金精峠・温泉ヶ岳・根名草山・鬼怒沼・大清水(日光から尾瀬へ)


- GPS
- 08:43
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 1,747m
- 下り
- 2,746m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:07
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
金精トンネル駐車場:無料(10数台程度)バス停あり、トイレなし バス:大清水14:07→道の駅14:35(大清水発 上毛高原行き) 道の駅15:29→金精トンネル16:18(鎌田発 湯元温泉ゆき) (注意!)大清水15:00→道の駅15:28は、時刻表上は乗り換え可能ですが、 接続していないようです。この日は、大清水発バスが遅延のため、 乗り換えができない状態でした。 (バス停)金精トンネル駐車場バス停は、10/1から利用開始です。 |
写真
感想
■尾瀬〜日光接続
2015年、youtaroさん(戸倉→丸沼RW)、hirokさん(大清水→菅沼)と立て続けに、尾瀬から日光を接続させるレコが上がりました。自転車を使っての周回ですが、私には真似ができずに、2回に分けるか...と思案中でした。
その後、なんと、片品エクスプレス(戸倉〜鎌田〜湯元)なる路線バスが誕生。これを利用して「湯元→大清水(バスで湯元に戻る)」というプランを考えましたが、昨年は、秋の天気が悪くて実現しませんでした。
そして、今年は、減便のうえ、鎌田〜湯元に短縮。それでも何とかなりそうということで実行に移そうとしたところ、なんと、この10/1から、金精トンネル駐車場にバス停が新設されるとのこと。このバス路線が将来にわたって安泰とは思えません(ごめんなさい)ので、チャンスがあれば、すぐに行くしかありません。
このため、金精トンネル駐車場からスタート、温泉ヶ岳、根名草、日光沢温泉、鬼怒沼山を経て、大清水に下山。大清水からバス(鎌田の道の駅でのりかえ)で金精トンネルまで戻るというものです。
ただし、バスは、大清水発14:07に乗らないと戻れないという大きなリスクを抱えています。CTは約13h40min。午前5時30発だと、CT6割程度を目標としないと厳しいです。
※金精トンネルスタート「日光→尾瀬」は、youtaroさん、hirokさんの「尾瀬→日光」に比べるとスタート地点が高く、その分は楽ができます。それでも、日光沢温泉から鬼怒沼山への登り返しは単純標高差で750mあります。
※大清水14:07→道の駅14:35(乗り換え)道の駅15:29→金精トンネル16:18
(注意!)大清水15:00→道の駅15:28は、時刻表上は乗り換え可能ですが、接続していないようです。この日は、大清水発のバスが遅延のため、乗り換えができない状態でした。
■金精トンネル〜日光沢温泉
時間のプレッシャーがあるため、5時に出発します。真っ暗ななか、金精峠まで上がりますが、かなり急で息が上がります。ほのかに明るくなり始めた男体山が美しかったです。温泉ヶ岳に向かうと次第に明るくなり、振り返ると、日光白根のモルゲンロート。色づきはじめた木々もいい感じでした。温泉ヶ岳はなかなかの展望です。
この先、アップダウンはあるものの、色づいた木々があり、励まされます。根名草山手前の水場は、水量豊富!。ここに水があるとはノーチェックだったので、補給せずに通過、ちょっと残念でした。すぐに、きれいな避難小屋を通過。まもなく根名草山となります。根名草山も素晴らしい展望。すこし下った笹原からは、鬼怒沼も見えて、心が躍ります。
根名草山からは、一気にくだって日光沢温泉です。白濁系の温泉で、機会があれば入浴したいところです(奥鬼怒4湯のうち八丁の湯、加仁湯は入浴済み)。
ここまで、相当気合いを入れてきたので、時間の貯金もできて、鬼怒沼でゆっくり散策する時間も得られました。
■日光沢温泉〜大清水
