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Yamareco

記録ID: 2676444
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

面平キャンプ場視察と光岳

2020年10月23日(金) ~ 2020年10月25日(日)
 - 拍手
negi-ono その他12人
GPS
51:50
距離
34.0km
登り
2,810m
下り
2,974m

コースタイム

1日目
山行
4:13
休憩
0:11
合計
4:24
11:36
120
13:36
13:47
133
16:00
2日目
山行
11:55
休憩
1:03
合計
12:58
7:01
196
10:17
10:40
81
12:01
12:01
77
13:18
13:41
17
13:58
14:04
9
14:13
14:16
15
14:31
14:31
16
14:47
14:50
69
15:59
15:59
78
17:17
17:22
157
19:59
3日目
山行
6:45
休憩
0:01
合計
6:46
8:24
133
10:37
10:38
123
12:41
12:41
149
15:10
ゴール地点
天候 23日雨、24日晴れ、曇り、雪、25日晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
23日新宿から高速バス飯田行きで伊賀良バス停下車、レンタカーで移動 25日レンタカーにて旧木澤小学校から飯田市へ移動。伊賀良バス停にて高速バス乗車
コース状況/
危険箇所等
危険な場所はありません。しかし、急傾斜地が多く、スリップ注意
旅館のバスで芝沢ゲートへ
2020年10月23日 11:19撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 11:19
旅館のバスで芝沢ゲートへ
芝沢ゲート
2020年10月23日 11:28撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 11:28
芝沢ゲート
登山届のポストありました
2020年10月23日 11:35撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 11:35
登山届のポストありました
側壁の崩落で、金網も破壊されていました
2020年10月23日 12:56撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 12:56
側壁の崩落で、金網も破壊されていました
易老度登山口
2020年10月23日 13:17撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 13:17
易老度登山口
鉄橋を渡ります
2020年10月23日 13:17撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 13:17
鉄橋を渡ります
結構かかります
2020年10月23日 13:18撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 13:18
結構かかります
新緑のようなみずみずしい樹林帯を進む
2020年10月23日 15:56撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 15:56
新緑のようなみずみずしい樹林帯を進む
大荷物をかつぐ大蔵ガイド
2020年10月23日 16:04撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
10/23 16:04
大荷物をかつぐ大蔵ガイド
テントの設営方法をレクチャーする
2020年10月23日 16:07撮影 by  RICOH WG-60, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/23 16:07
テントの設営方法をレクチャーする
夕食作り。手前が野菜を無水、無油で炒めたもの。奥が味付き肉を煮たもの
2020年10月23日 18:08撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/23 18:08
夕食作り。手前が野菜を無水、無油で炒めたもの。奥が味付き肉を煮たもの
手際よく調理してくれるОガイド
2020年10月23日 18:08撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/23 18:08
手際よく調理してくれるОガイド
ジンギスカン丼
2020年10月23日 18:18撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/23 18:18
ジンギスカン丼
朝食はフレンチトースト
2020年10月24日 05:55撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 5:55
朝食はフレンチトースト
面平に突如現れたキャンプ場
2020年10月24日 06:35撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 6:35
面平に突如現れたキャンプ場
易老岳へ
2020年10月24日 06:54撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 6:54
易老岳へ
2000壇達
2020年10月24日 08:44撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 8:44
2000壇達
聖岳
2020年10月24日 09:42撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
1
10/24 9:42
聖岳
光岳はこちら
2020年10月24日 10:16撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 10:16
光岳はこちら
易老岳山頂
2020年10月24日 10:17撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 10:17
易老岳山頂
光岳へ。三吉ガレの風景
2020年10月24日 11:09撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
2
10/24 11:09
光岳へ。三吉ガレの風景
南信州の山波
2020年10月24日 11:13撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
2
10/24 11:13
南信州の山波
静岡高校が関係していますか
2020年10月24日 12:56撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 12:56
静岡高校が関係していますか
さわやかな木道
2020年10月24日 13:06撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
1
10/24 13:06
さわやかな木道
光岳小屋。休業しています。トイレはあります
2020年10月24日 13:19撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 13:19
光岳小屋。休業しています。トイレはあります
光岳山頂
2020年10月24日 14:03撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
3
10/24 14:03
光岳山頂
光石
2020年10月24日 14:12撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
1
10/24 14:12
光石
雪が降り始め、地面に積もり始めた
2020年10月24日 14:50撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 14:50
雪が降り始め、地面に積もり始めた
夕食は、アルファ米を利用したラフテー丼
2020年10月24日 20:18撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/24 20:18
夕食は、アルファ米を利用したラフテー丼
朝食は、納豆もずく丼&味噌汁
2020年10月25日 05:45撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 5:45
朝食は、納豆もずく丼&味噌汁
朝の面平キャンプ場
2020年10月25日 06:06撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
1
10/25 6:06
朝の面平キャンプ場
仮設トイレです。中の丸椅子に、黒いビニール袋をセットして用を足します(大のみ)
2020年10月25日 06:32撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 6:32
仮設トイレです。中の丸椅子に、黒いビニール袋をセットして用を足します(大のみ)
手前が男性用、向こうは女性用
2020年10月25日 06:32撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 6:32
手前が男性用、向こうは女性用
ナラの木から顔を出す大蔵ガイド
2020年10月25日 06:59撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
3
10/25 6:59
ナラの木から顔を出す大蔵ガイド
紅葉
2020年10月25日 10:24撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
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10/25 10:24
紅葉
渓谷
2020年10月25日 10:56撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 10:56
渓谷
森林鉄道のレールを利用した橋
2020年10月25日 11:05撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 11:05
森林鉄道のレールを利用した橋
昼ごはん。西友のプライベートブランド
2020年10月25日 12:09撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 12:09
昼ごはん。西友のプライベートブランド
遠山森林鉄道の歴史
2020年10月25日 13:04撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 13:04
遠山森林鉄道の歴史
手掘りのトンネルに先人の苦労が死の馳せれる
2020年10月25日 13:22撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
1
10/25 13:22
手掘りのトンネルに先人の苦労が死の馳せれる
林業遺産だそうです
2020年10月25日 13:23撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 13:23
林業遺産だそうです
かつて森林鉄道が走っていた「ながとろ橋」
2020年10月25日 14:55撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 14:55
かつて森林鉄道が走っていた「ながとろ橋」
旧木澤小学校。南信州山岳文化伝統の会の事務局がある
2020年10月25日 15:30撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
10/25 15:30
旧木澤小学校。南信州山岳文化伝統の会の事務局がある

