笠ヶ岳 無念の笠新道ピス
- GPS
- 13:31
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,281m
- 下り
- 2,279m
コースタイム
- 山行
- 11:48
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 13:24
天候 | 快晴 下山したら雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登行】 ・林道の途中に右手斜面からの落石がきた。 林道の幅は十分あるので道芯より沢寄りで歩いた。 ・笠新道は倒木多くあるが問題ない。濡れていると滑る。 ・所々に設置されているスチール足場板は濡れていると滑る。又、固定不十分でガタつきもある。 ・杓子平のガレは安定している。 ・山荘直下〜山頂のガレも安定している。 【下降】 ・落ち葉下にある小石で数回バランスを崩し転倒しかけた。 |
写真
感想
台風の進路が大きく変わり、山行当日は新穂高辺りも晴れになりそうだ。笠ヶ岳に登り先週登った西穂を眺めようと、笠新道〜笠ヶ岳〜弓折岳〜小池新道の周回を計画した。
登山者無料駐車場に1時40分過ぎに到着。この時点で70%くらい駐車車輛があったが、上から2段目に空きがあり駐車できた。
おにぎりをパクついて準備をしたら登山指導センターへ向かう。途中で水を忘れた事に気付き、駐車場に戻るハメに。。。
気を取り直し改めて出発。指導センター前にいた3組は右股林道方面に進んで行った。左股林道は自分一人のようだ。
林道は地震の影響で落石が発生している様子。実際に進行方向でガラガラと音をたてて落ちてきた。道幅は十分あるので山側斜面には近寄らず、道芯から沢側を歩いた方がよい。空を見上げると月、星が出ている。いい一日になりそうだと思ったのも束の間、左脚股関節に違和感を覚える。
林道歩きが3劼魏瓩た辺りで、違和感は確実な痛みに変わってきた。この状態で笠新道から先の周回計画をこなせるか不安が頭をよぎる。今日は晴れが約束されている。せめて杓子平から稜線に乗り上げて槍穂を拝みたい。先ずはそこまで頑張ろう。
約4劼領啼司發をこなし笠新道に取付く。思っていたほどの急登ではない。途中の倒木や足場板が濡れているのでスリップに気を付けた。前日までの雨と夜露で熊笹が濡れていてズボンはビチャビチャだ。風も少なく寒くはないので、かっぱズボンは履かずに後で太陽に乾かしてもらおう。
標高2200m程で振り返ると穂高のシルエットが浮かんできた。笠新道登山口から2時間弱で約850mを登ったが、ペースおそっ。
日の出を杓子平で迎える事は叶わないな。股関節痛により登行速度が上がらず、写真撮影と称し、休憩ばかりとなり遅々として進まない。後続にガンガン抜かれる。競争している訳ではないが、何となく悔しい。
空は白んできているが、穂高連峰が壁となり陽は差していない。何度か振り返りつつ歩を進めていたら大キレットの稜線が光りだした。立ち止まり陽が登るのを待っていたら、乗鞍連峰がモルゲンになっていた。暫くすると北穂の頭から太陽が。。。素晴らしい光景に写真撮りまくりでした。
その後も槍穂、乗鞍方面の雲海をパシャパシャしつつ稜線に乗り上げると、裏銀座の山々が飛び込んでくる。雲海の先には白山も見えた。
この時点で笠ヶ岳のピーク到達を10時30分をリミットとし、間に合わなければ敗退する事とした。又、弓折岳〜小池新道下降の周回プランを取りやめ笠新道ピストンとした。
稜線を一旦下りピークを目指す。左手の六ノ沢を覗き込んでみる。落ちたらただでは済まない。こんな所をスキーで滑れるのかと考えながら先に進むが、自分でも笑ってしまうくらい歩みが遅い。相変わらずガンガン抜かれてます。そんな時は立ち止まり槍穂を眺めて元気をもらう。
笠ヶ岳山荘に到着してエネルギー補給をしたら山頂を目指す。
登頂〜。
何とかピークに到達できた。祠があったのでお参りをしたらピークを堪能しのんびりする。絶景。
先週の西穂はガスガスで眺望は乏しかったが、今日は360°の素晴らしい絶景。下山するのも名残惜しいが、帰路も相応の時間が掛かるであろう事が予想されるのでいつまでものんびりはしていられない。
山頂から笠新道分岐までは股関節痛も和らぎ快調に戻ってこられた。これなら周回出来るのではとも思ったが、周回ルートは長いのでやめておいた。杓子平もパシャパシャしながら下っていくと今度は右膝に違和感。これは暫くすると膝痛に変わるやつだね。左脚股関節を無意識に庇いながら歩いていたせいだろう。この状態が悪化したら笠新道を下降するのは地獄だな。杓子平を下りエネ補給&自撮りをしていると徐々にガスが湧いてきて笠ヶ岳の山頂もガスに巻かれだす。
さぁ笠新道に行きますか。
高度を落とすと徐々に槍穂もガスの中へ消えていった。熊笹地帯を抜け樹林帯に入ったところで、右膝曲げ伸ばしがきつくなり踏ん張りが効かなくなってくる。安全第一で右ひざに負担をかけないように下降していく。何度も転倒しかけたが尻もちをつく事無く登山口へ下山。水場で給水し顔を洗いさっぱりする。
最後の長い林道歩きの始まりだ。歩き出すと、なんという事でしょう先程までの右膝痛が無くなっただけでなく、左脚股関節痛まで無くなってしまった。
早歩きをしてみると痛みもなく行けるので林道は小雨の中、終始早歩きで指導センターに戻れた。あとは駐車場に戻り無事(?)下山となった。
今回は出だしから左脚股関節痛に悩まされ、挙句には右膝痛までも発症してしまった。右膝痛は中学校の野球部時代からあり、疲労が溜まると発症する。
登行下降速度が全く上がらないので、当初計画の周回は出来ずピストンとなったが、ピークも踏め最高の景色を拝めたので良しとしよう。
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