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Yamareco

記録ID: 2630890
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

伯耆大山(ずるずる滑る三ノ沢)

2020年09月06日(日) [日帰り]
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coro-chan その他1人
GPS
--:--
距離
5.1km
登り
805m
下り
799m

コースタイム

日帰り
山行
5:10
休憩
1:30
合計
6:40
11:40
11:50
10
12:00
20
12:20
10
12:30
13:30
0
13:30
13:50
0
13:50
20
14:10
110
登山口から槍ヶ峰までは特定のポイントとなる場所がなく、写真の場所は推定。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥大山、文殊堂駐車場に停める。
コース状況/
危険箇所等
登り始めは砂防ダムの工事中である。
その他周辺情報 三ノ沢登山口(文殊堂)付近には駐車場以外には何もなし。
ザレ場から岩稜帯へ入り込んだ急斜面を何とかよじ登る筆者。
2020年09月05日 10:46撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 10:46
ザレ場から岩稜帯へ入り込んだ急斜面を何とかよじ登る筆者。
剣ヶ峰から見た三ノ峰と槍ヶ峰
2020年09月05日 12:40撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 12:40
剣ヶ峰から見た三ノ峰と槍ヶ峰
剣ヶ峰から下山を始めた筆者。
2020年09月05日 13:37撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 13:37
剣ヶ峰から下山を始めた筆者。
三ノ峰から槍ヶ峰へ向かう狭い稜線を歩く筆者。
2020年09月05日 13:47撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 13:47
三ノ峰から槍ヶ峰へ向かう狭い稜線を歩く筆者。
槍ヶ峰山頂で「槍ヶ峰」のプレートを持つ筆者。
2020年09月05日 13:56撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 13:56
槍ヶ峰山頂で「槍ヶ峰」のプレートを持つ筆者。
槍ヶ峰から見た立ち上がった岩壁と急斜面のザレ場が続く三ノ沢ルート
2020年09月05日 14:00撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 14:00
槍ヶ峰から見た立ち上がった岩壁と急斜面のザレ場が続く三ノ沢ルート
岩稜帯を恐る恐る降りていく筆者。
2020年09月05日 14:09撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 14:09
岩稜帯を恐る恐る降りていく筆者。
下山中、見上げるとそこには剣ヶ峰が。
2020年09月05日 14:34撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 14:34
下山中、見上げるとそこには剣ヶ峰が。
ザレ場をさけて低木帯に入ってもザレ場であった。
2020年09月05日 15:05撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 15:05
ザレ場をさけて低木帯に入ってもザレ場であった。
奥大山の象徴的な景色を背後にザレ場を降りる筆者。
2020年09月05日 15:18撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
9/5 15:18
奥大山の象徴的な景色を背後にザレ場を降りる筆者。

装備

個人装備
Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ
共同装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ
備考 特になし

感想

山と高原地図には記載のないルートであるが、パートナーが大山を知り尽くしており、本ルートも含め季節を問わず何度も各種ルートで登頂している経験を持っているため、ただついていくだけの登山であった。登山口らしきものは特になく、地形図にも表示のない現在工事中の新たな最下流部の砂防ダムの横をすりぬけると登山ルートらしき雰囲気を醸し出す案内があった。いくつもの砂防ダムの横をすりぬけ、また砂防ダムを横切りいよいよ本格的に凝灰岩のザレ場を登り始めると、とたんにずるずると足が滑り始めていった。ザレ場というのは事前に知らされており覚悟はできていたが、想定していた以上によく滑るため、気合を入れなおす羽目になった。奥大山側に見える岩稜帯がすぐ真上に見え始めるあたりからザレ場の急勾配が始まりさらにずるずると滑り出していった。ようやくそのザレ場を抜け出すと、今後は岩稜帯の一角を這いあげるようにしてよじ登っていく。ザレ場以外はそれとなくルートが刻まれており、人の歩いた軌跡が残っている。岩稜帯をよじ登ると、そのすぐ上に槍ヶ峰が天を突きさしているのが見える。登りは槍ヶ峰をスルーし、三ノ峰、天狗ヶ峰へと進む。この稜線上のルートについても、前もって知らされており、両側がほぼ壁のすれ違いのできない幅を進んでいくこととなるが、登山中は足元のみを見、起伏に滑らぬよう転ばぬよう細心の注意を払って登っていったので、思っていたほどの恐怖感を覚えることはなかった。天狗ヶ峰を過ぎ一部稜線から少し下りた木々の中を進み、最後はあっという間に剣ヶ峰の碑に到達できた。今回は、山頂付近でユートピア避難小屋側から来た登山者二人に出会ったのみで、三ノ沢からは誰とも出会わなかった。山頂からの景色は、晴天ではあったが北側には雲が残っておりもうひとつ、南側はすっきりと見通しの良い展望に出会うことができた。大山の山容を存分に楽しめる展望でもある。誰もいない山頂でしばらくゆっくりと過ごしてから下山に入る。下山時にスルーした槍ヶ峰にも登った。これから先が想定外の状況となった。岩稜帯からザレ場への急勾配は何とかしのいだが、その後の急勾配のザレ場を降りていくのはこれでもかというほどてこずった。ザレ場の下山に慣れる間もなく、いきなり急勾配であり、ずるずるとすべるだけでなく、足元がザレ場の石の中に潜り込むのである。こういう状態を経験したことがなく、とにかく大きく踏み込まず少しずつ前進するように降りていった。それでも、道を間違える、ザレ場の登山道から足を踏み外し背中から転倒する、しまいには、疲れと脚力が落ちたためか、右脚のふくらはぎをつってしまう、という状況になりながら、ようやくのことザレ場を抜け出すことができた。当初の心配事であった、稜線上の恐怖感よりも急勾配のザレ場の下山の方がはるかにスリリングであった。

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技術レベル
3/5
体力レベル
2/5

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