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Yamareco

記録ID: 270877
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無雪期ピークハント/縦走
大雪山

紅葉の当麻乗越 〜泥んこ道を行く愛山渓ルート〜

2011年09月19日(月) [日帰り]
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GPS
07:00
距離
12.4km
登り
840m
下り
830m

コースタイム

愛山渓温泉(8:10)→三十三曲分岐(8:35)→沼ノ平分岐(9:25)→当麻乗越(11:10←昼食→11:50)→当麻岳のテラス1800m点(12:05←ホシガラスタイム→12:30)→当麻乗越(12:40)→六ノ沼(13:35←ティータイム→13:55)→沼ノ平分岐(14:15)→三十三曲分岐(14:50)→愛山渓温泉(15:10)
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
愛山渓倶楽部の駐車場を利用。
愛山渓倶楽部まで途中から一車線になりますが、すべて舗装された快適な山道。
ミラーはあるもののカーブの見通しが効かないのでご注意を。
コース状況/
危険箇所等
愛山渓温泉をスタートすると登山道はいきなり泥道に。水芭蕉の大きい葉があちこちに見られることから、ここ数日の雨のせいもあるけど、元々水の溜まりやすい地形なのかもしれない。登るにつれて多少は良くなるかと思ったが、ずっと変わらずで、三十三曲りを越えて視界が拡がり初めると、今度は泥から水場に...そして沼ノ平の木道に安堵しているとまた泥という具合でした。

沼ノ平からは熊笹とハイマツのブッシュ。そんなに酷い状態でもないが鬱陶しい。1591mピークからは少し下ってから当麻乗越まで登っていくが、足下は相変わらず悪い。当麻乗越に到着して気がついたら、レインスパッツの丈を越えて膝上辺りまで泥だらけになっていた。

登山靴でもレインスパッツがあれば大丈夫ですが、状況次第では長靴のほうかいいかもしれません。
木々に包まれた愛山渓登山口。
2011年09月19日 08:12撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 8:12
木々に包まれた愛山渓登山口。
いきなり泥んこの道が始まる。
2011年09月19日 08:20撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 8:20
いきなり泥んこの道が始まる。
イズミノ沢には立派な橋が掛かっている。
2011年09月19日 08:30撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 8:30
イズミノ沢には立派な橋が掛かっている。
橋を渡るとすぐに三十三曲分岐。
2011年09月19日 08:33撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 8:33
橋を渡るとすぐに三十三曲分岐。
標高1300m。三十三曲がりの急坂を抜けると少し明るくなってくる。
2011年09月19日 08:58撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 8:58
標高1300m。三十三曲がりの急坂を抜けると少し明るくなってくる。
木柵道になっても相変わらずの泥道。
2011年09月19日 09:06撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 9:06
木柵道になっても相変わらずの泥道。
松仙園への分岐点。松仙園方面はロープで規制されている。
2011年09月19日 09:27撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 9:27
松仙園への分岐点。松仙園方面はロープで規制されている。
いよいよ湿地帯に入って視界が拡がる。晴れてなくても気持ち良い。
2011年09月19日 09:36撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 9:36
いよいよ湿地帯に入って視界が拡がる。晴れてなくても気持ち良い。
五ノ沼。一〜四までは規制されて行けない。マイナールートだけに、もう復活しないかも。
2011年09月19日 09:43撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 9:43
五ノ沼。一〜四までは規制されて行けない。マイナールートだけに、もう復活しないかも。
六ノ沼に続く木道。湿地帯は比較的木道が整備されている。
2011年09月19日 10:00撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 10:00
六ノ沼に続く木道。湿地帯は比較的木道が整備されている。
少し標高を上げて六ノ沼を望む。
2011年09月19日 10:16撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 10:16
少し標高を上げて六ノ沼を望む。
熊笹の刈り掃い道を行く。写真の見映えはいいが、時折水深10cmほどの泥道。
2011年09月19日 10:23撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:23
熊笹の刈り掃い道を行く。写真の見映えはいいが、時折水深10cmほどの泥道。
泥がの合間にハイマツもあります。
2011年09月19日 10:31撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:31
泥がの合間にハイマツもあります。
ハイマツの合間に巨岩。所々に似たような風景が見られる。
2011年09月19日 10:34撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:34
ハイマツの合間に巨岩。所々に似たような風景が見られる。
途中の巨岩から旭岳方面。
2011年09月19日 10:36撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:36
途中の巨岩から旭岳方面。
紅葉と巨岩。紅葉はイマイチだけど絵になる。
2011年09月19日 10:51撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:51
紅葉と巨岩。紅葉はイマイチだけど絵になる。
当麻乗越から湿地帯。ピウケナイ川の窪み周辺の紅葉がチラホラ。
2011年09月19日 10:53撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 10:53
当麻乗越から湿地帯。ピウケナイ川の窪み周辺の紅葉がチラホラ。
当麻乗越から旭岳。
2011年09月19日 11:11撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 11:11
当麻乗越から旭岳。
当麻乗越に集う人々。ここを目的に登ってくる人も多い。
2011年09月19日 11:55撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 11:55
当麻乗越に集う人々。ここを目的に登ってくる人も多い。
当麻岳に向けての登り途中のウラシマツヅシの紅葉。
2011年09月19日 12:01撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 12:01
当麻岳に向けての登り途中のウラシマツヅシの紅葉。
標高1800mに拡がる台地。今日はここで終わりにした。
2011年09月19日 12:11撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 12:11
標高1800mに拡がる台地。今日はここで終わりにした。
台地では6羽ぐらいのホシガラスが餌集めをしている。
2011年09月19日 12:25撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 12:25
台地では6羽ぐらいのホシガラスが餌集めをしている。
エゾシマリスも活動中。
2011年09月19日 12:30撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 12:30
エゾシマリスも活動中。
当麻乗越に戻ってきた。
2011年09月19日 12:41撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 12:41
当麻乗越に戻ってきた。
六ノ沼で寝ていたら鴨が来た。
2011年09月19日 13:37撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/19 13:37
六ノ沼で寝ていたら鴨が来た。
六ノ沼に映り込む紅葉。
2011年09月19日 13:56撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 13:56
六ノ沼に映り込む紅葉。
半月ノ沼。対岸のハイマツが映りこんでいる。
2011年09月19日 14:07撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 14:07
半月ノ沼。対岸のハイマツが映りこんでいる。
水のたまる三十三曲がりルートを戻る。
2011年09月19日 14:27撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 14:27
水のたまる三十三曲がりルートを戻る。
帰りは登山口の愛山渓倶楽部で汗を流す。
2011年09月19日 15:17撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 15:17
帰りは登山口の愛山渓倶楽部で汗を流す。
館内は落ち着いた感じ。風呂上がりのノンアルコールビールでも雰囲気に酔えます。
2011年09月19日 15:54撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 15:54
館内は落ち着いた感じ。風呂上がりのノンアルコールビールでも雰囲気に酔えます。
暖炉周辺は登山靴がいっぱい。まぁ、そうだろな(^^;。
2011年09月19日 16:00撮影 by  SP550UZ , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 16:00
暖炉周辺は登山靴がいっぱい。まぁ、そうだろな(^^;。

