三峰山⇔修験業山 〜高見山地を繋ぐ第一歩〜 [奈良県 御杖村]
- GPS
- 08:13
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,592m
- 下り
- 1,590m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無い。 |
その他周辺情報 | 道の駅『伊勢本街道 御杖』に温泉あり。 |
写真
感想
11月に入り、ようやく南部の山を散策する時期に入ってきた。
本当は夏も歩きたいところだが、どうしてもヒルという存在が行動を阻止するものなのだ。
目的は高見山地を繋げる事なのだが、最初に局ケ岳から繋げるために現地に行ったが、沢の水量が多くて断念した。
なので向かった先はみつえ青少年旅行村だ。
三峰山から修験業山を繋げるものだ。
三峰山までは去年の春に登ってるので内容はある程度割愛するが、途中途中の景色としては霞んでしまってあまり良くなかった。
優しい尾根コースを辿って今後の為の体力温存をしながら三峰山山頂にたどり着いた。
まだ早い時間なので人は2人くらいしか居なかった。
そしていよいよ三峰山から東に尾根を歩きだすと、広々とした尾根道があまりにも気持ち良くて夢見心地の散歩だ。
アップダウンは無いようなもので、その雰囲気のまま平倉山にたどり着いた。
平倉山からの景色は三峰山に全く引けをとらず、三峰山から続く学能堂山も正面に見える。
この縦走も課題だが簡単では無さそうだな。
平倉山から先はブナとヒメシャラが作り出す紅葉の杜でどこまでも歩き続けたい気持ちにさせる。
涸谷山を通過して下るとヒメシャラ林とヒノキ林の間を通過して突如として尾根は右に振る。
この時にしっかりと標識を見てないと絶対に真っ直ぐ行くだろう。
右に振った尾根は一旦下った後に登り返して黒岩山にたどり着く。
黒岩山から先はこれまで皆無だった急坂下りになる。
50m下る直下の途中には目的である修験業山の姿も確認出来るが、やはり遠く見える。
暗部まで下れば直ぐに小ピークに登り返す。
ここで三峰山からの緩やかなだった雰囲気とは似ても似つかない尾根へと変化した。
小ピークに登りきり少し緩まれば、今度は川俣峠まで一気に標高を落とすので、修験業山の登りがより一層キツくなるだろう。
修験業山の山頂直下を頑張り山頂へ。
高見山地はまだ一部なのだが、この区間だけでも繋がれた瞬間だったので非常に嬉しかった。
ただ、問題なのはこれはまだ往路に過ぎない事だ。
アップダウンを繰り返しながら落としていった標高をまだ戻らなければならない事が、この縦走の最も難しいところなのだ。
エスケープルートがあるとすれば修験業山から下る事なのだが、このルートは登りでも厳しいものなのでどちらにしても逃げ道はないのだ。
川俣峠まで下りきった後の登り返した小ピークからの黒岩山は西から歩いてきた緩やかな尾根とは対象的に突き上げるような鬼の様な姿だ。
この黒岩山の登りを頑張って登れば後は楽だと言うことはなく、緩やかで夢見心地だった涸谷山や平倉山のピークでもかなりしんどいものになっており、紅葉を楽しむ余裕は無くなっていた。
平倉山から三峰山までは復路でも楽なものだ。
三峰山に戻ると、今まで出会わなかった人に遭遇する様になった。
流石に休憩をあまりしない状態でここまで来たので八丁平での大休止したときに食べる68円のカップラーメンは格別の味だった。
達成感に満たされた気分で赤い羊の中を歩くのも有意義なものだ。
紅葉を楽しむ余裕も復活して、三峰山からの緩やかな尾根コースをストレッチする気持ちで下りきった。
正直、三峰山〜修験業山の縦走を甘く見ていたがやはり厳しいものでした。
修験業山、どこから登ってもキツい山なんだということも改めて感じた。
今後の課題は沢山あるが、まずは1つこなす事が出来て本当に良かった。
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