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Yamareco

記録ID: 2704867
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【薮山レコ】小兜山 〜裏巻機渓谷から〜

2020年11月01日(日) [日帰り]
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GPS
09:12
距離
10.0km
登り
1,157m
下り
1,144m

コースタイム

日帰り
山行
8:19
休憩
0:52
合計
9:11
距離 10.0km 登り 1,157m 下り 1,158m
5:44
62
五十沢キャンプ場
6:46
6:48
93
10:57
11:22
109
14:23
14:26
29
14:55
五十沢キャンプ場
GPSログは峡谷内のため電波状況悪く粗目に
天候 晴れ後薄曇り
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
五十沢キャンプ場まで車両
コース状況/
危険箇所等
キャンプ場から水圧鉄管沿いに貯水池まで続く山道は九十九折れで良く整備され歩きやすい。その先、取水口までの峡谷沿いの遊歩道は切り立った崖の上を縫うように付けられ慎重を要する。さらに五十沢を渡った右岸の旧道は急崖の登降下、ヘツリなどロープ・鎖場が多く経験者向きのワイルドな登山道。旧道から小兜山までは道のない薮こぎ登山。
五十沢キャンプ場の100mほど手前に管理道の登り口
五十沢キャンプ場の100mほど手前に管理道の登り口
永松発電所へ流れ落ちる水圧鉄管。この鉄管に沿って管理道は延びている。
永松発電所へ流れ落ちる水圧鉄管。この鉄管に沿って管理道は延びている。
朴の葉っぱの絨毯
朴の葉っぱの絨毯
管理道は幅広で九十九折に付けられているのでとても歩きやすい
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管理道は幅広で九十九折に付けられているのでとても歩きやすい
水圧鉄管はこの調整池から流れる。永松発電所までの落差は350mで東北電力内の水力発電所では最大。イワキ頭の北東岩稜が絵になる風景。
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水圧鉄管はこの調整池から流れる。永松発電所までの落差は350mで東北電力内の水力発電所では最大。イワキ頭の北東岩稜が絵になる風景。
細長い調整池を南端から望む。400m×80mくらい。
細長い調整池を南端から望む。400m×80mくらい。
貯水池からは「みやて小屋」経由で裏巻機渓谷の遊歩道へと進む。左奥は巻機山。
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貯水池からは「みやて小屋」経由で裏巻機渓谷の遊歩道へと進む。左奥は巻機山。
沈砂池の脇も通過
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沈砂池の脇も通過
最初の沢横断地点、割石沢。
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最初の沢横断地点、割石沢。
滝つぼへの歩道もあり
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滝つぼへの歩道もあり
滝の下流方向。巨石がゴロゴロ
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滝の下流方向。巨石がゴロゴロ
岩盤をくり抜いた遊歩道。黒部峡谷の水平歩道のようだ。
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岩盤をくり抜いた遊歩道。黒部峡谷の水平歩道のようだ。
赤く染まる高棚ノ頭の東岩稜
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赤く染まる高棚ノ頭の東岩稜
ゴーロ状の五十沢川
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ゴーロ状の五十沢川
不動滝の上部付近
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不動滝の上部付近
ワイルドな遊歩道が続く
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ワイルドな遊歩道が続く
夫婦滝が見えてきた
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夫婦滝が見えてきた
夫婦滝(めおとだき)は滝つぼまでは行けない
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夫婦滝(めおとだき)は滝つぼまでは行けない
絹糸のような連瀑の沢、東中尾沢。小兜山と中尾山(1200m)の鞍部から流れ落ちる。
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絹糸のような連瀑の沢、東中尾沢。小兜山と中尾山(1200m)の鞍部から流れ落ちる。
滝つぼはエメラルドグリーン。
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滝つぼはエメラルドグリーン。
険しさを増す遊歩道、かなりの恐怖感あり。
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険しさを増す遊歩道、かなりの恐怖感あり。
間もなく前方に裏巻機の峰々が見えてくる
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間もなく前方に裏巻機の峰々が見えてくる
取水口を見下ろす
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取水口を見下ろす
取水口の上流もV字型スラブ峡谷が続く
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取水口の上流もV字型スラブ峡谷が続く
堰堤の水通しの幅は1.3〜1.5m、ザック(10kg程度)を背負ってジャンプ可能だったが重いと厳しいかも。以前はシーズン中は板が渡してあった。鎖が両岸から垂らしてあるが迂回用?