感想

連休最終日にギリギリの晴れ予報ということで、愛山渓温泉から当麻乗越の未踏だったルートを繋げつつ大雪山の紅葉を楽しもうということで行ってみる。

泥道に苦戦して当麻乗越までちょうど3時間。昭文社地図のコースタイムと全く同じ。いやウソでしょ。日帰り装備だと大体いつも地図の5〜7掛けぐらいの時間で歩いてるのに、それほど道の状態が悪かったということか。時間に余裕があって、晴れていれば当麻・安足間・永山の1週ルートをとろうと思ったが、天候も曇りで疲れたし、今日はここで終わりということで昼食。

しかし寒い。気温6℃。高層天気図だと850hPa点(標高1500mぐらい)の9時予報で3℃だったから、予想よりは暖かいが、風があるせいで体感温度はグッと低く感じる。岩場の風のないところでお湯を沸かすが、イソ(ブタン)燃料だと火力が弱くて元気がない。来週の小屋泊まりはプロパンの入ったものを持って行こうと思う。一応、暖かい食事をしたが寒くなってきたので、もう少し山に登ってみようと当麻岳の標高1800m辺りのちょうどテラスのようになっている高台を目指す。途中、ウラシマツツジの紅葉が美しい。紅葉では、今日一番の光景かもしれない。

高台に到着すると何だか鳥がいっぱい飛んでいる。全然鳴かないのでわからなかったがホシガラスだ。あたりを忙しくウロウロしては高山植物の種のようなものをつついている。彼らにとっては忙しくて鳴いてる暇もないようだ。私の存在も気付かずに食料集めに集中している。しばらく、そんな様子を観察していると、最初は10羽ぐらいいたのが、1羽また1羽と次なる目的地に向け去って行く。なんだかとてもいい瞬間に居合わせた。高台の岩場ではエゾシマリスも忙しそうだ。なんだか動物達が忙しそうにしていると、少し気が早いが、冬が近いなぁという気がしてくる。長期予報では10月まで暖かい日が続くという話だったけど、山の上は平年並みのようだ。

その後は、六ノ沼まで一気に下りて当麻乗越で作っておいたお茶の時間にする。もう何だかグッタリだ。ここで追い付いた北見の4人パーティーが去った直後、何やら「ガーガー」という鳴き声と「鴨がどうこう」いう話声が聞こえて、こんな高地に鴨なんてとと思っていると、目の前をスイーっと鴨が通り過ぎる。あらぁ、本当にいたんですね。鴨を見送りつつ、お菓子を食べて木道横のスペースに寝転ぶと丁度良い心地。目を閉じると何だか寝てしまいそう。いや本当にヤバい気持ち良さ。眠ってしまう前に起き出して、延々続く泥道を下って頑張って歩いて下山した。

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