八ヶ岳・黒百合平-天狗岳(悪天候も楽しむのだ)


- GPS
- 27:30
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 746m
- 下り
- 746m
コースタイム
12:00渋の湯出発-13:30パノラマコース分岐13:45-14:15唐沢鉱泉分岐-15:10黒百合ヒュッテ到着。
26日
10:00出発-東天狗岳400m手前で撤退判断-12:40黒百合ヒュッテ
14:10下山開始-14:45パノラマコース分岐(ワカンを体験装備)15:00-15:30渋の湯
27日予備日
忘れ物を取りに再び渋の湯へ+温泉♪
天候 | 25日下界は晴れ、山頂付近には黒い雲。(ヒュッテ-23℃) 26日暴風雪(ヒュッテ-20℃) 27日下界は快晴(山頂付近も快晴に見えた) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
渋の湯からヒュッテまでは、道は明瞭だが、パノラマコースや唐沢鉱泉からのアプローチはラッセルになる事が多く、タイムロスを視野に。 中山峠から先、尾根に出ると別世界です。 しっかりと耐風装備と防寒対策を、最後の急登後は岩稜帯ですので、アイゼン必須。 天候の推移に留意、降雪時はトレースがすぐ消えます。 ピークの帰路に視界不良の場合、ルートミスの可能性があります。 天狗の奥庭は、降りてしまうと小屋が直前まで見えませんので、視界不良時は降りない方が無難と注意されました。 渋の湯の日帰り入浴は、10時~15時まで。 15時半におねだりしてみたけど、入れませんでした。(笑) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今回は、Kちゃんの雪山デビューに随行。
駐車場に車はなし。
あとからバスで、1名様到着。
アークテリクスのアウターに、ブルジョア感を感じた(笑)
道中は新雪が20~30cm程、小屋の人が先行して行った足跡のみ。
これならアイゼンもいらないし、柔らかいクッションが足に優しい。
八ヶ岳山頂付近には、どす黒い雲が占拠していて、天候は悪いようだった。
雪遊びをしながら、パノラマコースの分岐に。
前回同様に、ここに休憩用ベンチを作成。
初めて来た時に雪のベンチを見て、同じ場所に作ることにしている。
唐沢鉱泉との分岐を過ぎ、左側に丸山の稜線が見えてくるころから、気温はグッと下がり、樹林帯の恩恵が薄れてくる。
明るかった空間が、どんどん暗くなっていった。
ヒュッテに到着するも、風が雪をあおりまくっていた。
テントの受付を済ませ、たしか中で自炊できたよなと確認するが、NOの答え。
宿泊者も4・5人だし、週末前の金曜日、そこは寛容なサービスを期待していたのだが、残念だった。
基本、テントは小屋利用できないのは承知しているけど、他にテントはないし、今日はいけると踏んだのだがなぁ。
最近、「空いている山小屋は愛想が良いの法則」を確立していただけに、終始愛想の見えなかった対応が、残念だった。
前回の反省を踏まえ、雪面を掘れるだけ掘った。
場所を確保し、いよいよテント設営と行きたかったが、なにせ風が強くて1人では無理と、小屋へ戻り、Kちゃんに助力を要請。
しかし、うまく伝わっていなくて、いくら待ってもこない。
再び小屋へ戻ると、すっかりとくつろいでいる。
待っていた寒さで、イラッとしてしまうのだが、いつになったらこういう事にならない余裕ができるのだろうか。
再度協力要請し、とりあえず1人で設営を始めるが、うっかりテントを風に飛ばされてしまって焦ったが、幸い、山積みになった蒔きに引っかかってくれた。
焦るな・・・慎重に。
ポールをセットするのに思いのほか苦戦。
Kちゃんに中に入ってもらい、荷物を運びいれて重り増設。
穴の開いたインナー手袋から指が出ているので、千切れるような痛みに、涙がちょちょぎれる。
ふと、谷川岳で力尽きた時、師匠が1人でテントを設営してくれたことを思い出し、あの苦労を本当の意味で知ることができた。
選択肢は1つしかない中、やる事は決まっているのだから、寒いとか痛いとか・・・顔が歪む自分の力量の無さを痛感した。
今回は暴風のブロックも積み上げたし、設営できてしまえば、快適な空間。
熱々のキムチ鍋も、最高だった。
18時過ぎに、何やら人の気配。
こんな時間に、風雪の中、テントを設営しているのか?
