九重エリア 快晴と絶景 涌蓋山
- GPS
- 04:26
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 491m
- 下り
- 686m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝はガチガチに凍って歩きやすかったが、涌蓋山から下山した南斜面が解けて滑りやすかった以外は快適なとても素晴らしいハイキングコース |
写真
感想
3連休の中日の日曜日だけ、最近では珍しくケツカッチンではない1日OFFの休日が天から舞い降りてきました。
木曜日からの寒波と福岡に降った雪が九重まで到達していれば、当然、「雪山エリア」となるのですが、昨日は寒波が緩み雪も望みがないのでボツ。そのおかげで逆に選択肢が広がり、優先順位が「行ったことがない山」となりました。以前から登りたいと思いながら、歩いていなかった「涌蓋山」に決定しました。
涌蓋山のイメージは「単調な登りがだらだら続く。」というマイナスイメージと「草原にそびえ立つ360度の絶景の山」で「特に秋に歩きたい山」と思いながらも、暑い夏は歩きたくないし、秋はどうしても紅葉のエリアに足が向いてしまい、人気がある山なのに今まで奇跡的(?!)に歩く機会がなかった山です。
6時間想定として、3時には下山したいので、7時に家を出発、9時登山開始、を前日の深夜までは想定していましたが、いつものように家庭の事情(?)で出発が遅れ、10時近くになってしまいました。
初めての道は、なんかワクワクドキドキでうれしいものです。この快晴と草原の続く眺めのいい道は最高で、涌蓋山もすごく近くに見えます。「こんな山行もいいな〜。」とご機嫌。
風景は、完全に春の装いですが、風は冷たく、でも優しい風で本当に気持ちがいい歩きとなりました。
みそこぶし山を越えると涌蓋山はすぐそこ!!下山コースの候補として「筋湯方面に下山」も考えて、ずっと分岐を探しますが、見つかりません。「涌蓋越」付近に分岐があるので必死で探します。近くの林道に出て「ここだな!」と思った場所は「ひぜん湯」と今歩いてきた方向を指していたので「やっぱりどっかで分岐を見落としてしまったんだ…。」と下山コースを変更することに不安がよぎります。全コースロケがいいので無線の状態もよく、楽しい会話が続きこの絶景とセットで本当に楽しい歩きでした。
いよいよ涌蓋山への登り。もっと急斜面を想像していましたが、ちょうどいい傾斜で快適なコース。高度が上がるごとに風景が広がります。
春の風景の中に樹氷がある、そのコントラストがいい!
女岳からの涌蓋山もいい感じ。
山頂にはたくさんの人が昼食を食べたり休んでいました。広場のような山頂で絶景のなかで昼食。本当に寝っころがってしばらく過ごしたい山頂でした。
しかし、未知のルートで下山コースも確定していないので、日没までの時間の余裕を持たせるために、早々に下山開始。
立ち止まって靴紐を結んでいたら10名以上の団体と遭遇。リーダーの人に「どちらに下りますか?」と聞くと「ひぜん湯に下りますよ。」との返事。「筋湯の方に下山するルートはわかりやすいですか?」と聞くと「わかりやすいですよ。」との返事にホッと一安心。
人が迷うようなコースは、間違いなく自分も迷うと思っているので、「わかりにくい。」というコメントが多いこのコース、使うことを躊躇していました。
この団体さんの後をついて行くことにします。「私たちは大人数ですからお先にどうぞ。」と先に行くようにリーダーの方に勧められましたが、後ろを歩き、確実に下山できる安心感を選択。 けっこう年配者のグループだったので、「後ろを歩くのはゆっくり過ぎてストレスが溜まるかな〜。」と思っていましたが、たぶん毎週歩かれているのか健脚者揃いで、ちょうどいいペースでした。なるべく離れて、見失うことのない距離を保ちゆっくり歩くようにしましたが、休憩時にやっぱり追いついてしまい、すぐ近くで時間をつぶすのは、ちょっと恥ずかしい。
