那須岳(朝日岳・三本槍岳) ☆茶臼岳は怪物ランド?☆
- GPS
- 06:10
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 462m
- 下り
- 446m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
登山口直前までの雨と霧が嘘のよう!青空に恵まれた山旅〜っ。
前回の三ツ峠山で初めての山登りを体験したO夫妻が、あいにくの天気にもめげず味をしめたようなので、今回も4人でどこか登ろうということになり、那須岳を目指すことで全員一致。
さて、その当日であるが、関東一帯は早朝から雨・・・。4:00すぎにO夫妻宅を出発したものの、雨足は強くなる一方。このぶんだと那須の温泉につかるだけで引き返す、という最悪のシナリオが頭をよぎったりもした。
那須I.Cに着いても天気は変わらず、さらに濃い霧が辺りを覆う・・・。まぁ行くだけ行ってみようという感じで、登山口に向けて車を走らせていくうちに、どうしたことか、雨は止み空が明るくなってきた。そして霧が晴れ視界が広がったかと思った瞬間!今までの天気が嘘のような青空!
駐車場である峠の茶屋に到着すると、4人はいてもたってもいられず、せっせと日焼け止めを塗って、準備を整えていざ出発!
今回のルートは、那須岳と総称される山々のうち、茶臼岳は見送ることにして、朝日岳と三本槍岳を登るコースをとる。茶臼岳については、頂上近くまでロープウェイで行くことができるので、機会はいくらでもあるかな〜、ということで・・・。
峠の茶屋を出発すると、まず小さな鳥居が僕達を出迎える。僕が意味なく「パンパンッ」と手を叩いて拝むと、山登り2回目のO夫妻が、「やっぱりお祈りしなきゃいけないんだ!」と半ば真剣に聞いてきたのでちょっとうけた。
程なくして早くも森林限界を越えたようで視界が開ける。正面に茶臼岳が堂々と構えており、右手には赤茶色の鋭い岩肌をした朝日岳!登り始めてまだ十数分という時間でこれだけの眺めが堪能できるのは嬉しい。
峠の茶屋から峰の茶屋までは1時間とかからない。茶臼岳はもうそこ。噴煙をあげています・・・。ここから朝日岳に向かうのだが、ちょっとしたガレ場やクサリ場もあり、O夫妻は大丈夫かちょっと心配だったけど、意外と楽しそうにヒョイヒョイ進んでしまう。一方僕はというとガレ場でズルッ・・・。また残念なことに遠くは雲がかかっていて、日光連山や尾瀬、磐梯・吾妻等の山々は見ることはできなかった。
その難所を越えると、朝日岳との分岐に着く。ここから朝日岳までは10分程度。まずは1,896m朝日岳登頂!O夫妻も感激の様子。僕達ももちろん感激っ。茶臼岳とほぼ同じ目線になり、茶臼岳の全容が窺えるのである。まさしく「怪物ランド」・・・、魔物が住んでいそう。
次は三本槍岳へ向けて改めて出発!ここからは難所という難所はないけど、小刻みにアップダウンがあり、途中の清水平直前では、見事に整備された急な階段を下ることになり、一同「帰りがやだなぁ・・・」とぼやく。
その清水平一帯はちょっとした湿地帯のようで(あまり湿り気がなさそうだったけど)、アルプスの草原を思い起こさせる不思議な光景であった。
ここを過ぎると最後のひと登りが待っている。これがなかなか辛かった。しかもハイマツの中に埋まるような感じで登ることになる。
そしてスタートから3時間弱、ついに三本槍岳山頂に到達!思っていたよりも随分疲れた・・・。天候は変わることなく、遠くの眺望はきかなかったが、O夫妻も大満足のよう。早速食事にありつく。
1時間山頂で休み(というよりはひたすら飲み食いに明け暮れてた)、来た道を下山。途中、先ほど紹介した見事な階段をうんざりしながら登ったりとしているうちに(クマを見かけて騒然とするも)あっという間に下山。歩いていた時間はだいたい5時間くらいだったけど、小刻みにアップダウンの繰り返しが多いルートだったせいか、4人ともかなりくたびれていた模様。
結局前回の三ツ峠山同様、O夫妻には山の醍醐味の一つでもあるはるかな眺望を満喫することができずじまいに終わってしまい、そこが残念なのだが、O夫人にいたっては、ますます山にとりつかれたらしく、帰路の車中では「もっと自分を痛めつけるような山に行きたい!」とまで言い放っていた・・・。
がんばれO氏!
<温泉>
峠の茶屋駐車場から車で10分ほど下った大丸温泉へ。混浴露天もあったが利用せず。お湯の温度がちょうどよく、めずらしく長湯してしまった。
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