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堰堤の水通しの幅は1.3〜1.5m、ザック(10kg程度)を背負ってジャンプ可能だったが重いと厳しいかも。以前はシーズン中は板が渡してあった。鎖が両岸から垂らしてあるが迂回用?
取水口の下流方向。ジャンプに失敗すれば確実に滝へ流される。
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取水口の下流方向。ジャンプに失敗すれば確実に滝へ流される。
取水口のダム湖はエメラルドグリーン。
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取水口のダム湖はエメラルドグリーン。
対岸の旧道はいきなりの急登で始まる。ルンゼ状の地形をよじ登る。ロープや鎖、ペイントがあるので辿ることができる。
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対岸の旧道はいきなりの急登で始まる。ルンゼ状の地形をよじ登る。ロープや鎖、ペイントがあるので辿ることができる。
下部の急峻なスラブ斜面はとにかく標高を稼ぐように道は付けられている。
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下部の急峻なスラブ斜面はとにかく標高を稼ぐように道は付けられている。
対岸の巻機山(牛ヶ岳)北面を望む
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対岸の巻機山(牛ヶ岳)北面を望む
スラブ斜面の紅葉
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スラブ斜面の紅葉
登ってきた旧道と紅葉
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登ってきた旧道と紅葉
対岸の大窪沢の中流部。豪雪で磨かれ抉られている。
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対岸の大窪沢の中流部。豪雪で磨かれ抉られている。
旧道はある程度標高を稼ぐとトラバース移動となる。しかし道は沢に片傾斜しており気が抜けない。
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旧道はある程度標高を稼ぐとトラバース移動となる。しかし道は沢に片傾斜しており気が抜けない。
紅葉の岩稜を登っていく旧道。最高地点は取水口から高低差200mも登る。
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紅葉の岩稜を登っていく旧道。最高地点は取水口から高低差200mも登る。
旧道がルンゼを横断する地点よりルンゼを登攀、小兜山を目指す。尾根筋より薮を避けられる。
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旧道がルンゼを横断する地点よりルンゼを登攀、小兜山を目指す。尾根筋より薮を避けられる。
ルンゼは消えて薮の斜面に
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ルンゼは消えて薮の斜面に
最後は尾根に出てしばらく進むと、1192m小ピークが見えてくる
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最後は尾根に出てしばらく進むと、1192m小ピークが見えてくる
対岸を拡大してみると、みやて小屋(中央)と貯水池(右)が望まれる。みやて小屋の上部は天竺の里と呼ばれる自然探勝エリア。
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対岸を拡大してみると、みやて小屋(中央)と貯水池(右)が望まれる。みやて小屋の上部は天竺の里と呼ばれる自然探勝エリア。
眺望の良い1192m峰(小兜山の南西肩)に到着。
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眺望の良い1192m峰(小兜山の南西肩)に到着。
1192m峰からの眺望。北東方向パノラマ(元サイズ)。
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1192m峰からの眺望。北東方向パノラマ(元サイズ)。
1192m峰から南東方向パノラマ(元サイズ)。
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1192m峰から南東方向パノラマ(元サイズ)。
怪峰、高堯覆燭ぐら)(1339m)。小兜山との最低鞍部から220mの厳しい急登がある。
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怪峰、高堯覆燭ぐら)(1339m)。小兜山との最低鞍部から220mの厳しい急登がある。
1192m峰から北方向パノラマ(元サイズ)。中央手前の三角の峰は大割山。右奥は八海山・駒ヶ岳。
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1192m峰から北方向パノラマ(元サイズ)。中央手前の三角の峰は大割山。右奥は八海山・駒ヶ岳。
1192m峰から南西方向パノラマ(元サイズ)。巨大な巻機山塊が聳える。右は高棚ノ頭。
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1192m峰から南西方向パノラマ(元サイズ)。巨大な巻機山塊が聳える。右は高棚ノ頭。
高棚ノ頭(1475m)拡大
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高棚ノ頭(1475m)拡大
1192m峰から小兜山へ出発。シャクナゲ、イヌツゲ、姫小松などの混在する薮尾根には薮が倒されてような形跡あり。
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1192m峰から小兜山へ出発。シャクナゲ、イヌツゲ、姫小松などの混在する薮尾根には薮が倒されてような形跡あり。
小兜山は薮で眺望悪い。山頂の縁に移動して撮影。
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小兜山は薮で眺望悪い。山頂の縁に移動して撮影。
小兜山(1218m)からの眺望。北東方向パノラマ(元サイズ)。中央はタキ沢。
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小兜山(1218m)からの眺望。北東方向パノラマ(元サイズ)。中央はタキ沢。
