庚申山(89/栃木百)・中倉山:銀山平から間藤駅+α、半袖隊長、あ〜素晴らしきかな足尾アルプス


- GPS
- 10:13
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 1,573m
- 下り
- 1,648m
コースタイム
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 10:12
累積標高(上り): 2237m / 累積標高(下り): 2313m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:60.545=26.61+(2237÷100)+(2313÷100÷2)
→→→判定「●EK60〜70未満 忍者!達人!」⇒異常値の可能性が大きい
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献

★分県登山ガイド08栃木県の山(山と渓谷社/2018年7月1日初版)
29庚申山・皇海山:奇岩怪石と庚申講信仰修験者の山
31中倉山:360度さえぎるものがない足尾山地の展望台
【参考記録

(1)2020年06月29日(月) AIKENさん
足尾 仁田元沢 庚申山-中倉山 石塔尾根
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2419350.html
(2)2020年06月09日(火) 〜10日(水)kyom4さん
銅親水公園〜庚申山〜オロ山〜沢入山〜中倉山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2389152.html
(3)2020年08月10日(月) 〜11日(火):danyama・ komemameさん
松木沢〜皇海山〜庚申山〜中倉山(銅親水公園からの周回)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2494177.html
天候 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【往路】銀山平(前泊先)から歩き始め 【復路】皇海荘入口1552 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]![]() 々申山(銀山平⇒庚申山荘⇒庚申山) ロープ・クサリ・ハシゴなどを使う急登・山腹横断地点が多数あるが、関東ふれあいの道と重複区間も多く整備は行き届いている。 ●銀山平⇒一ノ鳥居…林道。部分的に崖崩れ地点はあるが危険箇所なし ●一ノ鳥居⇒庚申山荘…時に奇岩を見ながら沢沿いに続く明るい樹林の道。 ●庚申山荘⇒庚申山…巨岩の基部をロープ・クサリやハシゴを使いながら横断・急登する。特に難易度は高くないが、すれ違い時には譲り合いが必要。最後はコメツガ林に中で傾斜が緩むと頂上は近い。頂上から数分で皇海山や奥白根山を望む見晴台がある。 中倉山(庚申山⇒オロ山⇒沢入山⇒中倉山⇒取付き地点⇒鋼親水公園⇒赤倉BS) 庚申山〜中倉山の間は、山と高原地図・分県ガイドともに非掲載の熟達者向きコース。 中倉山〜銅親水公園は分県ガイドにて紹介されており、特に技術的な難所はない。 ●庚申山(見晴台)⇒オロ山… ササ原と樹林を繰り返すが、踏み跡は現れては消える。基本は尾根筋トップ目だが、特に定まった道はないようで、テープ・リボン類はあっても踏み跡はないケースもある。割と尾根幅が広いが、松木川渓谷サイドの展望が得られる北側(進行方向左側)が好んで歩かれるように思う。 ●オロ山⇒沢入山…鞍部に下るまではやはり道筋が不鮮明で、急降下部分もある。鞍部に降りてしまえば尾根幅が狭まることもあり、行く手は分かりやすくなる。沢入山が近付くにつれ天空回廊と化す。 ●沢入山⇒中倉山…足尾アルプスの名に相応しく岩場が散発的に現れる。山腹に巻き道が見て取れるが、ここは稜線漫歩を楽しむべき区間。岩場も高度感はないので、乗り越えることをお勧めする。 ●中倉山⇒取付き地点…最初は支尾根、その次は斜面を九十九折りに一気に下る。それなりに急坂だが危険箇所はない。 ●取付き地点⇒銅親水公園…林道(大半で舗装)歩き。 ロード(赤倉BS⇒間藤駅⇒皇海荘入口BS) 全て舗装道路歩き。 (注)公共交通機関を利用する場合は、赤倉BSから日光行きバスか、間藤駅からわ鉄に乗車することになる。いずれも運行本数は少ないので、事前に乗車候補バス・電車を決めて行動すること。