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Yamareco

記録ID: 2621959
全員に公開
沢登り
奥秩父

金小屋沢

2020年10月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:45
距離
6.7km
登り
964m
下り
971m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:39
休憩
0:06
合計
6:45
距離 6.7km 登り 971m 下り 971m
7:52
73
スタート地点
9:05
9:07
14
9:21
264
13:45
13:49
48
14:37
ゴール地点
日向沢登山口奥の林道終点広場(8:00)→道間違い(再スタート;8:15)→小菅川右岸の仕事径&踏跡→榧ノ尾(9:05)→榧ノ尾山(9:15〜9:30)→ホンゴ尾根(榧ノ尾山南東尾根)下降→森林軌道跡(10:25)→金小屋沢-安平沢出合(10:35〜10:55)→金小屋沢遡行→二俣(11:15)・左俣遡行→奥二俣(12:20)・右沢遡行→榧ノ尾(13:45)→往路引き返し→出発地の広場(14:40)
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道508号線・大菩薩峠線の終点。モノラック車庫下の広場に10台くらい駐車可。
林道走行マニア以外のこの日の長時間使用は延べ5台。
コース状況/
危険箇所等
土室川源流部にある左岸支流の金小屋沢の記録です。漢字が似てるけど、同じ葛野川水系の有名な小金沢とは別物だよ。
・駐車した広場すぐ下のガードレール支柱の陰にひっそり立つ、「牛ノ寝登山口」の木柱から下る。
・小菅川を木橋で渡ったすぐ先で作業径が崩れるが、すぐに元に戻る。
・往路はたまたま居合わせたバリエーションルート辿行者の方の勧めで、この崩壊尾根から取りついたが、すぐに横切る作業径で西隣の尾根に移動し、立派な石垣の作業径を登る。
 一貫して作業径を進む場合は、崩壊地の300mほど先で木橋を渡ると行き過ぎ。橋へ下る手前で切り返して登る。
・作業径は傾斜が緩くなる上部で東方向へと斜上して牛ノ寝通りの榧ノ尾の標柱前にでる。
・榧ノ尾の少し上にある榧ノ尾山から下るホンゴ尾根は、山頂松姫峠側すぐの鳥獣保護区の看板から入る。
 最初の数分は自然林が濃い目だが、すぐに植林作業の踏み跡となり土室川沿いの森林軌道跡まで続く。
・軌道跡を歩いて最初の渡渉点となる入渓地に到着。
・駐車場所から入渓までは、出だしの崩壊地を除いて、道迷い以外の危険個所はない。
・900m二俣を巻いた最後の懸垂下降に必要なロープの長さは、1回で下降する場合は30m。途中の木を使い2ピッチとする場合は15m。
 下降支点の木から上流側へ斜降する小テラスとルンゼを使用してフリーで下れないこともないような気がするが、ロープを持っているなら使うに越したことはない(と思う)。
・詰めは、水枯れと共に沢が左岸から崩れて来たザレで半分埋まる。
 中央部はえぐられたように切り立って進めないので、標高差30mほどザレを登り、途中で左岸から下りてくる踏み跡で牛ノ寝通りに出る。
 ザレは見た目より安定しており、大きな石を利用するとぐいぐい登れるが、一旦崩れると周囲を巻き込んでバラバラと流れ出すので、複数人数で行くときは先行者の下に入るのは厳禁。
・左岸を登って出て来た牛ノ寝通り登山道は、朝登って来た榧ノ尾標柱まで徒歩1分の場所。
・その他はガイドブック(「東京起点沢登りルート100」(宗像兵一))通り
その他周辺情報 小菅の湯(¥750/大人)
小菅の大菩薩峠登山口の先、林道最奥にあるモノラック駅横の広場からスタート。
小菅の大菩薩峠登山口の先、林道最奥にあるモノラック駅横の広場からスタート。
この看板につられて奥に入るが、間違い(小菅川本谷の入渓路でした)。
慌てて引き返す。
この看板につられて奥に入るが、間違い(小菅川本谷の入渓路でした)。
慌てて引き返す。
入り口は広場のすぐ下側だった。
入り口は広場のすぐ下側だった。
小菅川に架かる木橋を渡り、写真右の枝沢沿いに登る。
小菅川に架かる木橋を渡り、写真右の枝沢沿いに登る。
すぐに崩壊するが、大木の左を少々行くと復活した。
すぐに崩壊するが、大木の左を少々行くと復活した。
往路は右岸の更なるワサビ田枝沢の右岸尾根に取りつくが、
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往路は右岸の更なるワサビ田枝沢の右岸尾根に取りつくが、
急登なので疲れて、すぐに横切る仕事径を右(西)へ。
急登なので疲れて、すぐに横切る仕事径を右(西)へ。
小沢を渡ってでてくるスイッチバックの立派な作業径を登り榧ノ尾へ。
小沢を渡ってでてくるスイッチバックの立派な作業径を登り榧ノ尾へ。
ここから南東に張り出す尾根を下る。
ここから南東に張り出す尾根を下る。
ホンゴ尾根は植林7:自然林3くらいの割合。
ホンゴ尾根は植林7:自然林3くらいの割合。
沢床の上部に細長い平地が見えてくると、
沢床の上部に細長い平地が見えてくると、
ここで軌道跡にでる。
ここで軌道跡にでる。
崩壊地にも踏み跡がしっかりついている。
崩壊地にも踏み跡がしっかりついている。
ここから左の沢に入渓。軌道橋の石垣跡の向こうに見えるのは安平沢。
ここから左の沢に入渓。軌道橋の石垣跡の向こうに見えるのは安平沢。
レールの残骸をまたいで入る。
レールの残骸をまたいで入る。
すぐの6mは左壁がホールド豊富。
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すぐの6mは左壁がホールド豊富。
しかし浮石も多く、ここから落ち口への最後の一手がでなかった。
しかし浮石も多く、ここから落ち口への最後の一手がでなかった。
敗退して左岸を巻く。
敗退して左岸を巻く。
落ち口を上から。
右岸流側にガバホールドがあった....
落ち口を上から。
右岸流側にガバホールドがあった....
巻き終わって3分ほどで大きな滝が見えてくる。
巻き終わって3分ほどで大きな滝が見えてくる。
900m二俣は左俣に入るが、
900m二俣は左俣に入るが、
ツルツルの上段滝は見るだけ。
ツルツルの上段滝は見るだけ。
右俣の大滝前衛5mの左横にある土付から中間尾根で巻く。
右俣の大滝前衛5mの左横にある土付から中間尾根で巻く。
大滝落ち口くらいの高さから左俣側へ移動し、
大滝落ち口くらいの高さから左俣側へ移動し、
右手前の木から懸垂で降りた。
右手前の木から懸垂で降りた。
降りてすぐ上のコーナーを右に曲がると、
降りてすぐ上のコーナーを右に曲がると、
4mがあるので流側右から登る。
4mがあるので流側右から登る。
990m二俣。水量の多い左へ。
ここからは次の1020m奥二俣の直前にある滝が見えた。
990m二俣。水量の多い左へ。
ここからは次の1020m奥二俣の直前にある滝が見えた。
奥二俣を右へ。
ここから上のナメ滝は全て、直登できない場合でもすぐに横の巻ける個所がわかる。
ここから上のナメ滝は全て、直登できない場合でもすぐに横の巻ける個所がわかる。
1100m二俣は左へ。
1100m二俣は左へ。
稜線下100mを越えても水が流れる。
稜線下100mを越えても水が流れる。
沢芯がスプーンでえぐられた様に崩れて行き止まるので、左岸側のザレを登る。
沢芯がスプーンでえぐられた様に崩れて行き止まるので、左岸側のザレを登る。
人頭くらいの石は意外と安定しているが、一旦崩れると脆かった。
人頭くらいの石は意外と安定しているが、一旦崩れると脆かった。
左岸側から下りてくる踏み跡で脱出。
左岸側から下りてくる踏み跡で脱出。
牛ノ寝通りに帰還。
牛ノ寝通りに帰還。
榧ノ尾でおやつを食べる間も自転車が下っていく。
榧ノ尾でおやつを食べる間も自転車が下っていく。
帰路は石垣の作業径を忠実に下る。
帰路は石垣の作業径を忠実に下る。
木橋から登り返して広場へ。
木橋から登り返して広場へ。

