浅見茶屋、豆口山、仁田山峠、さわらびの湯
- GPS
- 08:18
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,262m
- 下り
- 1,196m
コースタイム
-スルギ10:14-滝不動10:32-浅見茶屋10:35
浅見茶屋11:35-子の権現12:12-豆口峠12:57-豆口山13:09-竹寺13:29
竹寺14:00-仁田山峠14:47-さわらびの湯15:25
天候 | 快晴でした。。でも寒かった。。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
往路:さわらびの湯16:56-(国際興業バス)-飯能駅17:40 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇吾野駅〜前坂、キワダ坂 ・駅にトイレあります。ここのトイレ、西吾野、東吾野、武蔵横手、正丸の各駅と比べて、一番綺麗で便器の数も多いです。 ・駅から西吾野方面の線路下を標識に従ってトンネルくぐります。 ・トンネルくぐり分岐を左折すると吾野湧水、その対面の車道脇に登山道取り付きがあります。 前坂までは「大高山、天覚山」の標識に従います。 ・前坂までひと汗かいて子の権現方面へ。一旦林道(キワダ坂)に出て300m弱ほど歩くと右側にスルギ方面の取り付きがでてきます。 ・凍結、積雪箇所はありませんでした。 ◇〜久々戸山、スルギ ・板谷の頭からは関八州見晴台、顔振峠方面の展望がとれます。 ただし、稜線上でそれはそれは寒いかった。。 ・(南?)堂平山の手書き道標にそってスルギ方面は一旦下りになります ・久々戸山へは久久戸集落方面とスルギ、子の権現方面の峠に手書きの道標があり、その正面を直登します 踏み跡はしっかりしてるので迷うことはありませんが、斜度がそれなりにあるので下りは要注意。 苦労した割にはピークは。。な〜んも展望ありません ・スルギ分岐で浅見茶屋に行くなら子の権現方面ではなく、吾野方面へ ・破線ルートですが、道はしっかりしてます。 ところどころに道を間違えないように通行止めの木の枝が重ねてあり親切。これに注意すれば問題ないかと。 ・この道も凍結、積雪はありません ◇〜浅見茶屋、子の権現 ・スルギから滝不動への下り道は歩き易く快適 ・浅見茶屋で鍋焼きうどんを頂きました。1,250円。11:00からが基本の営業時間 ・満腹後の子の権現までの登りは。。腹タッポンタッポンでしんどい ・道に若干雪が残っている箇所がありました。でも問題なし ・子の権現で12:20くらいに2回鐘を鳴らしたのは私たちです ◇〜豆口山、竹寺 ・豆口峠までは勾配も少なく、とても快適な道 ・豆口峠、神送り小屋の脇から尾根筋に薄く踏み跡があります。これが豆口山への取り付きです ・意外?にもピンクテープが所々にしっかりついていて、迷うことはありません。 ・山頂はやはり展望無し。山頂で道は分岐していて南西方面の踏み跡を選びます。 東側にも踏み跡がついていますので間違わないように。ここはコンパスで向きを確認しましょう ・尾根筋を300m強歩くと右側に切れ落ちるような下りがでます。 ここもピンクテープがあるので従ったのですが、50mくらいの結構な激下り。靴が泥だらけになりました。 ・下り終わると竹寺への登山道にぶつかります ・あのまま尾根筋に踏み跡があったけど、あれはどこに行くのかな。。 ・竹寺にトイレあります。 ◇〜仁田山峠、さわらびの湯 ・竹寺から小殿方面に向かってしばらく歩くと587ピークを経由した道との合流地点があり、小殿方面の道が西に伸びています。 仁田山峠の道は、この分岐まで行かずにその手前南側の山筋に薄い踏み跡が伸びています。 山と高原地図地図では実線ですが、この取り付きは非常に心もとないです。 この分岐箇所はもちろん、その先の仁田山峠含め道標は一切ありません。 ・取り付きから登りきった場所で分岐しており、西側の道を進みます。 気をつけなければいけないのはここぐらい。 道標はありませんが、その後の踏み跡はしっかりしています。 ・鉄塔を3箇所ほど辿りながら進みます。 最初の鉄塔に着く手前、1箇所だけ登りで雪が凍結している箇所がありました。 アイゼンつけるほどではないですが、下りで使う場合は注意が必要です。 ・途中548のピークに登る階段がありましたが登らず。。(ちょっと後悔) ・仁田山峠への最後の下りは結構急です。っと思ったら東側方面に巻き道がありました。こちらを使ったほうが良いです。 ・仁田山峠。。車道にでたのですが、そこが峠なのか。。何も示すものがなかったです。(見落とした?) ・さわらびの湯までは車道歩き、40分くらいです。 さわらびの湯、こんなに空いてたのは初めて。 またまた、入湯料800円を「ぽかなび.jp」で一人100円引き。 |