鬼怒沼は、2004年に来ています。会社の上司に連れられて、山を始めるきっかけとなった山で、再訪できたことは感慨深いものがあります。
鬼怒沼までははじめのうちは急登です。とても削られ、疲れました。
天気は高曇りでしたが、樹林帯を抜けてひらける、鬼怒沼には感激します。茶色い草紅葉ですが、幸せな気持ちになります。
なお、鬼怒沼山にも一応、行っておきます。展望はありません。時間があるので、再び鬼怒沼に戻って休憩しますが、かなり寒い。フリース、ウインドブレーカーを着ても寒い。日差しがあれば違ったのかも知れませんが、ゆっくり休憩とはいきませんでした。
物見山から湯沢出合までは、急降下。岩や木の根で、時間短縮はあまりできませんので、コースタイムがぎりぎりだと、やばそうです。この区間の時間の余裕を見る必要があります。
大清水には、バスの1時間前に到着。3分前にバスがあったようですが、走れば間に合ったので、それに乗って道の駅でゆっくり時間つぶし(約2時間)をすればよかったかなぁ、なんて思いました。
■なかなか素晴らしいルート
今回のルート。金精峠〜温泉ヶ岳〜根名草は紅葉もはじまり、展望も良く、予想外に素晴らしいルートでした。そして、後半は鬼怒沼の湿原。とても楽しめたルートです。これもひとえに、バス路線を設定、バス停を新設してくれた関越交通様のおかげかもしれません。でも、バス代、大清水〜金精トンネルまでで計約3000円くらいだったと思います。
■おまけで、金精トンネル→湯元のラン
実は、金精トンネルスタートでは、日光〜尾瀬の接続となりません。このため、鎌田から乗ってきたバスが湯元で折り返すのを利用(私は自家用車で湯元まで降りて駐車)して、バスに乗って再び金精トンネルバス停に下車。トンネル前から湯元の駐車場まで約5kmのランとなりました。
コメント
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様々な創意工夫&走力気力で走り抜けられましたね〜
とっても真似などできません
いつか何回かに分けて歩いてみたいです
cyberdocさん、こんばんは。
全然、真似できるレベルかと思います。
コースとしても、楽しめるのでお勧めですよ。
奥様と一緒とかであれば、
湯元スタートで日光沢温泉泊。翌日は鬼怒沼、
というプランも有りだと思います。
奥鬼怒の4湯は、どこも素晴らしいのです。
satfourさん、こんばんは
最初アクセス欄を見た時に、こんなバスがあったのかなあ?と思ったのですが、
片品エクスプレスなるものが登場したのですね。
次々に廃線or減便される中で、バス路線の新設は天の恵みですね。
当時は散々車の回収方法を検討したのですが。
大清水への自転車は登山後にしてはハードでした。
根名草山付近から鬼怒沼が見えた時は感動しました。
標高の高い所に位置する湿原で、浮かんでいるような感じでした。
鬼怒沼は草紅葉もすっかり終盤という感じですね。
hirokさん、こんばんは。
片品エクスプレスは、2016年から2019年までですから、
hirokさんの踏破の翌年になります。
車両も路線バスらしくない観光バスタイプでした。
今年からは車両格下げ・減便・区間短縮となってしまいましたが、
金精峠にバス停を新設したのは、登山者に嬉しい選択だと思います。
根名草からの鬼怒沼は、嬉しかったですね。
まさか、見えるとは思いませんでした。
(白根隠山からも見えましたが)
湿原は、秋を通り越して、すっかり冬の様相。
それでも、池塘のある湿原の風景は素晴らしかったです。
こんばんは
以前、「かたしなエクスプレス」を利用して日光側から白根山に行きました。
この路線どうなっているのかな?と気になっていたところ、
satfourさんのレコが上がっていたので見入ってしましました
もちろん、こんなに長いルートは歩けませんので、
金精峠〜温泉ヶ岳〜根名草あたりに行けるといいな〜
確かシャクナゲがたくさんあるんですよね
金精峠のバス停が「復活」したことは、嬉しい限りです!
