根性なしの蓼科山 [女神茶屋-蓼科山ピストン]

2013年02月22日(金) [日帰り]

• GPS: 04:15
• 距離: 5.9km
• 登り: 806m
• 下り: 806m

コースタイム

09:30 女神茶屋
　↓　　2h40(休憩 0h20含む)
12:10 蓼科山
12:25
　↓　　1h20
13:45 女神茶屋

天候

晴れ→うす曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

●コース状況
平日のわりに入山者も多く、雪はしっかり踏み固められている状況でした。
途中から急登になりますので前爪のあるアイゼンは必要です。
歩きだしは緩斜面なのでアイゼン装着は途中の急斜面になってからで大丈夫だと思います。
ピッケルも持って行きましたが、凍った箇所はなく必要となる場面はありませんでした。今回のコンディションではストックで十分でしたが、凍った箇所が出てくると必要となるかと思います。

●下山後の温泉
・すずらんの湯
白樺湖畔にある日帰り入浴施設です。
http://www.city.chino.lg.jp/kbn/04030052/04030052.html

写真

2/22 9:31

女神茶屋の登山口から出発

2/22 9:32

最初は歩きやすい緩斜面。
雪はしっかり踏み固まっており歩きやすかったです。

2/22 10:35

樹林帯をしばらく歩くと曇天バックの南八ヶ岳が。

2/22 10:35

こちらは南アルプス。
う〜ん、いまいち。。。

2/22 10:46

めざす蓼科山もいまいち。。。
テンション下がる。。。

2/22 11:26

天気もいまいちなので黙々と登ると、

2/22 11:54

あっという間に山頂の手前まできました。

2/22 11:57

山頂部をトラバースして蓼科山荘の方に向かいます。

2/22 11:58

強風が吹き荒れる山頂部。
岩にもエビの尻尾が育ってます。

2/22 12:06

雪に埋もれた蓼科山荘が見えてきました。

2/22 12:10

山頂に到着〜
強風で写真を撮るのもままなりません。

2/22 12:13

蓼科神社奥宮。
無雪期は歩きにくいことこの上ないゴロ石の山頂ですが、雪におおわれて夏よりも全然歩きやすい〜。

2/22 12:17

超巨大なエビの尻尾。
その正体は？

2/22 12:15

山座同定盤でした！

2/22 12:20

風が強すぎて無理っす。

2/22 12:24

蓼科山荘の影に避難するもあまりかわらず。

2/22 12:26

とりあえず八ヶ岳と、

2/22 12:26

浅間山の写真を撮り早々に退散。

2/22 13:09

下山途中。南八ヶ岳もついにガスの中。

2/22 13:44

空は鈍色。

2/22 13:48

女神茶屋に下山。
なんだか物足りない山行となってしまいました。

2/22 14:20

白樺湖のすずらんの湯に寄り道。

2/22 14:20

車山。なんだか晴れてきてる？

2/22 15:57

茅野におりてくると、蓼科山は晴れていました。。。
マジかよ。

2/22 15:58

そして八ヶ岳もくっきり。

2/22 15:58

阿弥陀岳と赤岳の雄姿。
迫力ありますねー
まさか、本日の1枚が下山してからの写真となるとは…。

2/22 15:58

こちらは権現岳。
かっこいぃー

2/22 15:59

こちらは北横岳と縞枯山と茶臼山。
ほんとだったら今日はあそこらへんをテント担いで歩いているはずだったのに。。。

2/22 15:59

そして天狗岳。
ほんとだったら今日はあそこらへんにテント張ってるはずだったのに。。。（ってしつこいっ）

2/22 16:03

赤岳と阿弥陀岳の美しい姿。
悶々としていた消化不良の気分も、きれいな景色で癒されました。

2/22 17:34

さらに悶々とした気分を払拭するために、茅野のスーパーで馬刺しを購入〜
日本三大馬刺しは熊本と会津と長野なんです。
松本や諏訪地域ではスーパーにも結構普通に売ってますよ。
でも〜、カナダ産だったー(笑)

撮影機器：

DMC-GX1 Panasonic

感想

zawada

＝根性なしの蓼科山＝

「う〜ん、やっぱり気合いいれて登ればよかったかなぁ…」
蓼科山から下山した感想です。
なんでこんな感想になったかといいますと、ほんとは今日明日と北八ヶ岳で初の雪山テン泊に挑む予定だったのでした。しかし前日に配信された山の天気予報によると、22日は日中はおおむね晴れるものの、夜は急激に悪化し風雪警報。翌23日もガス＆雪という予報だったため、「これは。。。駄目だ」と気持ちが萎えてしまい雪山テン泊は中止する事に。でもせっかくの休みだからと急きょ日帰りで蓼科山に行くことに。

蓼科山はおととしの秋に登っているのでこれが2回目。その時はテン泊縦走の最後に登ったのでヘロヘロになってしまい、蓼科山はいまいちいい思い出がなし。という事でいまいちテンションも上がらないまま登りだしました。

