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Yamareco

記録ID: 262358
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳 南沢‐文三郎‐地蔵ルート

2013年01月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:28
距離
17.4km
登り
1,548m
下り
1,534m

コースタイム

美濃戸口6:40−7:30美濃戸−(南沢ルート)−10:20行者小屋10:40−(文三郎尾根)−11:50中山分岐−12:40赤岳山頂13:00−13:30赤岳展望荘−13:40地蔵尾根分岐−(地蔵尾根)−14:30行者小屋14:50−16:10美濃戸−16:50美濃戸
天候 曇り 時々晴れ間
山頂部(12時前後)は曇り&強風
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・ノーマルタイヤの車は諏訪南ICを降りるとすぐに圧雪、凍結の道路になるので、IC降りてすぐのファミリーマートあたりでチェーンを装着した方がいいと思う。
・美濃戸口 八ヶ岳山荘 駐車場 500円/1日 6時頃で2、3台の駐車のみ。
・今回は道路状況が分からなかったので美濃戸までは車で行かなかったが、スタックした車が掘り起こした後が何か所かあった程度で、轍はそれ程深くなってはいない。これなら普通車でもチェーンを装着すればOKか?
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口〜美濃戸
・行きは特に問題なし。普通の道を歩く感じ。帰りの下り坂はスリップに注意。

美濃戸〜行者小屋 /南沢ルート
・基本雪道、前半ところどころで地面(岩、木の根)が露出しているところがあるので、アイゼンを装着している場合はひっかけないようように注意が必要。
・アップダウンもすくなく、トレースはしっかりと踏みしめられているので歩きやすい。
・後半、林の中から涸れ沢に出る場所では、最初は横岳、行者小屋直前では赤岳が正面に見える。

行者小屋〜山頂(登り) /文三郎尾根
・行者小屋でアイゼンを装着し、ピッケルを準備。
・行者小屋を出発して前半の林の中は特に危ないと思われる個所はなし。
・林を抜けて夏道なら階段がある場所は、階段は殆ど雪に埋もれている状態。危なそうな場所は鎖が出ているので、不安な場合はガイドに使いながら注意して登る。
・中山分岐を越えると雰囲気は一変し、岩場の登りとなる。また、強風と突風と一緒に雪片が飛んできて顔にあたる。
・岩場はクサリが出ているので注意して進む。
・山頂部ではバラクラバを使うとメガネが曇り(息が凍結)し、視界がきかず極端にペースダウン。
・中岳分岐までは、周囲の視界は開けていたものの、それ以降は雲の中で殆ど展望なし。