写真
感想
下山後の最高のお酒を目的に。。
B&B(Bus and Bath)の我々ですが、今回相方から新たなお題がでました。
「福寿草がみたい!」
ひぇ〜ただでさえ下山後の風呂を前提としたルート作るの大変なのに。
でも要求を実現しないとこれからの山行に支障がでるし。。
福寿草なら四阿屋山の福寿草園や城峯山登山口にある沢口の自生している福寿草、さらには大ドッケの秘密の場所。。とか有名ですが
この寒い季節、そんな遠くは嫌だし。近くで見れる場所を探しました。
1)浅見茶屋の裏手に大きな自生の福寿草がある
2)子の権現にも福寿草が咲いてるらしい
3)竹寺は意外と知られてない?福寿草の庭がある
この情報を元に、冬季限定の浅見茶屋「鍋焼きうどん」も食べちゃいましょう!と計画。
折角だから、普通に子の権現や竹寺に行くのではなく、吾野から破線ルートの久々戸山、竹寺手前の豆口山、さらにはさわらびの湯まで歩く前提で今まで通ったことない仁田山峠を辿るルートとしました。
それにしても吾野から浅見茶屋までほぼ北側斜面ばかりの道で天気が良かったにも関わらず全然日差しが当りません。
それに稜線へでると風がそれはそれは冷たく。。
私は。。基本寒がりなんですけど。。
吾野駅で下車したのは私達と単独の方1名のみ。
駅のトイレ借りて出発です。うう、寒い。。
最初の登りは距離は短いのですが息が切れます。
2ヶ月ぶりだしなぁ(言い訳)。
ほどなく前坂に到着。ここでさきほどの1名の方と他に1名が休んでおられました。
前坂から林道(キワダ坂)に出ると先ほどの方が道路反対側を登られてます。
な〜んも考えないで我々もそのまま着いて行ったら「ヤマレコにこの辺りにログがあったので調べてます」との事。
ありゃ、スルギへの破線ルートは車道歩いた先だと親切に教えて頂きました。
(ありがとうございました)
それにしてもダメですね、私達。すぐに他の人を頼ってしまうし。
車道を歩きほどなく右側に取り付きが出てきます。
地図を良く見るとその通りなんですが、どうも先入観が強くて取り付きが左にでてくると信じ込んでました。
またもやダメなパターン。
日の当らない寒ーい道は板谷の頭の展望もゆっくり見る気力もなく、久々戸山の分岐に到着。
「ここ行く?」と相方。
「おう、行くぞー!」と聞かれたから答えてしまった。
久久戸山なのか久々戸山なのか久々戸なら「ひさびさ」って読むのか?など、どうでも良い会話して分岐から直登します。
ズルズル滑る薄い踏み跡をヒィヒィ言いながら登るとそこは・・
何もありません。
展望もなし。
立ち枯れ木に久久戸山の手書き文字を発見して「何だかなぁ〜(阿藤快風)」
気を取り直してスルギまで到着。
ここまでの道は破線ですが道はしっかりしてます。
ただ、ところどころに分岐があり、道標がありません。
行ってはいけない?方面には木の枝が積み重ねてあり、これを無視してイノシシのように猪突猛進する相方を諌めながら無事辿りつくことができました。
木の枝が積んであったらその道は要注意です。
でもコンパスと地図は持っていった方が良いですね。
スルギから滝不動に降りてきて、浅見茶屋に10:35到着。
11:00からの営業開始でどうしようかとうろうろしてると。。
茶屋の真向かい側に黄色い花が。。「あっ、福寿草」
さほど多くないですが、綺麗に花を咲かせてました。
すると後ろから声がして・・
「裏の斜面にはもっと自生の福寿草があるんだが、まだ時期が早いんだよ」と茶屋の話し好きご主人が声をかけてくれました。
「休んでいきなさい。お茶も沸いてるし」
「まだ11:00前ですけど。。」
「いいよ、いいよ。もううどんもできるから」っと。良かったぁ〜!!
早速「鍋焼きうどん」を注文するとご主人が毎年撮影している福寿草の写真を見せてくれました。
今の時期は北斜面だからまだ2分咲きぐらい。3月中旬が見ごろだそうです。
鍋焼きうどん。。美味いです!手がかじかんでいて最初は箸がうまくもてなかったけど、舌をヤケドしながらでも止まらない美味しさ。
お店のレトロな雰囲気はこれまた落着くし。お店の皆さん、とても愛想がよく親切だし。
外のおトイレもこれまた綺麗で。スローミュージックがかかってお洒落で。
ノンビリ、ユッタリしてたら1時間も滞在してしまいました。
「今度来る時は福寿草の咲き具合を電話しなさい」と言ってくれました。
また来たいです。鍋焼きうどんはかなりのお勧め。
誤算だったのが、お腹が膨れた身体で子の権現までの登りは結構キツかった。
うう。。苦しい。。と相方の声を聞きながら、まだまだ融けてない雪が多くある斜面を横目にやっとのことで子の権現に到着。
さてさて、ここの福寿草はどこかな?