＝アイゼンワークの練習登山？＝

最初のうちは晴れていた天気も、登るにつれてうす曇りに。今まで雪山については毎回毎回ほぼ100％どピーカンな天気だったので、曇ってきたというだけでテンション↓。南八ヶ岳もクリアに見えるものの曇天バックでいまいち。

急斜面の直登に入ってからは「こうなったらアイゼンワークの練習だ！」という事で、あんな歩き方や〜、こんな歩き方〜（ってどんな歩き方だっ！）と歩き方を変えて黙々と登っていたところ気づけば山頂直下に。山頂部は強風が吹いていそうだったため完全防備の上登り立つと、

＝鼻水凍るし風で飛べそうだし＝

ほぼ独立峰といってもいい蓼科山。やはり風がものすごかったです。バラクラバをしていても鼻水が凍り、強風にあおられ「このまま空を飛べるかも〜」という感じでした。
風をよける箇所がまったくないだだっ広い山頂部は、無雪期はゴロ石が一面に広がっており歩きにくいことこの上なしの山頂ですが、冬はすべて雪の中。
「という事は、端にある山座同定盤まで楽に歩いていける！」
今回の山行中、もっともテンションがあがりました。前回登った時はあまりのゴロ石にうんざりして行かなかったので、これでやっと完遂！
ものすごい風の中たどりついた山座同定盤には、

「エビの尻尾ってここまで育つんだ。。。」というほど超巨大化したエビの尻尾が。「ほぇ〜、これはすごい」とじっくり鑑賞したいところでしたが、風でそれどころじゃなく、早々に山頂から退散となりました。

下山し始めるとさらに空は鈍色に。八ヶ岳もついにガスの中に。
「やっぱ今日はテン泊中止して正解だったかなぁ」と思いながら雪の急斜面をおり女神茶屋に到着。雪の蓼科登山は無事終了となりました。

…と行きたかったのですが、車の屋根にサングラスとグローブを乗せたまま車を発進してしまい、駐車場にいたほかの登山者の方が走って車を追いかけてきてくれて事態に気付くという、相変わらずどこか抜けているマヌケぶりを発揮してしまいました。
（←その登山者の方はヤマレコユーザーのtanbooyajiさんと判明。わざわざ走って車を追いかけて下さる優しさに感謝感激でした！）

＝下山したら晴れるんだ…＝

早く下山できたので白樺湖のすずらんの湯に立ち寄ると、車山は青空の中。「まさかと思うけど晴れてきたりしてる？」
車を走らせ茅野に降りてくると、昼間は曇天バックだった八ヶ岳が青空の中にそびえたっていました。
「ぐあぁー久々の下山晴れーーー」
なんということでしょうという気分でしたが、青空の中にそびえ並ぶ八ヶ岳の勇壮な姿は素晴らしく、今日はこれが見れたからヨシとしようと気分転換になりました。

＝さらなるカンフル剤は？＝

でさらに気分を盛り上げるために、スーパーに立ち寄り馬刺しを購入。
長野は馬刺しが名物なので東京では高くて手がでない馬刺しもスーパーに結構普通に売ってるのです。
「帰ったら馬刺しにビールに、あと何食べよっかなぁ」と馬刺しというカンフル剤を注入により悶々気分は吹っ飛び、本日の雪山ハイクも無事終了となりました。

＝まとめ＝

なんとなく物足りなさを感じた今回の蓼科山。といっても蓼科山に罪はなく、すべて己の気持ちのさじ加減なんですが。
でも今まで急坂をアイゼンで登り続けるという経験はなかったので、延々と続く急坂がふくらはぎに負担がどれだけかかるかとかがわかってよかったです！

さ〜てと、馬刺しで一杯といきますか！！

コメント

shinanogold

tanbooyajiです
グローブとサングラス、間に合って本当に良かったです。冬仕様は小物でも、かなり高価ですから。頂上でお話しさせていただいたことも覚えています。
テント泊中止された判断は正しかったと思います。夜中はかなり荒れた天気だったようで、ここら辺でも朝は雪が残っていましたから。
東信の山は、冬でも結構手軽に登れる山が多いので、是非またおいでください。どこかでお会いするかもしれませんが、そのときはよろしくお願いします。

zawada

ほんとにありがとうございました！
昨日はありがとうございました

「忘れ物はないかなぁ？よ〜しOKっ！」なんて車の周りをチェックしたのに車の屋根は見落とすという…

昨夜はやはり荒れた天候だったんですね。冬山で雪に降られるのは仕方ない事だとは思いますが、初の雪山テン泊ですし、自分のスキル的にも中止して良かったんだろうなぁと思ってます。

tanbooyajiさんのレコのご自宅からの蓼科山の写真、東側から見る蓼科山は初めて見たのでとても新鮮でした！

muscat

グローブとサングラス危ないところでしたね
こんにちはzawadaさん。

私も車の屋根に何の気なしに物を置くことが多いですが
意外に盲点になりがちなので注意しないとですね

山をやっていると忘れ物関係では人に助けられることって
結構あるものです。私も昨年赤城山に登った時にストックを車に
入れ忘れていたらそれを指摘して下さった方がいて事なきを得ました。
しかしそのストックは結局美ヶ原でなくしてしまったのですが…