山頂〜行者小屋(下り) /地蔵尾根
・頂上山荘から展望荘までの下りは斜度はあるものの難しいルートではないが、転倒=大けがにつながるので注意して下る。
・地蔵尾根からしばらく降りたあたりでトレースが不明瞭になる場所がある。右側の岩場に降りないように注意。(自分はここでルートミス、岩場を少し下ってから気付き、コースに復帰しました)
・中盤に階段があり、右側に迂回路があるが、ルートと合流する場所の斜面の足場がないので下りルートの際は注意が必要(階段で降りた方が安全)
・階段を過ぎると木々の中のルートをのんびりと進む。
6時40分。
まだ少し薄暗い中八ヶ岳山荘を出発。
2013年01月19日 06:35撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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6時40分。
まだ少し薄暗い中八ヶ岳山荘を出発。
美濃戸までの車道。
轍はそれ程深くなっていないので、これならマイカーで美濃戸まで行けたかも。
何か所かスタックで掘り起こされた跡がありましたが...
2013年01月19日 06:55撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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美濃戸までの車道。
轍はそれ程深くなっていないので、これならマイカーで美濃戸まで行けたかも。
何か所かスタックで掘り起こされた跡がありましたが...
阿弥陀岳。
この時点ではまだ晴れていました。
2013年01月19日 07:29撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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阿弥陀岳。
この時点ではまだ晴れていました。
美濃戸。
今回は南沢ルートから。
2013年01月19日 07:46撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 7:46
美濃戸。
今回は南沢ルートから。
雪の積もった木々の中を進みます。
2013年01月19日 08:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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雪の積もった木々の中を進みます。
トレースもはっきり。
踏みしめられていて歩きやすくなってる。
2013年01月19日 09:13撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 9:13
トレースもはっきり。
踏みしめられていて歩きやすくなってる。
涸沢に出ると中岳が正面に見えます。
山頂部は雲に隠れています。
2013年01月19日 09:24撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 9:24
涸沢に出ると中岳が正面に見えます。
山頂部は雲に隠れています。
正面に赤岳が見えると行者小屋はもうすぐ。
雲が出ていますが、山々の様子がはっきりと。
2013年01月19日 09:46撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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1/19 9:46
正面に赤岳が見えると行者小屋はもうすぐ。
雲が出ていますが、山々の様子がはっきりと。
行者小屋。
アイゼンを装着し、ストックからピッケルに持ち替え山頂に向かう準備をする。
2013年01月19日 10:28撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 10:28
行者小屋。
アイゼンを装着し、ストックからピッケルに持ち替え山頂に向かう準備をする。
行者小屋からしばらくは木々の中を進む。
雲行きが怪しくなってくる。
2013年01月19日 10:43撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 10:43
行者小屋からしばらくは木々の中を進む。
雲行きが怪しくなってくる。
しっかりとトレースはついている。
2013年01月19日 10:59撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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しっかりとトレースはついている。
中岳、阿弥陀岳。
雪化粧した山容がキレイ。
2013年01月19日 11:12撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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中岳、阿弥陀岳。
雪化粧した山容がキレイ。
横岳。
雲が流されていく様子がはっきりとわかる。山頂部は強風か?
2013年01月19日 11:12撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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横岳。
雲が流されていく様子がはっきりとわかる。山頂部は強風か?
赤岳山頂部。
このまま天気がもってほしいが...
文三郎尾根の階段は殆ど雪に埋もれている。
2013年01月19日 11:13撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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赤岳山頂部。
このまま天気がもってほしいが...
文三郎尾根の階段は殆ど雪に埋もれている。
2013年01月19日 11:17撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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トレースを辿って山頂をめざす。
2013年01月19日 11:19撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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トレースを辿って山頂をめざす。
岩が露出いている場所や階段。アイゼンをひっかけないように注意。転んだら洒落にならない...
2013年01月19日 11:26撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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岩が露出いている場所や階段。アイゼンをひっかけないように注意。転んだら洒落にならない...
中岳分岐が見えてくる。
この辺から雲の中、風も強くなり始める。
2013年01月19日 11:42撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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中岳分岐が見えてくる。
この辺から雲の中、風も強くなり始める。
中岳分岐を過ぎると一変して岩場の登り。
風も強くなり、飛ばされてくる雪片が顔にあたって痛い。
2013年01月19日 12:11撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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中岳分岐を過ぎると一変して岩場の登り。
風も強くなり、飛ばされてくる雪片が顔にあたって痛い。
危なそうな場所でもクサリが出ている。
注意して登る。
2013年01月19日 12:20撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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危なそうな場所でもクサリが出ている。
注意して登る。
もう少しで頂上なのだが、バラクラバを使っていると眼鏡がくもり、視界が悪くなる。
コース後半は極端にペースダウン。
2013年01月19日 12:40撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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1/19 12:40
もう少しで頂上なのだが、バラクラバを使っていると眼鏡がくもり、視界が悪くなる。
コース後半は極端にペースダウン。
もうすぐ山頂。
2013年01月19日 12:42撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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もうすぐ山頂。
山頂に着きました。
周囲の展望は開けず、残念。
2013年01月19日 12:52撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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山頂に着きました。
周囲の展望は開けず、残念。
山頂の標識。
背景は青空ではありません。
2013年01月19日 12:54撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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山頂の標識。
背景は青空ではありません。
三角点。
2013年01月19日 12:56撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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三角点。
頂上山荘も雪に埋もれています。
2013年01月19日 13:02撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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頂上山荘も雪に埋もれています。
頂上山荘から展望荘を見下ろすが雲の中。
ここを下っていきます。
2013年01月19日 13:17撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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1/19 13:17
頂上山荘から展望荘を見下ろすが雲の中。
ここを下っていきます。
展望荘から山頂部。
相変わらず山頂は雲の中。
2013年01月19日 13:33撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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展望荘から山頂部。
相変わらず山頂は雲の中。
山頂は曇りでも富士山の姿ははっきりと。
2013年01月19日 13:37撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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山頂は曇りでも富士山の姿ははっきりと。
展望荘から地蔵尾根。
2013年01月19日 13:37撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 13:37
展望荘から地蔵尾根。
地蔵尾根分岐。
中岳、硫黄岳方面。少し雲が晴れてきたか?
2013年01月19日 13:41撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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地蔵尾根分岐。
中岳、硫黄岳方面。少し雲が晴れてきたか?
山頂部もときどき雲が切れることが...
2013年01月19日 14:00撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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山頂部もときどき雲が切れることが...
地蔵尾根。すれ違ったグループを見上げる。
2013年01月19日 14:06撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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地蔵尾根。すれ違ったグループを見上げる。
尾根沿いから赤岳。
2013年01月19日 14:11撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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尾根沿いから赤岳。
階段下り終わったところから。
下りは階段右側に迂回路あり。ルートとの合流の足場がないので注意。
2013年01月19日 14:20撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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階段下り終わったところから。
下りは階段右側に迂回路あり。ルートとの合流の足場がないので注意。
ふかふかの雪の中を進みます。
2013年01月19日 14:28撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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ふかふかの雪の中を進みます。
行者小屋から赤岳の様子。
2013年01月19日 14:52撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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行者小屋から赤岳の様子。
行者小屋到着。
2013年01月19日 14:52撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 14:52
行者小屋到着。
行者小屋を過ぎて振り返る。
最後にキレイな姿を見たかったが...
2013年01月19日 14:56撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 14:56
行者小屋を過ぎて振り返る。
最後にキレイな姿を見たかったが...
帰りも行きと同じく南沢ルートを折り返し。
もう少し時間の余裕があれば北沢ルートを使ったが。
2013年01月19日 14:59撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1/19 14:59
帰りも行きと同じく南沢ルートを折り返し。
もう少し時間の余裕があれば北沢ルートを使ったが。
美濃戸山荘に到着、この時点で4時。
今回は思ったより時間がかかった。
2013年01月19日 16:13撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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1/19 16:13
美濃戸山荘に到着、この時点で4時。
今回は思ったより時間がかかった。
16時50分、八ヶ岳山荘到着。
もうすぐ日没。暗くなる前に帰れて良かった。
2013年01月19日 17:00撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
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1/19 17:00
16時50分、八ヶ岳山荘到着。
もうすぐ日没。暗くなる前に帰れて良かった。

