【沼豆作戦】沼津アルプス・源氏山公園・葛城山【己54.0】
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 09:08
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 1,758m
- 下り
- 1,739m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 9:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:伊豆箱根駿豆線伊豆長岡駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道そのものは概して歩きやすいが、急なアップダウンあり。特に小鷲頭山への上りはハード。 進むにつれて岩多し。 間近まで宅地が迫っており、街の音も絶えず聞こえるので、単独山行は不安という女性にも適していると思われる。辛くてもエスケープできる峠が多いのもポイント。 下山後:伊豆長岡温泉 湯屋 光林 |
写真
感想
前の上司が歩いたという沼津アルプス。行こう行こうと思いつつ二年ほど経ってしまった。今回、南の方はちょっと暖かいのではないかとの期待もあり、鈍った体を呼び覚まそうと歩いてみることとした。
沼津駅を降り立ち南へ向かうと狩野川の大きな流れに面する香貫山を間近に眺めることができる。川沿いの道または狩野川の土手を山へ向かって歩いて行くと、山の際と道路が接する所に登山口がある。
香貫山一帯は歩きやすく、沼津アルプスへのイントロとしては上々。北端の香陵台からの展望でハイカーの気持ちをぐっと捉える。掴みはオーケーだ。私の場合も富士山が雲に隠れがちだった以外は概ね満足。桜も多く植えられているので春先にはより華やかな山行を楽しめるのではないか。香貫山の山頂は南方のみ開けている。
一旦山を降りて道路を渡った後、横山・徳倉山へ。登山口辺りから早くも岩が露出して香貫山とは道の様相が全く異なる。急な上りも出現し、この後の山では大抵山頂直下にロープが設けられている。横山は展望が無かったが、徳倉山山頂からは駿河湾、南アルプス、そして富士山方面と西から北方への展望。東側内陸部は木々がやや多め。広い山頂なのでのんびり休むもよし。
志下山辺りまで下ってくると街っぽさが薄れ、その分、海が大きく視界に入ってくる。荒れている日は大変だろうが、今回のような穏やかな日には海から吹く風が気持ちよい。しかし、これこそ嵐の前の静けさ。小鷲頭山への上りは急登に次ぐ急登。二重三重では済まないほど急な登りが続き、皆ここで苦戦。沼津アルプスでは、やはりここが一番ハードだと思われる。小鷲頭山を経た後の鷲頭山はそれほど大変ではない。
鷲頭山から先は人が減る。大平山山頂では人影なし。山頂部も木々で視界がだいぶ遮られている。奥の細道は、まさに細道といった感じ。大きな岩を何回も超えたり巻いたりする。途中、大きな岩を越える道と巻いて最後梯子で上っていく箇所があるのだが、そこを過ぎたら右側に注意しながら進む。薄く踏み跡が直進しているのだが、そのまま行くとルートを外れてしまうので、脇の岩を右側に越えていけば、正しい道へ進む。岩に上った時点で右手前に道があるのがわかる。
このまま最後まで静かな山行なのかと思いきや、最後の嵐山が家族連れで賑わう広場となっていることにびっくりする。反対側に簡単に来られる道があるのだろう。事前のイメージでは大嵐山は沼津アルプスの中ではマイナーだと思っていたのだが、歩いてきた沼アの山々の中では最も人が多く賑やかだった。内陸側富士山・箱根への何も遮るものの無い展望で来やすいとくればもっともな話である。
沼津アルプスの一歩きを終えて降りてくると、山々に囲まれた伊豆の田園風景に出会う。ビニールハウス栽培のイチゴ農園がちょうど収穫期らしく、湘南や足立ナンバーの車が多く行き来し、あるいは停まっている。また、畑に植えられた菜の花の黄色が空の青色によく映えている。
しばらくは平地歩きになるが、道を歩いていると、大きく「ロウバイ開花」と書いた看板が目に入り、もうそんな季節棚と立ち寄ることとする。ロウバイの咲くのは北條寺という札所で入口近くの小高い所に黄金色の花を咲かせるロウバイの小さな園がある。私は毎年ロウバイや梅を狙って出かけるのだが、今年は予期せず梅の花木と出会った。またどこか梅を見に行きたいが寒いんだよなあ。
伊豆長岡温泉街の真ん中にある小高い源氏山を徘徊の後、締めは葛城山。案内の無い北側の道から山へ入っていく。時間があれば北側の尾根に乗って大きく迂回して行くのだが、15時も回っており、葛城単峰が無難と判断。道も不案内で本当に山頂に続いているのか不安でならなかった。他の山行記録を見ると、南側からのルートは全て反時計回りに大きく迂回してから山頂に至るものであり、直登するものは無かったが、その理由もわかった。車が通る道しかなかったのである。車で登れてロープウェイが通っているという点では高尾山みたいな所である。
果たして登ってみるとそれまでの閑散とした道が嘘のように人がわんさかといる。ピンではあったが、恋人たちの聖地とかいう所にも行っておく。そして山頂へ。本日の総決算にふさわしい好展望だった。普段見ないもの(海)を見るというのは良い。心が洗われる心地がする。
下山時に破線ルートに入ったらみかん園に入り込んでしまって登り返してしまったが、それ以外はつつがなく山行を終え、伊豆長岡の温泉に入る。
〜おしまい〜
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する