今回は目標とするバス便に間に合ったが、逆に早く着き過ぎたので、バス代節約のため歩けるだけ歩いた地点が「皇海荘入口BS」だった。 ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★泥濘状況 ![]() ★積雪状況 ![]() ★蜘蛛の巣 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ★トイレ ![]() ★携帯 ![]() ★食料調達処 ![]() ★酒類調達処 ![]() ![]() ★お土産処 ![]() ★飲食店 ![]() ★温泉 ![]() ★前泊施設 ![]() 平日一泊夕食(税込)7,605円=(⇨GoTo割引11,700x65%) https://kajikasou.info/ https://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/totigi/209041.html |
写真
感想
今回の主眼は栃木百の一つである庚申山。
拙宅から始発電車を利用しても日帰りするのは困難なので、登山口・銀山平にある国民宿舎かじか荘に前泊した。
【前日は赤線繋ぎでわ鉄沿線歩き】
2020年10月20日(火):渡良瀬川・草木湖:
わ鉄沿線歩きで群馬栃木県境越え、半袖隊長、そして神戸駅から足尾・通洞駅へ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2661835.html
【石塔尾根…あるいは足尾アルプス】
銀山平から単純ピストンするのもつまらないので、昨年、中倉山に登った際に強く印象に残った沢入山・オロ山・庚申山と続く稜線を歩くことを思いついた。
そのコースは山と高原地図には載っていないし、分県ガイドでも紹介されていない。
しかし「みんなの足跡」で調べるとそれなりに歩かれているようで、「オロ山」や「沢入山」で検索すると年に何件かの山行記録が登録されていた。
それらを拝見・研究したところ、大雑把にまとめると
「庚申山からオロ山は取付き箇所は様々で、ササ原に覆われほとんど踏み跡はないか、あっても薄い」
「オロ山を過ぎると道筋が次第に明瞭になり、沢入山辺りからは一般道並みになる」
「皇海山や鋸山、奥白根山、男体山など松木川渓谷側の眺望に優れた天空の道となる」
…と言うものだった。
そして稜線は石塔尾根と呼ばれ、また足尾アルプスとの異名もあることが分かった。
【歴史と修験者の道】
庚申山は歴史ある修験の道。想定していたよりは、ロープやハシゴの道は優しかった。
ただ前日のロード(わ鉄沿線歩き)の疲れなのか…思ったようにピッチが上がらない。
また出発時は晴れていたのに、途中から雲の中に入ったからか周囲はどんより。
その中を我慢して半袖で歩いていたのが悪かったのか…手指の動きが非常に鈍い。
こりゃいかん!と庚申山荘から山頂までは長袖を着用した。
これが好かったのか…山頂の少し先の見晴台では見事に晴れ渡り、体調も回復したようだった。
【素晴らしき天空の道】
足尾アルプスはほぼ事前研究していた通りだった。
しかし意識して尾根筋トップ目を歩いている積りでも、二度ほど左(北)側に逸れてしまいそうになった。
これば石塔尾根が緩やかに婉曲しているのに対し、意識は尾根筋を真っ直ぐ真っ直ぐと思っているからだろう。
両方ともGPSを見たら「あれ?」と気付き事なきを得た。
なお庚申山〜沢入山の間は携帯電波圏外であることを、事前に十分理解し対処すべき。
それにしても松木川渓谷サイドの眺望、目の前に広がる伸びやかな稜線は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい。
2000mにも満たない中級山岳地帯でこれほど開放感を得られる稜線はそうそうないだろう。
栗駒山や雨飾山などのように、紅葉時期の渋滞が起きないように、山と渓谷社には是非このルートを地図上には載せないで欲しいと思うほどだ。
もっとも載せたとしても、アクセスやコース難易度からして誰でも行けるものではないが…。
【拙者の時給210円?】
最初は間に合うか…と思っていたが、下ってきたら赤倉BSにバス時刻より70分も早く着いてしまった。
何もないバス停なので、隣の間藤駅まで歩くも、そこでも50分余りも待ち時間がある。
間藤駅からは桐生方面に向かう「わ鉄」が先に出発するが、日光行きのバスに乗った方が1時間半も早く帰宅できるのだ。
ぼ〜っと間藤駅で待ってるのもナニなので、バス代節約のため、歩けるだけ歩くことにした。