奥の院まで登ったり、ついでに鐘を突いて。
でも無いなぁ〜と諦めて竹寺方面に向かおうと歩き始めると。。
「あっ、ここにあった」
竹寺方面、建物の脇を通る道の斜面に福寿草が咲いてました。
こちらは茎が若干長い?感じです。
斜面にはもう少し株があるようですが、やはり少し早い感じで。
3分咲きくらいでしょうか。でもここでも綺麗な黄色の花がみれました。
竹寺への日の当る道はとても暖かく、今日のメインイベント?豆口峠に到着です。
神送りの小屋脇をみると山側に向かって薄い踏み跡らしきものがあります。
「ここだな、きっと」と意を決して(ちょっと大袈裟)、急登を進みます。
でも、ところどころに比較的新しいピンクテープがあります。
「あれ?全然迷わないね、これだと」
道標はないですが、テープ辿ってほどなく山頂に到着です。
「やったぁ〜豆口山」。。というほど、またまた展望もなく。
いいんです、いいんです。今日は破線ルートを辿る旅?なので。
山頂から思い込みで東側の道を進むと、どうも違う感じで。
慌てて地図みるとやっぱり。。
山頂に戻って、南西側の道を選び直しました。ああ、良かった。
尾根筋を行く道で、しばらくすろと切れ落ちたような右側分岐がでてきて。
どうもその先が竹寺への登山道にぶつかってるのが見えて。
ピンクテープもそっちだし。
「この下り。。行くの?」と相方。
結構の激下りでした。ズルズルの道で踏み跡が固まってなく、お陰で登山靴が泥だらけに。
でも快調に降りていくと後ろから
「ぎゃー、何ここ。ちょっとぉ〜なんでそんなに普通におりてるのよ!置いてかないでよー」と叫びながら相方がズルズル下りしてました。
下りを自分が楽しんでしまって、相方をすっかり忘れてました。
竹寺に到着して。さてここはどこに福寿草があるのかな?
私が休憩用のお茶を沸かしている間に相方が本殿奥の庭を見に行くと。。
そこは見頃となった福寿草の花々が。
「キャー、ここにもあそこにも咲いてるぅ〜」と一人騒いでいたらしいです。
竹寺の福寿草、あまり話題にでませんが?この時期はここが一番お勧めですね。
全然人がいないのが不思議なくらい。
相方もすっかりご満足して頂いて。誰も居ない本宮脇で二人でココアを飲みながら冬の木漏れ日と静けさを楽しむ事ができました。
竹寺からさわらびの湯までは山と高原地図は実線になっている仁田山峠を目指します。
まずは取り付きは。。っと。
竹寺からしばらく歩くと小殿方面に下る道の分岐が。。
んん。。ここは行き過ぎだな。。
っと、ちょっと戻って南側の斜面を見るとこれまた薄い踏み跡発見!
道標もまったくありません。
「ここしかないよなぁ」と相方の疑いの目を気にしながら、登り始めます。
一旦ピークにでると分岐が。。「これは西側の道で正解のはず」
ここも道標ありません。ちょっとドキドキでしたが、しばらくすると道がしっかりしてきます。
「おお!合ってる感じ」
仁田山峠までの道は畑の脇道?みたいな状態で、踏み跡はあるのですが登山道っぽくないんです。
ただ、道筋はちゃんとつながってるので、辿っていけば大丈夫かと。
嫌な分岐も最初のピークだけで、あとは道標なくてもズンズン進んでいけます。
途中、3つほどの鉄塔脇をとおり、仁田山峠手前のこれまた激下り(巻き道がありました)の先に車道が。
ああ、良かった。無事に通れました。
それにしても峠の印もなければ途中の道にも道標なし。
地元の方以外はあんまり使われていないように思えました。
仁田山峠からさわらびの湯までは、春になるととても綺麗だろうなぁと想像できる桜並木をテクテク降りてきます。
さわらびの湯までは国道を通るのではなく、入間川を渡った対面側の道のほうが車を気にせずに歩けます。
さわらびの湯は冬季なのかとても空いてました。
いつもはイモ洗いになっている露天風呂も初めて入れましたし。
いつもの通り、飯能駅近くの居酒屋で日本酒をしこたま飲んで反省会。
電車の中、爆睡状態で帰路につきました。
今年初めての山行。
とても寒かったけど、福寿草、鍋焼きうどん、破線ルートと盛りだくさんの充実した一日でした。
また、今年も頑張って奥武蔵をいろいろと歩いてみたいです。
本年もどうぞ宜しくお願いします
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する