけるかも・・・
ヤ・・・ヤバイ・・・
相棒も怒ってる・・・
ま・・・まずい・・・
1745、駐車車両をゲット!
すぐさまザックを車内へ放り込む!
キーを回す!
バッテリーOK!
エンジン始動OK!
さあ!本日最後の核心部だ!
あの登り坂を登るぞ!
つーか登れなければ残業どころか徹夜だ!
アクセル、ビビったら滑ってスリップ!即アウト!
後退するも夜間だし、右の谷に落ちでも即アウト!
おっし!
ほないくで!
アクセルを踏み込む!
緊張が走る!
車も走る!
ぐんぐん登り坂を登る!
相棒の緊張が伝わる!
ガンバレ!うちら!
ガンバレ!エブリ!
どんどん登り坂を登る!
笑えないジョークを放つ俺も緊張!
ガンバレ!右足!
ガンバレ!ニッポン!
バンバン登る!
多少の段差なんかにアクセルゆるめらんない!
ガンバレ!ニッポン!
ガンバレ!ジャポン!
ガンガン登る!
そして!!
やっとゆるやかな下り坂に変わり、美濃戸口の舗装路にでた!
ヤッターーーーーー!!
これで、か〜〜え〜れ〜る〜〜〜〜
ふぅ〜〜〜・・・orz
1830、勢いにのって諏訪南IC近くのファミマで仕切り直しと衣装変え
1900、諏訪南IC〜往路の逆順〜
2230、久居IC
3 携行品
ピッケル、アイゼン、ヘルメット、ハーネス他ガチャ一式
グローブ(予備含む)、ゴーグル、バラクラバ他防寒具一式
ヘッドランプ、カイロ、保温ボトル、行動食
クッカー、シュラフ、マット、インナー着替え一式
お風呂セット
4 共同装備
Wロープ60m×1本、テント(2〜3人用)、コンロ・ボンベ
5 食事
8日、※ユ
9日、※ア、ヒ
※印以外は行動食
6 明度資料
1月9日
SR、0700
SS、1649
MR、0359
MS、1410
MA、26.8(ペラペラの月)
天候 | 晴れ!森林限界以上は強風! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
撮影機器:
感想
★ルートファインディングミスが一番の痛手
寒さや強風などなどいろんな状況が重なる中でも急がず冷静でいようと思った
★森林限界を超えると強風
★文三郎道は森林限界以上が特に急登なので、不安を感じたら登りも下りも樹林帯以外アイゼン装着がおすすめ
★タイヤチェーンは必要ですね
★何度も来ていた八ヶ岳ですが、その代表取締役の「赤岳」にようやく登頂することができ感動しました。ありがとう!
昨年、地蔵尾根を下り今回、文三郎道を下ってみて思うのが一般登山道のほうがしんどくザイル無しでは危険に思いました
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利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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