手伝いに行くか?と思ったのは一瞬で、食事中だからと言い訳を考え、外を覗くことができなかった。
就寝前のトイレついでに表に出れば、ダンロップのVL14が。
冬用外張りも、あるんだ・・・と思いながら、本当はこれくらい出来なければいけないのだろうなと、感嘆のため息。
翌日、声を掛けたが、スタート時に見かけたアークテリクスを着た人だった。
踏み跡の無い唐沢方面からアプローチしたと言うが、思いのほかラッセルで時間が掛かってしまったと涼しげに言っている。
今日は高見岩の方へ向かうと、何事も無いように風雪の中に消えていった。
いつものことだ・・・問題ない。
そんな雰囲気に、凄く憧れを覚えた。
アルピニズムや山岳会等の山に対する気概なんてものは持ち合わせていないが、雪山に入る以上、やはり山と共にあるという共通点では、環境にもっと慣れる必要性を感じた。
天気が悪い、まぁ・・・山だからね。
と、自分たちも出発準備。
とりあえず、デビュー戦のKちゃんの経験値アップ。
自分の装備は、Kちゃんに。
俺は、師匠から借りたアイゼンをと・・・あれ?
調整してきたつもりが、装着できない。
新雪も多いし、まぁ行けるところまでと、アイゼン無しで出発。
稜線まで出れば、やはり強風。
しっかりとキックステップし、慎重に進む。
最後の急登を登り、東天狗岳まであと少しというところ。
先行者と下山者のトレースは、既になし。
天候も下り坂だし、目だし帽がない分、サングラスもそろそろ凍結してきそう。
視界も確保できなくなってきたので、残り3・400mでピークなのだが、撤収。
ソロの人とすれ違ったが、風雪の無いところで温かいお茶を飲んでいたら、やはり撤収してきた。
地元の方で、小屋に戻り、しばし談笑。
駐車場でも一緒になり、またどかでと。
彼が飲んでいたホットワインが美味そうで、たのんでみたら、シナモンが添えられていて、凄く美味しかった。(お勧めです)
カレーライスとラーメンで腹ごしらえし、下山開始。
気温は-20℃。
週末の宿泊者達が上がってくるが、ヒュッテ近くは風雪もあり寒い。
笑顔が消えかかった顔を見て、思わず多きな声で声を掛けて言った。
「あと5分だよー!がんばっていこー」
「今日は、冬山日和~あと少しだから、樹林帯を楽しんで」
そんな、感じ。
途中、険悪ムードなカップルにも遭遇。
本当に、雪山は恐るべしです。(苦笑)
グレセードっぽく、滑るように下山はサクサク。
温泉~温泉~と。
しかし、日帰り入浴15時の文字に、・・・・・・。
おばちゃんに、駄目?ウフッ的におねだりしてみたけど、駄目だった。(笑)
しかも、燃料パイプが凍結したのか、エンジンがかからない罠。
幸いバッテリーが新品だったので、頑張れセルモーターと。
息も絶え絶えなエンジン、なんとか点火してくれた。
温泉を探し徘徊するが、なぜか行くところ行くところやっていない。
結局蓼科高原まで行って、やっと温泉に。
時間も時間なので、帰路は翌日に。
予備日1日は、偉大です。
これが功を奏し、Kちゃん・・・駐車場に忘れ物。
ストックを回収に、再度渋の湯へ。(ありました)
ついでに、渋の湯にも入れました。
結果、オーライ。
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