感想

本年7月に発刊された沢登のガイドブックに新たに掲載された葛野川水系のルートに行ってきました。
土室川の最上流部に近いここは、松姫峠と距離・高度がだいぶ離れているため、小菅側の林道終点から一旦牛ノ寝通りまで登った後、下り返しての入渓となります。
牛ノ寝通り南面の他の沢同様、ナメが基調で、稜線近くまで水流があり、藪漕ぎなしといった特徴に変わりはありませんでしたが、下流部のメリハリがついた滝と、奥二俣以降のナメで渓相が分かれており、松姫峠周辺の沢とは少し異なった、変化に富んでいる印象を受けました。
紅葉とヒラタケにはだいぶ早く、マイタケは終わりころ?の中途半端な時期で、登山以外の楽しみや発見は多くありませんでしたが、今回のルートは植林が多く、牛ノ寝通りの北側の森と比べると、恐らくあまり御利益に預かれないのかもしれません。
遡行中の残置ワイヤーも含めて、道中は山仕事の形跡が各所に見られましたが、入山時にたまたま人と会った以外は登山道以外で人に会うことはなく、往時の山への思いを馳せながら静かな雰囲気に浸ることができました。
下流部の急傾斜の滝をガチで登ろうとするとズブ濡れになるので、これからの時期は防水・防寒に注意。

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