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記録ID: 2698021
全員に公開
沢登り
大台ケ原・大杉谷・高見山

【大滝登攀】宮川大杉谷本流 大滝登攀 七ツ釜滝(中-上部)、光滝

2020年10月31日(土) ~ 2020年11月01日(日)
 - 拍手
Nerd Daaisk その他1人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
18:18
距離
25.7km
登り
3,284m
下り
3,328m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:44
休憩
2:26
合計
4:10
8:09
8:11
6
8:25
8:34
6
8:40
4
8:51
8:52
8
9:00
6
9:06
5
9:16
9:21
2
9:23
9:29
2
9:31
9:45
6
9:51
11:29
23
11:52
2日目
山行
4:10
休憩
3:59
合計
8:09
7:38
32
8:10
4
8:14
11:19
2
11:21
11:22
37
11:59
12:00
6
12:06
12:07
4
12:11
12:12
7
12:19
12:24
1
12:25
12:33
3
12:36
12:37
4
12:41
11
13:01
1
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9
13:15
18
13:33
13:36
5
13:41
13:48
23
14:11
14:25
3
14:28
9
14:37
10
14:47
10
14:57
8
15:05
4
15:09
6
15:15
7
15:22
11
15:33
15:45
2
15:47
ゴール地点
天候 1日目:晴れ
2日目:曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:登山口(4台)、登山口手前徒歩10分の場所(10台程度)
コース状況/
危険箇所等
濡れてる箇所はヌメヌメでした。
その他周辺情報 【温泉】
奥伊勢フォレストピア:600円
スタート
千尋滝。ここを登る人がいるなんて‥
2020年10月31日 07:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 7:29
千尋滝。ここを登る人がいるなんて‥
シシ淵
2020年10月31日 08:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 8:10
シシ淵
ニコニコ滝(この滝の奥)
2020年10月31日 08:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
10/31 8:16
ニコニコ滝(この滝の奥)
2020年10月31日 08:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 8:18
桃の木小屋
大杉谷へ降り立つ
2020年10月31日 09:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 9:22
大杉谷へ降り立つ
七ツ釜滝(120m)下部
2020年10月31日 10:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 10:00
七ツ釜滝(120m)下部
渓谷登攀??巻きました。
2020年10月31日 10:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 10:00
渓谷登攀??巻きました。
右岸高巻き
七ツ釜下部落口
七ツ釜滝中部
2020年10月31日 10:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 10:59
七ツ釜滝中部
スタートのヌメを処理すればあとは快適なスラブです。
2020年10月31日 11:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 11:22
スタートのヌメを処理すればあとは快適なスラブです。
上部へ平行移動パート。だいちゃんリードお疲れ。
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上部へ平行移動パート。だいちゃんリードお疲れ。
七ツ釜滝上部
2020年10月31日 12:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 12:33
七ツ釜滝上部
2020年10月31日 12:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 12:36
2020年10月31日 12:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 12:37
七ツ釜滝最上部。巨大窯を持つ25m滝が聳え立つ。登山道からは見えない巨大空間。
2020年10月31日 14:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 14:00
七ツ釜滝最上部。巨大窯を持つ25m滝が聳え立つ。登山道からは見えない巨大空間。
直登は出来ないため左岸の岩壁に活路を見出す。
2020年10月31日 14:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 14:00
直登は出来ないため左岸の岩壁に活路を見出す。
今回の山行で2度の高巻き処理をしたがどちらもレベルの高い高巻きであった。
2020年10月31日 14:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/31 14:26
今回の山行で2度の高巻き処理をしたがどちらもレベルの高い高巻きであった。
七ツ釜滝最上部落口。上手く落口に出られて良かった。
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七ツ釜滝最上部落口。上手く落口に出られて良かった。
登山道付近から光滝
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登山道付近から光滝
光滝(40m)
下部トラバースで左岸に取り付く
下部トラバースで左岸に取り付く
1ピッチ目、テラスへ。
2020年11月01日 08:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/1 8:54
1ピッチ目、テラスへ。
美しい滝だ
2020年11月01日 08:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/1 8:54
美しい滝だ
光滝テラス
核心ピッチ。
2020年11月01日 09:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/1 9:16
核心ピッチ。
2020年11月01日 09:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/1 9:16
乗り上げがキツい
2020年11月01日 09:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/1 9:30
乗り上げがキツい
草付きから滝側へ移動。アブミを使用した。
2020年11月01日 09:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/1 9:31
草付きから滝側へ移動。アブミを使用した。
2020年11月01日 09:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/1 9:32
2020年11月01日 09:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/1 9:34
2020年11月01日 09:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/1 9:42
クライマックス!猛烈!
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クライマックス!猛烈!
自然の圧倒的な力を感じる。W氏がリードしながらカメラを手にした納得の1枚。
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自然の圧倒的な力を感じる。W氏がリードしながらカメラを手にした納得の1枚。
落口から
2020年11月01日 10:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/1 10:40
落口から
ありがとうございました!
2020年11月01日 20:06撮影
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11/1 20:06
ありがとうございました!
隠滝。二条構成で右岸側の確認は出来なかった。猛烈シャワークライム必須。
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隠滝。二条構成で右岸側の確認は出来なかった。猛烈シャワークライム必須。