感想

 昨年末の天狗岳から、年が明けて北横岳、蓼科山と遠くから眺めたきた冬の赤岳、眺めているだけでは我慢ができず、ついに初挑戦。

 赤岳は今回で5回目になるが冬に登るのは初めて。雪山ビギナーとしては少し敷居が高かったがチャレンジしてみることに。
今回はあまり無理はせず行者小屋から文三郎尾根、山頂、地蔵尾根とまわり行者小屋に戻るコースを選択。


 出発時は晴れていたものの、だんだん雲が増え行者小屋に着くころには曇り空、山頂は雲に隠れた状態。それでも時折雲が晴れると、雪化粧をした山容はやっぱりスバラシイ。

 冬場でも登山者が多いお陰だろう、ルートは全体的にトレースもはっきりとしていて、地蔵峠の直下あたりでトレースが消えかかっていた以外、ルートは分かりやすかった。
 文三郎尾根、地蔵峠とも危なそうな場所は、ロープ、クサリがちゃんと出ていた。それでも転倒すれば大ケガになりかねないので慎重に登る。

 山頂部は、予想通りの強風だったが、それでも前に進めないというほどではなく、ときどき吹いてくる突風に注意するという程度。

 一番困ったのがやっぱり眼鏡の曇り、バラクラバを付けるとどうしても曇る。かといって強風に加え、雪片が飛んでくるような状況で顔を出したままというのはツライ。結局山頂部では極端にスローペースとなりかなりのタイムロスとなった。

 山頂部では寒い中、我慢をして雲が晴れるのを待ったが、20分程度待ったが晴れ間が出ることはなかった。そういえば待っている間に他の登山者は一人もあらわれず、山頂を独り占め状態(寒さに凍えながらだが...)


 残念ながら山頂からの展望は望めなかったけど、山頂に立てたということだけで今回は満足。

しかしながら、次回は天気のいい時に...とか、次回はやっぱり硫黄岳からの縦走か...とか、結局登るだけでは満足できず、次のことを考えてしまっている。

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