乗鞍岳 ☆足元に広がる星空!と御来光☆
- GPS
- 03:30
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 405m
- 下り
- 405m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2002年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
☆2002年の記録です--
前年の夏にも訪れた乗鞍・・・。来シーズンより乗鞍スカイライン・乗鞍エコーラインがマイカー規制になるため、手軽に乗鞍に登れることはもうないと思い、最近、地域のハイキングサークルに入ったぴよの両親を誘い最後?の乗鞍を登ってしまおう、ということになったのである。
紅葉真っ盛りの連休。混むのを予想した僕たちは、車に布団、ガスコンロ、水、食料などを積み込み、可能な限り早めに出ることにし、前の晩の20:30頃東京を発ち、翌未明長野側の登山口のひとつ、肩ノ小屋口駐車場に無事到着。かなり早めに出発したにもかかわらず、駐車場は満車寸前・・・。胸をなでおろす僕たち・・・。
見上げると眩しいくらいの星空!しかもその星が自分の目線よりも下にまで広がっているもんだからさらにびっくり!だけどさすがに夜間の運転で疲れたので、明日(実際は今日)に備えて車中で仮眠。おやすみ〜・・・
さあ4:00過ぎに起床。が、その時!僕たちを驚かせたのは、山の景色でも寒さでもなく、目の前の道路に延々とのびる車の列!一歩間違えれば僕たちもこの列の中で悶々としていたかもしれないっっ! この先の畳平のゲートが開くまでは道路に詰まった車は行くことも戻ることもできない。。
そうこうしているうちにだんだんと空が明るくなってきて、景色がはっきり視界に入るようになってきた。明るくなってきた東の方角には八ヶ岳の山々が、そこから南の方角へ目をやると南アルプスの甲斐駒ケ岳や北岳も見え、そしてかすかに富士山も確認できる。そしてそれらの山々の下に雲海が広がり、とても幻想的な光景に僕たちは大感激!そして、5:50頃八ヶ岳の方から御来光!これだけでも来た甲斐があったかもしれない。
後ろを振り返ってみれば、これから登る乗鞍岳が朝日で赤く染まりなんともうれしくなる。乗鞍岳は標高2700mの畳平から登られることが多いけれど、今回は、季節的に畳平駐車場のゲートが空くのが7時ということ、連休&来年からマイカー規制のための渋滞が予想されたことから大雪渓下の肩ノ小屋口から登ることにした。ここから登ると畳平から行くより標高差は若干大きくなるけど、コースタイムは少し短い。
食事も登山準備もおわり、車でごった返している道路を渡り6:30いよいよ登山スタート。とにかく昨晩の好天がこの日も持続して、雲ひとつない快晴!
肩ノ小屋を過ぎると観測所の向こう側に早くも槍ヶ岳・穂高連峰が見えてくる。下りのときにも見られることはわかっているのに、何度も何度も振り返りながら登る。
標高が高くなるにつれてまた僕らを驚かせたのは、スカイラインの渋滞の列。最後尾は確認できなかった(まだ朝の7時台だというのに・・・)。
自分達もそのなかの1台だけど、大自然の中にくねくねと走る道路も異様だし、車の列もやっぱりヘン。車が出す排気ガスやらなんやらのことを考えると、マイカー規制もしかたないかな、と思う。
登り初めて約1時間半、あっという間に乗鞍岳山頂に到着。前年は山頂の南側にガスが立ち込めていたために見ることのできなかった御嶽や白山を、今回ははっきり見ることができた。他にも木曽駒ケ岳や、南アルプス、北アルプスといった日本を代表する山々もよく見えた!そして乗鞍高原のあたりでは紅葉のピーク。この時期だけにしか味わうことのできない絶景を堪能することができた。
風が強く、体感温度はかなり寒かったけれど、絶景の山頂付近で40分程度休んで下山。ぴよ父、ぴよ母も満足してくれたようだ。その後も天気は崩れることなく、肩ノ小屋口駐車場にあっという間に到着。
ちなみに下山後も例の渋滞はますますひどくなるばかりで、ひょっとしたら畳平まで行けなかった人たちもいたのかも・・・。
(後日、中日新聞に『「午前8時」に入山打ち切り乗鞍スカイライン大混雑』の記事が!
・・・車の列が約十キロに及んだ午前三時半、通常より三時間半早く開門したが、車の列は延びる一方で、午前八時の時点で約十二キロになり、推定約三千台が入山したところで規制した。それでも待ち時間は最高で十時間にもなり、渋滞は営業終了の午後五時ごろまでやむことはなかった。・・・)
下山後は、乗鞍高原から車で約20分の名高い白骨温泉にて「骨」休み。「泡の湯」で疲れをとる(混浴露天有り)。ただし紅葉のピークで3連休初日だったせいか、恐ろしいほど混んでいた。
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