鋸山 元名から日本寺〜鋸山〜林道周回
- GPS
- 04:56
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 701m
- 下り
- 697m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はない。 |
写真
感想
26日に富山と伊予ヶ岳のはしご登山のあと、予約していた木更津のホテルに宿泊。
27日は早朝から好天で、予定通り鋸山に向かう。
鋸山に登るには多数のルートがあるが、今回は初めての登山ということで、元名海岸の駐車場に車を止め名刹でもある日本寺の表参道から登り、稜線を縦走したのち林道で元名に戻るルートを計画。
君津ICから高速に乗り鋸南保田ICで下りて国道127号を北に逆戻り、7時過ぎに駐車場に到着。
駐車場といっても国道わきの海側に20〜30台くらい車を止められるスペースがあるだけで駐車場という表示もない。
到着した時は仮眠中の車が1台、地元の漁師さんと思われる軽トラが1台止まっていただけ。
ヤマレコを見てもここに車を止めて登る方はあんまりいないと思われる。
念のため漁師さんに鋸山登山をするのでここに長時間止めてもいいか確認、猟師さんはニコニコ顔で『何時間でも大丈夫だよ』と答えてくれた。
風が強くて上空に雲が多く出ていた前日と異なり、この日は冷え込みこそ厳しかったものの風もなく穏やかな朝。
元名海岸からは海を挟んで富士山がきれいに見える。
日本寺の標識に従って元名集落を進み、車道と別れて日本寺表参道へ。
さあ、ここからいよいよ山登りだというわけにはゆかない。
ここはお寺の表参道、きれいに整備された石畳の階段を登る。
仁王門をくぐり、観音堂、心字池と過ぎ大仏広場へ。
崖を背に鎮座する大仏は、東大寺の大仏の1.7倍の高さだそうだ。
でも奈良の大仏ほどの威圧感がないのは露天に置かれているせいか??はたまた私が奈良県人だからか??
大仏広場からスイッチバックするように向きを変え、弘法大師護摩窟へ。ここからは石仏が続く千五百羅漢道を地獄のぞきまで登るつもりだったが、道を間違えてロープウエイ口へ。
ロープウエイ口から改めて向きを変え、金谷下山口を分けて地獄のぞきのある山頂展望台へ。
前日と異なり穏やかな快晴。房総の山並みから洲崎、伊豆大島から伊豆半島の天城山、三浦半島の先には富士山が聳え南アルプスから丹沢、奥秩父、奥多摩までが一望。
浦賀水道を挟んだ三浦半島はほんの目の前に見え、海ほたるやスカイツリー、さらには先週登った筑波山まで視認できる。
いつまでも眺めを堪能したいところだが、マイカーやロープウエイの観光客がちらちら現れ始めたので退散。
鋸山三角点へはバーミヤンの石仏を彷彿とさせる百尺観音から金谷下山口を石の階段で急降下。観月台コースを分け石切場跡を右手に見ながら西へ進む。
石切場は人の手によるものとはいえ壮観。
こういうのは産業遺産としてもっと世に紹介すべきだと思う。
車力道を分けると石切場を迂回するように急階段を登り返す。
登り切ったところに東京湾を望む展望台がある。
ここは地獄のぞきに負けず劣らずの展望。
EOS5Dmark靴鮗茲蟒个轡僖轡礇僖轡磧!
地獄のぞきでは気がつかなかったけど、よく見ると伊豆大島の左手に利島や新島まで見える。
ここで30分弱休憩した後、鋸山三角点へと向かう。
鋸山へは樹林の中の小さな登降の繰り返し。千葉テレビのアンテナ中継所を過ぎるといきなり山頂に到着。
狭い山頂には一等三角点と山名標識がありベンチが一つ置かれている。北側は切り開かれているが、展望は先ほどの展望台に比べれば大したことはない。
軽くパンを頬張った跡、林道口へと向かう。
いきなり狭い稜線で沢コースから上がってきた50〜60人の団体さんと遭遇。
二つのパーティーがつながったらしいが、年配の方が多くすれ違いにかなり時間ががかかる。
あちらが登りで優先権があるのはわかるが、2人と50〜60人、ここは機転を利かせて先に行かせてくれるのがリーダーたる資質じゃないか??
大人数の団体を引っ張り、ほかの登山者に迷惑をかけてるんだからそこのところはもうちょっと融通を利かさないとね。
三角点から15分ほどで再びベンチ。沢コースとの分岐点になっている。
沢コースはバリュエーションルートだが、ここを利用する登山者はかなり多いようだ。
さらに稜線を30分ほど進むと、杉の植林に替わりいきなり林道に飛び出す。
ここが林道口。
関東ふれあいの道の地図などが置かれている。
ここからずっと林道歩き、前半戦はダートでそれほど苦にならないが、後半はアスファルトになり結構つらい。
高速の高架橋下で道は二手に分かれる。
保田への道を分けて右折するが、なんと標高差で60〜70メートルほど登り返し。
車道をだらだら歩いてきた身には結構つらい登り返しだ。
ダムを過ぎ右手に今日歩いた稜線を見上げながら下ると、朝登り始めた表参道入口が見える。
内房線のガードをくぐり、国道を横断するとようやく駐車場。
二日にわたる房総の低山歩きだったが、標高が低いということであえて長いコース設定にした。
結果的には登山道よりも車道を歩く距離の方が圧倒的に多くなってしまったけど、無事下山すればそれも心地よい疲労。
房総の山は標高こそ低いものの、温暖な気候のせいかシイなどの鬱蒼とした樹林が広がり、奥の深さを感じた。
もちろん美しい水仙を堪能することもでき、充実した二日間だった。
次週は嫁さんの都合が悪く私一人で登る予定だが、どこに登るかはお天気や雪の状態と相談。
土曜日は雨っぽいね??
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ヤマレコの機能的には気がついていただけると思うのでコメ入れさせていただきました。
昨日の富山、伊予ヶ岳同様歩かれましたね。山道より舗装路の方が多いコースどりでしたが、賛同者が多いようで、お気に入りも4つ有りますね。他のレコは各登山口からのピストンまたは、浜金谷STから保田STのプチ縦走が多く貴重なレコだと思います。
前日とは打って変わって、富士山が綺麗に見えて良かったですね。
質問なんですが、地獄のぞきとかは拝観料を払わないと行けない所なのですか?拝観料をケチるとかいうのではなく、早朝出発(日本寺P)の場合、営業前でゲートとかが閉ざされていて、入れない区画とかがあるのでしょうか?
追伸:メッセージにて丁寧な回答をいただきました。有難うございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する