その結果、バスに乗ったのは皇海荘入口BSで、約7km/約80分を余計に歩いたことになる。
それで得られたバス代節約効果は…280円(=1200円-920円)。
単純に計算したら1時間当たり210円…拙者の時給はそんなものなのだ
【栃木県の山…完登にリーチ】
これで「栃木県の山」掲載75座の内73座に登ったことになる。
残るは「月山」と「夫婦山」の二座だが、両山は隣同士なので、あと一回の山行で「ロン」あるいは「ツモ」となる。
この二座もバス便の都合で、拙宅からは日帰りは無理で近場に前泊する必要がある。
どうせなら「GoToキャンペーン期間」に果たしたいと思案中である。
【今日登った主な山】
★庚申山(こうしんざん)1,892m:栃木百…89座目、分県ガイド、日本百霊山など
★オロ山(おろやま)1,822m:無冠
★沢入山(そうりやま):無冠
★中倉山(なかくらやま)1,530m:分県ガイド
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
【個人用参照過去レコ:わたらせ渓谷鉄道および足尾山塊関連】
(1)2019年05月08日(水):三枚石・地蔵岳(73/栃百)
まだ間に合うアカヤシオ、三枚石は散り始め・地蔵岳は真っ盛り
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1838966.html
(2)2019年06月17日(月) :備前楯山(78/栃木百)
花は咲かねど圧巻の展望、半袖隊長、人に触れ歴史に触れ自然に親しむ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1895951.html
(3)2019年12月14日(土):中倉山
孤高のブナに会うためひたすら登り!半袖隊長、足尾や日光の山並みを大展望
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2142685.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こんばんは😄
庚申山は思ったより手強い感じ❓でしたか、
登山口迄の林道でまずジャブとボディブロー
その後の庚申山荘からの急登と写真31/112の丸太ん棒の橋⁉とか、
その後の中倉山への縦走はお手のものでしたね(^_^)
足尾アルプス、まさにアルプスそのもの。
何度も登りたいお山ですね(^_^)
栃木百に遜色無い中倉山、ナイスだと思います。
庚申山は最初(=庚申山荘まで)は思っていたより、遠い・時間が掛かったと思いました。
感想欄にも書きましたが、日差しもなく冷たかったのに、無理して半袖のままでいたのが悪かったのかなぁ‥と。
でもその後は、山頂までは割と調子よく歩けたように思います。
写真31/112の橋?丸太?は見た瞬間にどなたかのレコを思い出し、確か巻き道(回り道)があるはず…と思って、すぐに踵を返しました
昨年、中倉山に登った際に、沢入山に続く開放的な稜線を見て「素晴らしい!」と思いましたが、歩いてみたら「なおさら素晴らしい!!」と感じました。
今年の5本指には絶対に入る山行でした。
yamabeeryuさん、こんばんは。
中倉山、なんと!この周回コースで行きましたか‼
特に後半の稜線、沢入山・中倉山付近、いい雰囲気ですね〜
天気
26劼發離蹈鵐亜△疲れ様でした。
写真には見当たらないようですが、達成のビール
中倉山は、以前makoto1959さんが行かれた際、興味を持って地図読みした際、ピストン嫌いの小生が行くならこのコース(逆ルート?)と思っていましたが、コースの長さから立案まで至りませんでした。
最近の体たらくからは、もう行く気力は湧かないでしょうね。
写真78 o製は次は買わない!
まあ、普通そうですよね
先日新調したカメラがo製のodaxでした
お早うございますm(__)m
ようやく秋空が続くようになりましたね
昨年に中倉山にから見た沢入山に続く稜線が忘れられず、尾根の派生地点である庚申山とセットでと欲張ってみました。
オロ山前後は踏み跡はないも同然なのでかなり苦労しますが、沢入山〜中倉山間は道筋明確・四方八方展望…。
週末に行かれた天狗棚山近辺に似た開放感がありました。
車中酒場は…110
O社
もっともO社は赤字続きの映像事業からは撤退し、同部門を投資ファンドに売却済み。
ブランドは当面維持されメンテ事業も継続されるそうですが、同社に限らず、スマホ内蔵カメラで十分との一般ユーザーをとどれだけ取り返せるのか…事業戦略が問われていますね。
