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Yamareco

記録ID: 268622
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
比良山系

吹雪の武奈ヶ岳<イン谷から泣きべそのコヤマノ岳>

2013年02月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:16
距離
11.3km
登り
1,240m
下り
1,012m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:40比良駅
7:10イン谷口
7:40大山口
8:10青ガレ
9:25金糞峠
10:35コヤマノ岳
11:00武奈ヶ岳
11:25ワサビ峠
12:15夏道分岐
13:00坊村

天候 雪。
稜線は吹雪。
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行きは比良駅から徒歩でイン谷口へ。
帰りは坊村から優しい方のマイカーに乗せて頂き堅田駅付近まで。
コース状況/
危険箇所等
イン谷あたりから新雪がうっすら。
朝早かったので先行者はおそらく1パーティーのみ。

青ガレ手前で先行パーティを追い抜く。
その方々はルートをはずれて違う斜面を登っていったよう…
そこから今日の先行者はなし。

青ガレからアイゼン付けた方が無難かと。

金糞峠からは一気に雪深くなるが、前日のトレースはあるのでまだ歩きやすい。

コヤマノ最短ルートは途中までトレースうっすらあるが途中からはほぼ消えている。
途中から一人先行して下さり、その方ががんがんラッセル。
僕はコヤマノ岳手前でワカン装着。
(先行してくださった方、本当にありがとうございました。)

武奈ヶ岳から御殿山ルートで坊村へはしっかりトレース有りでわかりやすい。

スノーシューの方たちはフカフカ新雪のアップダウンでけっこう苦戦されていて、
斜面でずり落ちていく方をたくさん見ました。
6:33に比良駅着。まだ薄暗い。
2013年02月11日 06:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 6:43
6:33に比良駅着。まだ薄暗い。
これから登る山。完全にガスってる…。
2013年02月11日 07:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 7:01
これから登る山。完全にガスってる…。
2013年02月11日 07:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 7:11
登山ポストはここにも。
今日は比良駅で出してきました。
2013年02月11日 07:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 7:12
登山ポストはここにも。
今日は比良駅で出してきました。
2013年02月11日 07:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 7:18
大山口。ダケ道方向にはトレースなし?
2013年02月11日 07:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 7:41
大山口。ダケ道方向にはトレースなし?
6本爪とチェーンアイゼンを持ってきた。
今日は少し不安だがチェーンアイゼン装着。
12本爪も買わなきゃ。
2013年02月11日 18:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 18:57
6本爪とチェーンアイゼンを持ってきた。
今日は少し不安だがチェーンアイゼン装着。
12本爪も買わなきゃ。
青ガレ。
ここで一度撤退しかける。
2013年02月11日 18:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 18:57
青ガレ。
ここで一度撤退しかける。
撤退記念にセルフタイマー撮影。
10秒のはずが間違えて2秒にしちゃったので中途半端な後ろ姿。
2013年02月11日 08:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2
2/11 8:38
撤退記念にセルフタイマー撮影。
10秒のはずが間違えて2秒にしちゃったので中途半端な後ろ姿。
2013年02月11日 08:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 8:55
2013年02月11日 18:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 18:58
2013年02月11日 18:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 18:58
金糞峠にて師匠(初めてお会いしましたが勝手に呼ばせて頂きます)が追いついてきて言葉を交わす。
2013年02月11日 09:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
2/11 9:25
金糞峠にて師匠(初めてお会いしましたが勝手に呼ばせて頂きます)が追いついてきて言葉を交わす。
一気に雪深くなった。
2013年02月11日 09:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 9:37
一気に雪深くなった。
モリモリの雪は楽しい!!
※ここ以降は余裕がなくなってきたのでしばらく写真はなし。
2013年02月11日 09:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
2/11 9:37
モリモリの雪は楽しい!!
※ここ以降は余裕がなくなってきたのでしばらく写真はなし。
なんだかんだで、コヤマノ岳通ってなんとか稜線に上がってきた。
2013年02月11日 10:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
2/11 10:58
なんだかんだで、コヤマノ岳通ってなんとか稜線に上がってきた。
武奈ヶ岳山頂は猛吹雪!
2013年02月11日 11:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 11:01
武奈ヶ岳山頂は猛吹雪!
吹雪の中で記念撮影。
ハードシェルと良いパンツ欲しいな…。
師匠、先行と撮影ありがとうございました。
2013年02月11日 11:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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2/11 11:02
吹雪の中で記念撮影。
ハードシェルと良いパンツ欲しいな…。
師匠、先行と撮影ありがとうございました。
もりもり。
2013年02月11日 11:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
2/11 11:50
もりもり。
雪庇は美しい。
端を歩いたらダメ、絶対。
2013年02月11日 11:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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2/11 11:54
雪庇は美しい。
端を歩いたらダメ、絶対。
キレイだけどゆっくり楽しむ元気残ってませんでした…。
2013年02月11日 18:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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2/11 18:59
キレイだけどゆっくり楽しむ元気残ってませんでした…。
2013年02月11日 12:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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2/11 12:02
もりもりふわふわ。
2013年02月11日 12:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 12:03
もりもりふわふわ。
2013年02月11日 12:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 12:03
2013年02月11日 13:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2/11 13:09
帰りに堅田付近から比良をパシャリ。
2013年02月11日 14:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
3
2/11 14:16
帰りに堅田付近から比良をパシャリ。
撮影機器:

感想

今冬の目標にしていた武奈ヶ岳か伊吹山の雪山登山。

雪が少ないと言われている今年だが、この三連休は冷え込むとの予報。
それなりの雪がある状態で登れるのは早くもラストチャンスかと思い
思い切って武奈ヶ岳へ行くことに。

湖西線始発で比良駅に行き徒歩でアプローチ。

朝イチなこともあり下手したらトレース無しかと心配していたら予感ほぼ的中。
青ガレ手前からは先行者なしになって超ビビる。

一度は撤退しかけたが後続の方からお話しを伺い、
「大丈夫、そんな大したことないから」的なお言葉だったので
もう少し行けるところまで行ってみることに。

おぉ、ほんまや!