感想

【動画】







シーズン真っ只中の大杉谷へ。
最強の沢ヤ、大西良治氏の遡行図を参考に七ツ釜滝、光滝の登攀へ挑んだ。

※オールフォローでの感想です。
【1日目】
-登山口-七ツ釜滝取付き-
危険箇所には必ず鎖が設置されている。桃の木小屋以降、傾斜の緩い斜面を下降し七ツ釜の滝へ取り付いた。

-七ツ釜滝下部-Wanko
取付きに泳ぎ必須のため右岸を高巻いた。凹角状の岩をステミングで処理。登攀中、立木の強度は信頼出来なかった。
10m程、空中懸垂で滝の中腹部へ降り立つ。

-七ツ釜滝中部-
1P目-Wanko
出だしはヌメリ豊富だが以降は岩が乾き快適なスラブ。特に困難さは無かった。
2P目-Ereena
上部へ平行移動で取付き。慎重にスタンス、ホールドを探した。

-七ツ釜滝上部-
1P目-Wanko
滝見台から見える1番上のスラブパート。
やはり岩が乾いているだけで難易度がグッと下がる。
2P目-Wanko
傾斜が若干強くなるが難易度は高くない。落口へ。

-七ツ釜最上部-
滝見台からは見えない異空間。登攀不可能な25m滝が聳え立ち50mの巨大窯を形成する‥左岸の岩場に活路を見出す。
1P目-Wanko
自分はスラブルートを試みたが、岩の上に苔と砂が被っており悪かった。
2P目-Wanko
クラック。両手カチ持ちから右手ジャミング。自分のあまりの不恰好な登攀にもっと何かあっただろうと笑えてくる‥精進
3P目-Ereena
トラバースで30mいっぱい。
4P目-Wanko
トラバース継続で落口へ。
以上で1日目終了。


【2日目】
-光滝取付き-Wanko
登山道を経由して光滝へ。登攀ルートの左岸へ取り付きたいが滝下は巨大岩が散乱しているため滝の下部をトラバースした。ヌメリは強いが上手い具合にクラックがある。

-光滝下部-テラス-Wanko
難易度は高くないもののスラブチックで支点構築が難しい。落下距離も長くヌメリもあり精神的に悪そうなピッチ。

-光滝滝核心部-Wanko
左岸凹角状の岩を登っていく(大西氏の遡行図では垂直なフェースと表記)。草付き付近が核心で微妙な体勢での掛け替えはしんどかった。草付きから滝側への移動はホールドが無いと思われたが、泥壁にトンネルが築かれており光滝を登攀した先人の苦労が垣間見えた。その先はアブミで足場を構築し核心を突破。クライマックスの登攀は絶景。リードを勤め上げたWanko氏の歓喜の雄叫びが大杉谷へ響き渡る。感謝しかない。
右岸をよじ登り登山道の吊橋へ。


【感想】
ここまでスケールの大きい沢登りは初めてでした。ぺーぺーな自分がこんな経験を出来ることに感謝すると同時に今回の遡行を経てパーティの力になれる存在になりたいと強く感じました。
次回、課題として残っている七ツ釜滝下部と隠滝へ行く時はどんな形でも良いので力になりたい。
W氏、だいちゃん。ありがとうございました!