庚申山大遠征ですね〜
孤高のブナ
石搭尾根、そのうち山高地図にも載るんでしょうけど
それまでに歩いてみたいものですね〜
kazuさん連れてきてくれないかな?(笑)
足尾アルプス(石塔尾根)…数年前に奥日光のどこかの山頂で一緒になったハイカー氏と足尾・前日光の山並みを見ながら
「先日、足尾アルプスを歩いた。銅親水公園から登るのだ」
と聞いたことがありました。
当時は親水公園?と言われても何処にあるのかも分からず、「へぇ〜」と答えるのが精一杯でした。
石塔尾根が山高地図に載るのは…相当先になるでしょう。
だって庚申山〜オロ山の間は踏み跡が途切れ途切れなので、編集部もどこに赤線(登山道)を引いて好いのか分からないと思います。
カズさんと一緒なら、クルマで早朝に銅親水公園
「親水公園⇒赤倉BS⇒舟石峠(備前楯山登山口)⇒銀山平⇒庚申山⇒中倉山⇒親水公園」がお勧め。
逆コースでも可能ですが、スピード重視で庚申山への岩場(ハシゴ多し)は下りよりは登りの方がいいかも
yamabeeryuさん、こんばんは。
紅葉の色づきがいいタイミングですね。
沢入山から先は展望も良く、孤高のブナの色もいいです。
このエリア、庚申山、中倉山、鋸、皇海山、備前楯山。
いずれも未踏の山々ばかりです。
今回のレコ、興味津々、読ませてもらいました。
笹ヤブが深いのは厳しいですが、
トラックログを落とさせてもらいました。
来年には行ってみたいと思います。
分県本、あと1回2座ですか。
月山のアカヤシオはなかなか素晴らしいので、
私も、未踏なので、来年のその頃を狙っています。
お早うございますm(__)m
関東百巡りから始まって、次は栃百巡り。
足尾・前日光の主要なピークはそこそこ踏んでいますが、庚申山〜鋸岳間のクラシックルートが残っています。
でもなぁ…ここはなぁ…です。
沼田側の林道が閉鎖される前に、レンタカーでガタガタ道を運転して皇海山を楽々往復しといてよかった…て感じです。
さて庚申山〜中倉山は時に樹林帯に入りますが、ササ原の方が多いので、見通しが効き安心感があります。
拙者のログは完全ではありませんが、大間違いはありません。
ただ何が?どれが?正しいのかは実のところ分かりませんけどね。
cuberdocさんのレスにも書きましたが、脚力十分の方であれば日帰り周回が可能です。
実際にいくつかのレコが上がっています。
例えば拙者が参考レコに挙げたkyom4さんコースを一日で歩いてしまうなど。
月山・夫婦山は当日始発電車だと登山口行きバスに乗れないで、GoTo期間中に前泊作戦を考えています。
yamabeeryuさん、お早うございます。
銀山平から庚申山、石塔尾根へ入りオロ〜沢入〜中倉山と巡るのはyamabeeryuさんなら十分可能と思っていましたが、ゴールが銅親水公園や赤倉バス停ではなく、もしかしての間藤駅でもない!
時間が余って皇海荘入口バス停まで行ってしまうとは!
まさにEK度数の忍者!達人!ですね!
恐れ入りました m(_ _)m
25日に中倉山へ行った時も車で走りながらこの辺ずっと数日前にyamabeeryuさんは歩いてたよと嫁様に話したらビックリしていました。
童謡ふるさと館があるくらいなので国道122号にもメロディーラインが敷設されています。
車だと「もしもし亀よ、亀さんよ〜
事前に孤高の一本ブナの写真を見せて頂き、ありがとうございました。
おかげ様で、行くか1週間遅らせるかの迷いがなくなりました。
お早うございますm(__)m
早速、中倉山に行かれたんですね
奥様の落ち葉踏み抜き・滑落のアクシデントがおありになったとか…でもご無事で何よりでした。
きっとあの素晴らしい平衡感覚が身を守ったのでしょうね。
結果的に赤倉BSには70分も早く着いたのですが、庚申山荘に向かっている最中は「こりゃ大丈夫かな?」と不安でした。
しかし今となってみれば、出発を30分遅らせて、かじか荘で朝風呂に入ればよかった…など身勝手なことを考えています
今回のEK度数はシステム的なバグによるものだと思います。
出発直後の林道歩きと最後の道路歩き部分でログが小刻みに飛んで余計な標高差が足されているためと睨んでいます。
単純標高差が1060mぐらいですから、恐らく累積標高差は1500mぐらいかと推測します。
水沼駅前のみどり屋さん…空白区間となっている神戸駅⇒水沼駅と歩いて駅温泉⇒みどり屋⇒わ鉄のプランが出来上がりました
なお91番
昨日レコを拝見しあっと気付いて、こっそり修正しました
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