と、意外に金糞峠までは思ったより軽快に楽しく進める。

金糞峠で熟練者っぽい後続の方(以降、勝手ながら「師匠」と呼ばせて頂きます。笑)とも
少しお話しさせて頂くと師匠も同じルート予定とのこと。

無謀にも「それなら行けるかも」と思ってしまい、
予定通りコヤマノ岳経由の最短ルートで武奈ヶ岳を目指すことに。
(でもこれを後で大後悔…。)

師匠に先行してもらいコヤマノ岳までの尾根沿い最短ルートを進む。


が、しかし。

なぜかすぐにバテてきて足もとても重くなってくる。
師匠はさすが熟練者ぽくどんどん先へ進んでいく。

全然ついていけない。

雪も結構降ってきて途中からは前日までのトレースもほぼわからなくなり
先をいく師匠のツボ足の踏み跡のみの状態に。

うわ、おかしいな…
めちゃきつい…

愚かにもそこで気付く。
ここ数日のけっこうな寝不足、そして朝食をきちんととっていなかったこと。
ワクワクしすぎて完全にうっかりしていました。
大バカ者やん。

そして、師匠が見えなくなってからは追い込まれるまで早かった…

自分の予想を超える積雪と降雪の中でたった一人の状態。
一気に不安が襲いかかってくる。
足ももうあがらない。

うわ、まじきつい…
やっべ…

撤退しようかとも思うが、振り返ると一面の深雪と結構な降雪。
誰も登ってくる気配もない。
足があがらないだけでなく、なんだか膝も痛くなってきた。

どうしよう…
こえー…

とりあえず保温水筒の暖かい紅茶を飲み、
ポケットに忍ばせていたチョコレートを食べて体力の回復を試みる。

冷静になって考えた結果、
もうコヤマノ岳付近まで来てしまっていたので力を振り絞って稜線まで上がることに。

誰も通らないかもしれないルートを一人で降りていくより
力を振り絞って稜線まであと少し上がり、人が通るであろう御殿山コースでエスケープの方が良いと判断。

よっしゃ、あと少し踏ん張る!!

力を振り絞って進むとすぐにコヤマノ岳で休憩している師匠に追いつく。
安堵感と嬉しさで思わず遠くから声をかけてしまいました。

そこからは安心感のおかげか身体がさっきより楽に。


師匠に先行して頂き稜線まで出ると、これまた予想以上のすごい吹雪。
でも稜線に出てからは周りに他の方もいたので気持ちも身体も一気に楽に。

あとは御殿山コースで坊村へ下山。
立派な雪庇や霧氷を見ながらの御殿山コースは楽しかった!


---------------

無積雪期は何度か歩いていたし、
雪山を舐めていたわけでもないつもり。

初めての単独での雪山。
不十分だった準備と下調べ。
万全ではなかった体調。
天気のチェックもゆるかった。

課題は山積み。
次からの山行に活かしたい。


名前も知らない師匠、未熟者で迷惑かけてすいませんでした。。。
本当にありがとうございました。頂上での写真シャッターも。

修行積むのでまたご縁があればどこかでご一緒させてください!

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コメント

無事のご帰還なによりです
初めまして、
11日は先行されてたみたいですね。

当方は堂満方面でしたが、金糞峠以降の吹雪はこたえましたね。

何はともあれ、無事のご帰還なによりです。
単独行は精神的な余裕が無くなりがちですよね。

またどこかでお逢いできればうれしいですね
2013/2/13 9:18
ありがとうございます!
はじめまして。
コメントありがとうございます。

僕のような未熟者が朝イチからのソロはダメですね…
初体験の吹雪はほんとこたえました。。

安全に下山することも含めて楽しい山行ですよね。
なんだか今回でますます山が好きになれた気がします。

いつかどこかでお会いできることを楽しみにしています☆
2013/2/14 0:23
死んでなくてよかったです。
あー、ご一緒しなくて良かったです

下山報告がなければ、最悪、捜索隊に加わろうかとも妄想してました。吹雪用にゴーグルと、万が一に備えてツエルトも欲しいところですね。

何はともあれ、ご無事でなによりです
2013/2/14 23:10
元気もりもりで生きてます。笑
akatuki-h-さん

心配かけてしまってすいません
すぐ下山報告すべきでしたね。。。

にしても、とても勉強になった山行でした。
雪山はいつも以上に慎重にならなきゃですね。。。
まだまだ勉強して経験積んでたくさんの山を楽しみたいです

今後とも情報交換よろしくお願いします☆
そして近いうちにまたご一緒しましょう!!
2013/2/16 0:20
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