感想

 赤石山脈最南部の山々の振興を担う「南信州山岳文化伝統の会」によるファムトリップ(招請旅行)に参加させていただきました。誘っていただいた大蔵喜福さんは国際的に活躍しているプロ山岳ガイドです。メディアにはあまり登場しませんが、「本物の登山家」と評価されている方です。私の山の師匠の1人でもあります。
 さて、光岳、聖岳を中心とした山域は、私にとって未知の山域でした。「山深い」といった印象しかなく、参加前は緊張していました。しかし、参加された方はベテランの山岳関係者ばかりで、なごやかな雰囲気で山行はスタートしました。
 初日は、芝沢ゲートから易老度の登山口を経て、面平まで。まずは遠山川沿いの林道を進みましたが、林道がかなり激しく崩壊していました。落石防止の鉄製ネットが、落石によって大きく破損していて、そのネットの下をかいくぐる場所もありました。まさに道なき道です。易老度で沢水を補充して、登りにかかります。面平まではずっと急斜面が続きます。ダケカンバの森を抜けると、面平でした。
 キャンプ地となった場所は、国立公園ではありません。また、キャンプ場の設置は飯田市をはじめとする関係諸団体の許可を得たそうです。さすがは大蔵さん、ぬかりはありません。ここに、山岳文化伝統の会の皆さんがテント、ストーブなどキャンプ道具一式を10針以上も荷揚げしてくれていました。食材もです。つまり我々は、シュラフさえ持ってくれば手ぶらでテント泊できるわけです。
 Оガイドがおいしい夕食(ジンギスカン丼)を作ってくれ、お酒を飲み、シュラフにくるまりました。寒さはまったくなく快適そのものです。夜、シカがテントに近づき、威嚇とも警告ともとれる「ピー」という鳴き声を上げていました。また、クマの襲来を考えて熊スプレーを枕元に置いておきました。
 翌日は、光岳に出発です。面平から歩くこと6時間余り。左手にかっこよい聖岳をちらちら眺めながら、息を切らさぬように登りつめ、易老岳に到着しました。しばしの休憩の後、光岳へ向かいました。途中、展望の良い三吉ガレ辺りから風が強まりました。ガレ場の急傾斜をじっくりと攻めること1時間、広々とした静高平に飛び出ました。光岳小屋(休業)はもうすぐです。風がますます強くなり、唇ががさついてきました。光岳小屋は寒風の中にたち尽くしていました。寒々とした風景に見えました。山頂にはだれもおらず、我々だけでじっくりと写真撮影をしました。ここから少し下り、光石に到達しました。光岳の名前の由来になったという、石灰岩の岩峰でした。岩頭に登りましたが、周囲は真っ白で展望はありません。
 ここから来た道を引き返しましたが、さすがに長い。易老岳に着く頃には日が暮れて、ヘッドランプの出番となりました。面平への急降下をヘッデンの明かりを頼りに下り続けました。Hガイドの巧みなルートファインディングのおかげで午後8時前には面平に到着しました。仲間からの「お疲れ様〜」の声に癒されて、今日もおいしくお酒をいただきました。ラフテー丼も美味でした。
 翌日は、テントを撤収し、みなで荷物を分け合い、下山しました。さらに、遠山森林鉄道の遺構も視察しました。トンネルや木が生えた橋など初めて見るものばかり。この道を整備した山岳文化伝統の会の皆様には頭が下がります。かつて鉄路があった道は、観光地として整備するのも意味があると思いましたし、光岳、聖岳への新しい登山道にもなるでしょう。
 盛りだくさんの視察旅行となりました。一貫して感じたのは、南信州山岳文化伝統の会の皆さんの熱意です。郷土の山岳文化を守り、発展させる指名を強く、強く自覚させておられるなと思いました。また、大勢の山のプロの皆さんと同行できて、大いに勉強になりました。来年、面平キャンプ場を再訪したいと思います。ありがとうございました。
 なお。面平キャンプ場の本格的な運営は来年春からだそうです。この文章を読み、面平まで出かけても現状(2020年10月27日現在)では、何も施設はありませんのでご注意を。南信州山岳文化伝統の会のホームページは以下です。
https://www.mstb.jp/sangakubunka/

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無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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光岳 日帰りチャレンジ
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5

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