小兜山から東方向パノラマ(元サイズ)。
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小兜山から東方向パノラマ(元サイズ)。
小兜山から南方向パノラマ(元サイズ)。
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小兜山から南方向パノラマ(元サイズ)。
永松沢中流部の峡谷
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永松沢中流部の峡谷
南西方向パノラマ(元サイズ)。山名表示あり。
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南西方向パノラマ(元サイズ)。山名表示あり。
高瑤魍搬隋⊆囲の山と比べて黒々として不気味なオーラを感じる
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高瑤魍搬隋⊆囲の山と比べて黒々として不気味なオーラを感じる
永松沢源頭部、上越国境稜線の峰々。山名表示あり。1280m峰は山頂部が平らで丸い草原が広がる。牛ヶ岳方面から見下ろすと河童の頭のよう。
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永松沢源頭部、上越国境稜線の峰々。山名表示あり。1280m峰は山頂部が平らで丸い草原が広がる。牛ヶ岳方面から見下ろすと河童の頭のよう。
1192m峰から尾根筋を下山。途中から尾根が分かれ進路が難しい。
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1192m峰から尾根筋を下山。途中から尾根が分かれ進路が難しい。
薮に囲まれた窪地に出るとカモシカのぬた場のような湿地があった。
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薮に囲まれた窪地に出るとカモシカのぬた場のような湿地があった。
最後はルンゼを急降下して旧道との交差地点に出る。前方に大窪沢を望む
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最後はルンゼを急降下して旧道との交差地点に出る。前方に大窪沢を望む
大窪沢の下流部は深くえぐれて滝が多い
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大窪沢の下流部は深くえぐれて滝が多い
旧道の急崖トラバース区間。トラロープあっても怖い。
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旧道の急崖トラバース区間。トラロープあっても怖い。
スラブ斜面の下りで紅葉を楽しむ
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スラブ斜面の下りで紅葉を楽しむ
このトラロープは危険
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このトラロープは危険
恐怖を感じた谷傾斜の石の段差(振り返る)。ロープもなく薮につかまり通過。滑れば障害物なく急斜面を下まで滑落する。
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恐怖を感じた谷傾斜の石の段差(振り返る)。ロープもなく薮につかまり通過。滑れば障害物なく急斜面を下まで滑落する。
対岸の遊歩道を望む
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対岸の遊歩道を望む
対岸へ渡ればようやく落ち着いて紅葉を楽しみながら歩ける。
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対岸へ渡ればようやく落ち着いて紅葉を楽しみながら歩ける。
夫婦滝と紅葉
淵と釜が連続する狭い峡谷
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淵と釜が連続する狭い峡谷
岩盤を削っただけの遊歩道
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岩盤を削っただけの遊歩道
五十沢川下流方向
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五十沢川下流方向
風のない調整池は鏡のよう。
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風のない調整池は鏡のよう。
中ノ岳を見ながら管理道を下る。下りも歩きやすく快適。
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中ノ岳を見ながら管理道を下る。下りも歩きやすく快適。
管理道を降りて五十沢キャンプ場に寄ってみる。日中しかゲートは解放されていない。
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管理道を降りて五十沢キャンプ場に寄ってみる。日中しかゲートは解放されていない。
(おまけ)大割山から望む大兜山〜小兜山、巻機山塊パノラマ。
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(おまけ)大割山から望む大兜山〜小兜山、巻機山塊パノラマ。
(おまけ)高グラから望む大兜山(20年前)
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(おまけ)高グラから望む大兜山(20年前)
(おまけ)高グラから望む小兜山(左)、中尾山(右)(20年前)
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(おまけ)高グラから望む小兜山(左)、中尾山(右)(20年前)

感想

約20年前の残雪期に同じようなルートで高(1339m)に登っていた。小兜山との最低鞍部からの標高差220mの激薮の急登は今でも記憶に残るほどキツイ区間だった。今回は時間切れのため目標を小兜山までとし、怪峰「高堯廚鯡椶望討付けてきた。ちょうど裏巻機渓谷は紅葉の最盛期で落ち葉を踏みしめながらハイキング気分を楽しむことができた。山行の詳細は写真のコメントを参考に。

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