男体山=御真仏薙


- GPS
- 08:18
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 991m
- 下り
- 988m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:17
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
湯殿橋より入渓ならぬ入薙 山頂までバリエーションルート 秋の時点で水はほぼ枯れていたが、一部水がある場合は凍っている箇所が多く、慎重に進む必要があった。岩が凍っている箇所も有り。 CS二カ所と火口跡に入ってすぐの3mくらいのざれた滝は巻いた。最初のcsは沢復帰時に懸垂下降実施。 他は直登。 最後の詰めは山頂直下にでる様にしたルート取りが吉。意識的に右寄りに行く必要あり。 山頂からは裏登山道から下山。獣道が微妙に錯綜してて、下りはなにも考えずに行くと沢沿いに吸い寄せられる可能性有り。割と注意が必要。 林道歩きが長い。駐車場近くは紅葉してた。 |
その他周辺情報 | 後泊:日光湯元キャンプ場(1人1,000円) 夕食:タロー 温泉:おおるり山荘(500円) |
写真
感想
kudanから昨年悪天候で中止になった男体山&日光白根山のリベンジ戦にお誘いいただいて参加。11月の日光周辺、寒さをなめてました。。前泊の時点で相当寒かったけど、「寝袋に入ってたら暖かくなるかなー」と思ってたら、全く体は温まらずに、寝袋の中で体育座りして寒さに耐える。体育座りの状態でスネ側を下にしたら、1時間くらいは寝られた。みんな良く寝られるなーと思ってたら、同じく壁側で寝てたbtbtさんも一睡もできなかったらしい。
厳しい寒さの中、沢ならぬ薙へ。ほとんど水はなかったけど、凍っていそうな場所も多く、普通の登山靴で来ていた私は滑らないか心配で相当気を使った。みんなのように、アプローチシューズ用意したほうが良いのかな。。
基本的にはkudanが全体的な判断をし、要所要所でKaguと私が相談に加わるかんじで登攀、巻きの判断をしていった。一か所、凍っていて沢の中を通れない箇所があって、その巻きが上手くいったときは、何気に嬉しかったな。基本的にbtbtさんはオブザーブ役に徹してくださり、要所要所でアドバイスをいただけるのがありがたい。
それにしても、みんなは登りが上手い・・・フリーのレベルが高いkudan、btbtさんは当然として、フリーは苦手なKaguさんも、沢の登攀は確実で早い。きっと、フリーとは違う技術が求められるってことなんだろうな。
山頂にはほぼダイレクトに到着、最高の天気で景色がキレイだった!
【備忘録】
・前泊の寒さをなめてて、ほとんど眠れず。前泊の場合は体が冷えた状態から寝ることが多いので、しっかり暖かくして寝ることが重要そう。カイロを使うのも手かな。土曜日夜はダウン上下+フリース+カイロ3個で信じられないほど快適に寝れた(土曜日朝より冷え込みが強かったのに。。)
・ガス缶が冷えて火力が弱まったときに、焚火缶の蓋をひっくり返したものにぬるま湯入れると手で暖めるより効率が良い。
・行動中は3〜8度程度。登りは長袖シャツ+ウィンドブレーカーでちょうど良いくらい。
男体山の数少ないバリエーションルート、御真仏薙(みまぼとけなぎ)に行ってきました。話は去年に遡り、仕事中にいつも通り地形図を見ながら、面白そうな地形はないかなと探していたら、男体山の御真仏薙、、名前が格好良い、記録を見てもなかなか面白そう。去年行く計画を立てたが、なんだかんだ今年に持ち越しになり、数少ない今年の本命ルートとなりました。
前泊の時点で予想はしてたが寒い。そして防寒用のグローブはあるが、岩用のグローブがない、、(後でみたら奥にあった)しょうがない岩場は素手だなと思いながら、岩殿橋までてくてく歩く。
入薙点から最初の時点で岩殿沢に進みそうになって思い切り指摘される、、すみません
水は凍っていて、濡れた岩も凍っている。なかなか慎重な歩きが要求される、なしてiさんはそんなにすたすた歩けるのか、、
堰堤を四つほど越えて、(全て右から巻いた。)いよいよ薙っぽい様子になる。
しょっぱな8m位のクライミングで容易だが岩が冷たく、なかなかスリルがあった。
その後すぐCS3mがあり、チャレンジするがバランスが要求され、もう一手の手出しを出すとクライムダウンが難しくなりそうなので、無難に巻きに切り替えた。薙に復帰は懸垂下降を用いた。
その後開けた感じの薙地形が多くあり、どこからでも容易に登れそうな感じで楽しく登れました。
そろそろ太陽光が恋しくなってきた所で、2000mの見張岩に到着。ここで長めの休憩。
ここからは薙っぽい感じから火口跡地に変化する。ここの景色が楽しみできたが、写真で見るよりも、異世界感がありよかった。高巻き中に上から俯瞰で見れたのも良かった。
青空に映える光景だった。
巻いた後に小さい滝越えでちょっと落ちてしまった。。その後、iさんに先行して貰ってムーヴを教えてもらって越えた後、ふと左手をみたら、中指の下部が異様に浮腫んでいる。。
ヤバいこれはひょっとしてやってしまったかと思い、一瞬で脂汗がでてきた。ゆっくり指を動かす。取り敢えず痛みは大丈夫そう。手袋をして暫し揉みながら歩く。結果的に大丈夫だったが、(軽い突き指だったのかな)ここで怪我すると進退窮まるので、怪我はしないように本当に気をつけねばと思った。
その後、最後の滝を越え、(記録には難しめとあったがバンドをトラバースしたり弱点をついて、楽に抜けられた。)最後の詰めに入った。
稜線が見えてきたが、そのまま稜線を目指すのは罠で右俣にはいって山頂直下に出るのが楽と記録にあったので、うまいこと抜けられて想定通りの快適な詰めだった。バイル不要だった。
山頂はたくさんの人で溢れていた。暫し休憩をしながら歩いてきた薙を眺めた。
難易度的には大したことないかもしれないが、大変満足感のある山行であった。
風呂にも入って後は、買い出しして夕食を食べるだけと思ったらまさかのいろは坂渋滞が奥日光の市街地まで、、15分のところが一時間半かかってしまった。恐るべし紅葉渋滞。
レストランタローおいしかった。次もまた来たい。
メイン山行を終えて、次の日は日光白根山へ、、
・懸垂下降時に下降距離が短く、開けていて、下地が安全な場合にはロープバックから下に届く分まで伸ばして、後はロープバックを落とすのも可。目から鱗
水はないけれど沢の景観が良い!他パーティもいないので貸し切り感もまた良い。
登りやすい滝がいくつも出てくるので、飽きずに楽しめる!
ロープは使わないと思っていたけれどチョックストーンを巻いて沢へ戻るときに懸垂下降で利用。
山頂からは360度見渡せて男体山を大満喫でした!
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