※オールフォローでの感想です!

〜〜1日目〜〜

【アプローチ】
まずは大杉谷登山口から七ツ釜滝を目指す。
今回は七ツ釜滝と光滝の登攀が目的、登山道を有効活用。途中には千尋滝やニコニコ滝など迫力のある大滝が見える。基本的には平坦な登山道、細かいアップダウンがあり登山が久しぶりの自分は辛かった…
桃の木小屋を通り過ぎれば初日の目的である七ツ釜滝へ到着

【七ツ釜滝】
七ツ釜滝へ到着して下部を見るなり絶望
最初の段を登るには泳ぎ&シャワー必須…
もうすでに吐く息は白くなっているこの谷底で、初っ端から全身に冷水を浴びるのは嫌だ……ということで最初の段は右岸のルンゼから高巻。
巻とはいえかなりの傾斜なのでロープを出す。途中、立ち木が折れリードのW氏が軽くフォール…簡単に巻かせてくれはしないです…

七ツ釜滝二段目は左側スラブ、出だしはヌメヌメだが全体的に乾いていてラバーソールなら快適です。

次のピッチは七ツ釜滝上部の取り付きまでの水平移動。ここだけ自分がリード。水平移動だしホールドも豊富そうでしたのでリードを引き受けましたがヌメリが酷く意外に怖かった。

七ツ釜滝上部は岩が乾いていたので二段目同様快適な登攀。

上部を抜けると、25m滝と直径50mの大きな窯が作り出す異空間へ。滝を登ってきた者しか見る事ができないこの景色に心奪われる。
25m滝はどう見ても登攀不可能なので左岸のリッジから巻きました。
リッジの出だしは強傾斜だがクラックにカムがしっかり決まる。強傾斜を抜けたら落口方面にトラバース気味に進んでいでいく。計4ピッチで落口に出れた。 

ここで1日目終了

〜〜2日目〜〜

【光滝】
下部はヌメヌメなスラブで支点も取れず嫌なピッチ
上部ピッチの出だしは傾斜が強く高度感もあり気合が入る。草付き付近はまともなホールドがなく土に空いている穴に手を突っ込みならが登る。草付きから抜け出す際に1箇所アブミを使用
その先は傾斜が緩くなっていきヌメリも少なく落口まで直登です。すぐ左では落口から飛び出した激流が轟音をたてながら落ちていく、爽快なピッチでした。

【感想】
個人的には久しぶりの沢登りと言う事と、初の寒い時期の沢登りと言う事もあり、不安いっぱいで挑みました。実際、七ツ釜滝までのアプローチでバテてしまい、さらに汗冷えで入渓前から一人で震えていました…笑 
最終的には充実した遡行でしたが、自分の力不足を強く感じた遡行でもありました。

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訪問者数:1296人

コメント

すごー
クライマーさんっすねー
2020/11/2 15:05
Re: すごー
リード出来るようになってからクライマーを名乗りたいと思います。
2020/11/2 16:20
Re[2]: すごー
なるほどー

じゃーワタイは兵庫県民を名乗ります!!
2020/11/2 16:30
同じ日にお会いしたハイカーです。
mt_nerdさま Ereenaさま

はじめまして。  
また、突然に失礼します。
私たちは同じ日に大杉谷に行って2回お会いさせて頂いたハイカーです。
七ッ釜滝の東屋で貴殿の沢登りの様子を俯瞰してました。
"この寒い中凄いなあ!マネでけへんわ。" と、家内と2人で暫く見学していました。
後日貴殿もヤマレコユーザーでレコをあげている事を知り
コメントさせて頂いた次第です。
我々とは全く違う視点からの滝を見せていただき改めて大杉谷の美しさに感動しました。 
2020/11/5 9:50
Re: 同じ日にお会いしたハイカーです。
tera-oka-sun 様

コメントいただきありがとうございます。
御二方とすれ違ったこと覚えております。
朝早くから桃の木小屋行ってどうするのだろうと話していましたが、
1日で抜けられていたのですね!

私自身、初めての大杉谷でしたが非常に思い入れの深い遡行になりました。
後日、動画も出す予定なので時間がありましたらご覧下さい!
2020/11/5 17:17
プロフィール画像
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