小学生の頃に、家族ハイキングで金精峠に行った事があるので、
大昔は、路線バスがあったと思います
jikyoonさん、こんばんは。
金精峠は、昔はバス停があったのですね。
家族で金精峠って、いいですね。
湯元にお泊まりでしょうか。
金精峠から入って、根名草通って、奥鬼怒温泉4湯に泊まるなんて、
すばらしいプランだとおもうのですが、いかがでしょう。
シャクナゲもあるんですね。なら6月に行くのもいいかもしれません。
山を始めたきっかけが、鬼怒沼だったのですが、
目的は、山と言うより、下山後の温泉だったので....
satfourさん、こんにちは。
hirokさんに同じく、地図をみた時にどうやって戻ったのだろう?
と思ったのですが、新設のバスですか!
いつもながらの情報収集力、さすがです。
色づいた木々と朝の光が相まって温泉ヶ岳周辺の写真はとってもきれい。
それにしても、このコースはとても思い出深かったので今でも
色々と思い出します。そんな中でも、オロオソロシの滝展望台
から眺めた温泉ヶ岳(あんなに登り返せるの?みたいな)と
根名草山から見えた鬼怒沼湿原の記憶は鮮明です。
鬼怒沼湿原はよいところですよねえ。まだ2回しか行ったことが
ないですが、レコを拝見して再訪したくなりました。
山旅なコース、お疲れ様でした!
あっ、揚げ食パン、美味しいですよね(笑)
youtaro さん、こんばんは。
youtaroさんの歩いた翌年からのようです。
昨年までは、鎌田5:50発菅沼6:34着というバスがあって、
これだと、余裕をもって回れるかな、と思っていましたが、
この時間帯の便が廃止されてしまいました。
しかし、金精トンネル駐車場にバス停ができるとの朗報。
この機を逃すまい、ということで行ってきました。
しかし、あのときのyoutaroさん、
スキー場のゴンドラまで歩いているから
とてつもない距離、標高差ですよね。
根名草山から見えた、鬼怒沼。そこまで登り返すという
大変さよりも、ちょっと感動してしまいました。
ふだん、あんこの食べ物はほぼ食べないのですが、
youtaroさんのレコ見て、チャレンジしたところ、
とてもうまい。リピートしようと思います。
立て続けに第3弾…失礼します。
このコース(拙者は湯元バス停からでしたが)、拙者は一泊二日(日光澤温泉泊)でした。
それを7時間で完走とは…ビックリポンです。
おまけに雲が多くて温泉ヶ岳から根名草山にかけてはほとんど遠望が利きませんでした
物見山からの激下り…大変ではなかったですか?
それに45
片品エクスプレス…減便・路線短縮されたのも、金精トンネルBSが新設されたのも知りませんでした。
拙者が利用した時、仕方なく菅沼BSまで乗りましたが、運転手さんは
「関越交通は群馬地盤、だから栃木地盤の東武バスに遠慮して、栃木県側の金精峠駐車場には停車できないのだ」
とのニュアンスのことをおっしゃってました。
利用者を増やすためなのか?利用者から要望が多かったのか?
いずれにせよ格段に便利になりました…でも減便は痛い
yamabeeryuさん、こんばんは。
記念すべき、関東100のラストを飾る鬼怒沼山ですね。
公共交通だとスタート時間も遅く厳しいですから、
そういう作戦もあるのか、と思ったものです。
水場があることも、コメント返信でもらいましたので、
今回もそれを前提で突っ込むことができました。
ありがとうございました。
日光澤温泉、泊まったことないので、うらやましいです。
奥鬼怒の温泉はどこも、すばらしいですから。
関越交通は東武グループなので、東武がいいといえばよさそうなものですが、
いろいろ事情があるのかもしれませんね。
廃止・減便にならないよう、バスをどんどん利用するしかありません。
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