雨飾山 これ以上の紅葉を私は知らない。
- GPS
- 05:43
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,000m
- 下り
- 1,016m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
10/20(火)
仕事から帰って22時に自宅を出発した。
10/21(水)深夜3:05 雨飾山登山口に到着。
更埴ジャンクションが通行止めで到着が遅れた。
第一駐車場は7割ほどが埋まっていた。
気温は5度とかなり冷えている。
漆黒の空に満点の星。
星空には騙され続けているのであまり期待しないとこ。
4:30までウトウトして朝ごはんのメロンパンとCCちゃんが用意してくれた熱いコーヒー。
コーヒーはいいよね。
身体が温まるし、ボーッとしていた頭にスイッチが入る。
登山口近くのトイレは水洗できれい。
もちろんペーパーもある。
これで駐車料金もトイレ料金も取らない。
なんて素敵なんだ。
雨飾山は今年一の繁忙期。
この時間でもあちこちからチラチラとライトが灯っている。
4:55
星空に見送られて登山口スタート。
.好拭璽箸らブナ坂(1.5キロ)まで
スタートから45分ほどでブナ坂に到着。
0.75キロまでは平坦な道。
登山口と書いてあるところから本格的な登りがスタート。
勾配はキツいけど歩きやすい。
真っ暗な中だったけど危険箇所もないし道迷いもない安心安全なトレイルだ。
気温5度でも暑がりの私はすでに半袖Tシャツ。
復路はブナをはじめとする原生林の巨木の紅葉に驚く。
往路は真っ暗でわからなかったんだもん。
こんなにも素晴らしかったんだね。
立ち止まったり歓声をあげたりキョロキョロ。
▲屮癖燭ら荒菅沢(2.4キロ)まで
スタートから1時間13分で到着
ブナ平を過ぎても急登は止まらない。
でも木の根っこがちょうどいい塩梅の段差を作ってくれてるから手を使うような箇所はない。短い階段はあるけど問題なし。
ガーミンが1500mを超えたあたりから荒菅沢徒渉点への下降が始まる。
川沿いの石は滑りやすいと相場が決まっているので慎重にビビリ降り。
おぉーっ!
ここだーっ!
ヤマレコや登山サイトに出てるとこだよ。
なんてったって、荒菅沢奥壁の岩壁「布団菱」を彩る紅葉が素晴らしいじゃないか!
往復は曇っていた空も復路は青春の色に染まる。
紅葉は曇り空でもいいって思っていたけど、青空だと一層映えるね。
復路ではたくさんの人が休憩したり、カメラを向けたりしていた。
9喊沢から笹平(3.5キロ)
スタートから2時間13分で到着
荒菅沢を徒渉してそのまま登ったら岩に×マーク。
ありゃりゃ、間違った。
右手に廻りこむのが正解。
ちゃんと標識もあったわ。
落ち着けアタシ。
このゾーンはハシゴや岩場の連続する急登の連続。
ガシガシ登る。
視界が開かれると途端に気温が下がり風がピューピュー。
たまらず長袖を羽織る。
豪雪地帯なのか1800mを過ぎると森林限界を超え岩場歩きとなる。
遠くに見えていた笹平が段々近づき、糸魚川の街と海が視界に入ってくる。
復路は一番すれ違いが多かった地点。
「お先にどーぞー」を繰り返す。
人が多くて止まることが多いけど、燃える山並みを見ながらの下山は優しい気持ちになれるんだ。
ず平から雨飾山(4キロ 1963m)まで
スタートから2時間35分
笹平でちょっと休憩。
ここでしっかり防寒対策をした方がいい。
私は長袖一枚だけだったけどやっぱり山頂は寒かったから。
笹の中の平坦な道を進むと5分ほどで分岐点。
雨飾山荘がある糸魚川方面に進む標識がある。
更に進むと正面にポコんと見えるのが雨飾山。
ジグザグの登山道に2人の先行者が見える。
繁忙期はここが渋滞を起こすようだけど時間が早いので前後に人はいない。
今日イチの急登を登って振り返ると、♪───O(≧∇≦)O────♪
これもアチコチのサイトでお馴染みの美しい乙女の横顔が見えた。
枯れ木がまつ毛のように見えて大興奮。
もうキャーキャー言っちゃう。
誰もいないからいいよね。
あっという間に登りきり、雨飾山に到着。
やったー!