それにしてもレコのアップ早かったですね〜 　素晴らしい！
私なぞはあーでもないこーでもないとゴチャゴチャいじっていると
日曜日に登ったレコなのにあっという間に水曜日とか木曜日になってしまいます

zawada

痛い出費になるところでした。
こんにちはmuscatさん！

あのままグローブとサングラスを紛失してたら、かなり痛い出費になるところでした。
ほんとにtanbooyajiさんのおかげです。
山は何気に小物類が多いのであれやこれやと紛失の可能性はかなり高いですよね。ほんと気をつけねばという感じです。

＞それにしてもレコのアップ早かったですね〜

僕もいつもはかなりダラダラしながらアップするんですけど、蓼科山は人気の山なので土日で入られる方も結構いそうだったので、 トレースの状態とか早めにお知らせしようと思いまして、を我慢しつつソッコーでアップしてみました。

kchan

ヤマのお天気
zawadaさん、こんにちは(^_^)/~

このレコを22日の夜に見させてもらい
zawadaさんが、当初の予定では22、23日で
天狗岳にテン泊の予定だった事を知りました！

週末どこか天気の良いヤマあるかな〜と天気予報を見ていると
天狗岳は朝方まで雪マークがあったり、その後も微妙なお天気＞＜
zawadaさんのレコにも土曜日はあまり良くなさそうな事が書いてあったので
どうしようか悩みつつも、とりあえずは現地まで行ってみることにしました

八ヶ岳付近に付く頃、雪もチラホラ降ってきて
あ〜やっぱりダメかぁ＞＜と帰ろうかとも思ってましたが
朝方、何とか少し晴れ間が見えてきて
（下界と山では違うのは分かってはいても！笑）
もしかしたらこの感じは晴れるかもしれない と
根拠なき自信で言う、うちの相方クン (笑)
それにつられてじゃぁ〜行ってみるかと思う私

ヤマの天気は難しいですね！
晴れ予報を信じて行ってもダメダメだったり
悪い予報でもライブカメラを見てみると、意外と晴れてたり･･･
下山後にヤマが晴れてるという良くあるパターン (笑)
ホント、これには参っちゃいますネ(>_<)

当初の予定ではテン泊2日間のヤマの予定が崩れてしまい
残念な部分もあったとは思いますが
こういう時もあると思いますので、次回のヤマでは晴れると良いですネ♪

グローブとサングラスは、tanbooyajiさんが追いかけて
届けてくれたそうで本当に良かったですネ
ヤマでのものは、意外と高いものだったりするので
紛失したりするとかなり痛いです･･･よく痛い目にあってます

またzawadaさんのレコ！楽しみにしてますネ

zawada

ほんと難しいですね！
kchanさん、こんにちは！コメントありがとうございます

ほんと山の天気は難しいですよね。 専門の気象予報サイトの会員になって天気予報の配信を受けているのですが、気象庁の平地の天気予報は 晴れっぽいけど山の天気は 雪模様だったのでかなり迷った上に中止しましたが、どうも結果として22日より23日の方が山の天気も良かったっぽい感じで、「う〜ん。。。」という感じです
安全第一がモットーなので、まぁ今回は仕方ないかなという感じです。

kchanさんは23日に登られたんですね！
レコと 、楽しみにしてます〜

beeline

安全第一無理は禁物！次がありますからね♪
zawadaさん (^_^) ちわっす！！！
とにもかくにもお疲れさまでした。
グローブとサングラス、本当に良かったですね。
tanbooyajiさんがヤマレコユーザーだったとは嬉しさも倍増ですね。(^_^)
さらに皆さんのために速攻アップとは何ともすんばらすぃ♪
いつもながらzawadaさんらしい？楽しいレコです。
パソコンがウイルスにやられて画面が真っ黒で・・・
携帯からです。少ないコメントですんませんです。

zawada

雪山は特に安全第一ですよね！
beelineさん、こんばんは！

山のスキルをUPさせるには自分のスキル＋αに挑戦する事は必要だとは思いますが、雪山に関しては徐々に徐々にを意識していこうと思ってます

速攻UPは毎回はさすがに無理ですけど、今回は土日で入られる方も多いだろうと頑張ってみました
雪山に関してはやはりトレースの状態が気にかかるので僕も直前まで「誰か登ってないかなぁ」なんて他の方のレコをチェックしてるので、たまには速攻UPしてみよ〜という感じです。

サングラスとグローブはほんと助かりました。両方とも雪山には必需品ですので落としてたら。。。ほんとtanbooyajiさんが走って追いかけて下さったおかげです。
バックミラーに追いかけてくるtanbooyajiさんの姿がうつった時は、「えっ、もしかして車でひいちゃった！？ 」なんて一瞬思っちゃいましたが

それはそうとbeeさん、パソコン大丈夫ですか？サングラスとグローブどころの出費じゃないですね。無事治るといいですね