地図上の分岐付近で「分岐はどこだろう?」とキョロキョロしていましたが、草原の中をみそこぶし山の方に歩いているので「結局、朝の道と同じだなあ〜。ハッキリとした分岐もなかったし、分岐はどこだろう?」と思って標識を見ると「ひぜん湯」と書いてあります。何と草原の中を「同じ方向へ進んでいる幾筋かの同じ道」と思っていた道は、一方の道は知らないうちにみそこぶし山方向へ少しずつ離れ、一方では防火帯に沿って同じように進んでいたのです。今日は快晴でロケがあるからいいけど、もしガスって初めてだったら迷うな〜、と思いました。
分岐がハッキリしたので、携帯で「ひぜん湯に車回してね。」と連絡。ここはロケがいいせいか携帯のアンテナは常に全部4本でした。
泉水からは、高い山の上にあるように見える電波反射板も眼下に見えます。
林道経由でどんどん高度を下げ、大岳地熱発電所が見えてきました。
「スキー場付近の道は、駐車待ちの車で大渋滞!」とのことだったので、長者原に回って帰ることにします。
連休の中日、いつも阿蘇方面は大渋滞するので、本来なら温泉、食事でゆっくり帰宅したい気持ちをぐっと我慢し、大渋滞にひっかからないように早々に家路を急ぐことにします。
まあ、自宅温泉(?)と食事に変更になったのはちょっと寂しい。
途中で馬刺し専門店で大人買いし、今夜は馬丼(これ結構”まいう〜”です!)と高級馬刺しでちょっと豪華にして憂さを晴らすことにしました。
今日は冬と春の境目、旧正月の元旦。
本当に素晴らしい山行でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
写真60を取られたところは以前、休憩所のような建物があったのですが、サラ地になったんですかね?
以前、休憩所と思って大勢で休憩してて怒られたことを思い出しました〜。
それにしても天気のいい日の涌蓋山山頂は気持が良いですよね〜 。ひぜん湯から登られる時は、県道40号に出て少し筋湯側に行くと右手に大きな無料の駐車場がありますよ 。
久しぶりに行きたいな〜。
「何で、今までここを歩かなかったんだろう?」と不思議に感じるほどの素晴らしいコースでした。
60の写真の場所は「駐車場」となっていました。でも危ない橋を渡らなければならないので、奥の駐車場に行くのは、結構恐怖です。
今回は、「ひぜん湯の登山口」と大きい無料駐車場の位置関係が分からなかったので無料駐車に待機していた車に「登山口まで迎えに来て!」と電話して、下山と同時に近くまで来てもらい、車に乗りました。「筋湯方面に下山」というだけで、どこに下山するのか自分でも最後までわかりませんでした。
それにしても、「静かな山を3〜4日、野営道具一式背負い、ゆっくり歩きたい。」そんな気分です。
この連休、ホントはchenさんのような山行がしたかったんですが〜
ザックは、グレゴリーを使っていますが、次回からはオスプレーにしようと私も思っています。以前はUL関連で「ホーネット46」というモンスター(軽すぎ、という意味で)ザックを買う予定でしたが、いつの間にか熱が冷めてしましました。(まあ、「それを買って、いつ使うんじゃ?」といった感じです。)
私もいい加減ULハイキングを考えないと・・・とヒイヒイ言いながら考えとりました 。
歩きながらツェルトにエアキャップ・・以前のwestupさんの記録が頭を浮かびましたよ。
でもイーサー良いですよね 。
軽さと性能と値段を考えたら、メーカーとしてはオスプレーが、今のところ最高かと思います
ウエストベルトのポッケは、必需品というか、非常に重宝します
「一番実用的な大きさの60〜70Lでオスプレイを買おうかな〜。」と考えると、必然的に絞られてきますね
購入後は、是非感想をお聞かせください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する