到着した北峰は石仏が鎮座していて、
30m向こうの南峰には黄色の山頂標識。
山頂北側は糸魚川の街とその先には日本海が広がっている。
山頂東側は金山越しに焼山と火打山。
南側は白馬三山がドーン。
白馬三山の左がわには不帰キレットから南側のアップ
唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳。
更に遠くに槍ヶ岳・穂高岳など北アルプスオールスターズ。
山頂には25分滞在。
この景色は見飽きることがない。
これから続々と登ってくる登山者さんもおられるので長居は遠慮して下山開始。
**
笹平でははじめて座って休憩。
ポットに煎れてきた熱々のコーヒー。
どのバリスタが淹れたものより美味しい。
紅葉に歓声を上げながらゆっくりと下っていく。
どんどん登ってくる登山者さんに「山頂の眺望すごいですよ」とか、まるで自分のこと山のように自慢する。
往路は暗い中で歩いてきたから復路ははじめて見る景色。
ピストンでもこうすると消化試合にならない。
雨飾山だけではなく周りの山々も競うように色づいている。
これ以上の紅葉を私は知らない。
10:40に下山。
往路より時間がかかったけど、こんな光景、滅多に見られるもんじゃない。
急ぐよりちゃんと紅葉感を感じていたかった。
駐車場からの紅葉山の景観も見事。
上の方は終わってしまったけど麓は今が紅葉の真っ盛り。
キャンプ場もあって10月限定の登山者プランもあるみたい。
https://www.amakazari.com
**
車で2キロ先の鎌池へ。
平日でも駐車場にようやく入れた。
周回コースは2キロ40分とのことだったけど、写真撮りながら23分だったからもう少し
短いかも。
水面に映る紅葉の樹々。
タキシードとウエディングドレスをきた新郎新婦が撮影されていた。
きっと素敵な写真になるね。
11:30に現地を出発し、道の駅やSAに寄り道しつつ自宅着17:30
**
雨飾山登山口までの車での往復距離540キロ
車での往復移動時間11時間
↓
10/21(水)雨飾山登山
山行距離 8.6キロ
山行時間 5時間42分(休憩1時間含む)
*
雨飾山はとても遠かったけどこれだけ時間をかけても行く価値はある。
これ以上の紅葉をワタシは知らない。
先日、遅ればせながらわたくしも行ってまいりました。
じつは毎年のように行っております。リピートしても飽きません。そして、ことしも前々から計画していました。
これは社交辞令でも、おあいそでもなんでもないのですが、以前より、じぶんもここの紅葉がいちばんだと思っていました。あまりほかを知らないということもありますが、それを差し引いても抜群の美しさだと思います。山バッジは集めていませんが、雨飾さんのだけは持ってます。
ブナちゃんだいすき。あの悠然とした感じ、心が凪ぐんだよなあ。と感じるのはわたしだけかしら。
こんにちは。
あ、雨飾山はgamazouさんのホーム的な山だったのですね。
糸魚川方面から登った紅葉の素晴らしさに感謝しました。
レポ拝見しましたけど、6日連続登山って、
なんなんですか!
羨ましすぎます!
写真もとってもいいですね。
特に焼岳レポの代表写真と、雲泥の差の青空と稜線の写真が好きです。そのセンス分けてください。
来年は平ヶ岳の紅葉を狙っています。
先に行って様子見てきてください(笑)
たびたびおじゃまします。
禍福はあざなえる縄のごとし。もうあしたにはのぼれなくなるかもしれないっていつも感じています。だから時間と気力がある時は、できるかぎりのぼりにいきたいなって思います。
お褒めのことば恐縮です。ただ、写真は好きですがセンスがあるわけではなく、おそらくカメラの性能のおかげです。
つかぬことですが、pp151さんの記録を拝見すると、こころの底から楽しんでのぼっている様子が伝わってきます。読んでいて、あたたかなきもちになれる。不躾ながら、天真爛漫な方なんだろうなと想像しています。きれいなものはきれい、素直にそう言えるきもちは、いつまでも忘れずにいたいです。
平ヶ岳、難関ですよね。わたしもあこがれます。尾瀬のほうは奥深くてアクセスがたいへん。もう久しくいっていません。pp151さんの記録アップも楽しみに待っていますね。
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