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Yamareco

記録ID: 27204
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ケ岳

2008年04月26日(土) ~ 2008年04月27日(日)
 - 拍手
GPS
34:27
距離
26.1km
登り
2,081m
下り
2,073m

コースタイム

4/26 8:30戸台〜北沢峠13:30
4/47 4:30北沢峠〜8:30仙丈ケ岳〜11:15北沢峠14:00〜18:30戸台
天候 4/4 晴れ 4/5 晴れ 
4/26 曇り 4/27 晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
戸台の駐車場は登山ポスト有りで大変広いが、積雪の後は最後の1キロが相当大変そうです。
歩き始めて初めの2キロくらいは、ダム工事の車両のための砂利の車道です。
4月頭は河原の途中から積雪が出始めました。後半は大平小屋手前1500メートル位からです。
駐車場からの帰り道に、20:00位までやっている日帰り温泉が有りました。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
遠くの頂に気持ちが高揚していく、がひたすら河原
2008年04月04日 11:03撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/4 11:03
遠くの頂に気持ちが高揚していく、がひたすら河原
ようやく大平小屋の手前の林道まで出る
2008年04月05日 05:53撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/5 5:53
ようやく大平小屋の手前の林道まで出る
人が訪れなくなり、久しい大平小屋
2008年04月04日 17:31撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/4 17:31
人が訪れなくなり、久しい大平小屋
北沢峠は積雪1.5メートルくらい、あるのは動物の足跡のみ
2008年04月05日 05:55撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/5 5:55
北沢峠は積雪1.5メートルくらい、あるのは動物の足跡のみ
いかにも膝の痛くなりそうな河原
2008年04月05日 10:10撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/5 10:10
いかにも膝の痛くなりそうな河原
視界が無いため、妙に狭く感じた山頂
2008年04月27日 08:33撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 8:33
視界が無いため、妙に狭く感じた山頂
徐々に雲が流れて、視界が開けてくる。遠くに仙丈小屋が見える。
2008年04月27日 08:40撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 8:40
徐々に雲が流れて、視界が開けてくる。遠くに仙丈小屋が見える。
神秘的に、雲が流れていく
2008年04月27日 08:45撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 8:45
神秘的に、雲が流れていく
今まで隠されていた山肌が露に
2008年04月27日 08:55撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 8:55
今まで隠されていた山肌が露に
2008年04月27日 09:21撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 9:21
小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳の方角を望む
2008年04月27日 09:02撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 9:02
小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳の方角を望む
雲の合い間の北岳
2008年04月27日 09:27撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 9:27
雲の合い間の北岳
ちょっと困難な縄場で、5メートルくらい
2008年04月27日 15:55撮影 by  SO903i, DoCoMo
4/27 15:55
ちょっと困難な縄場で、5メートルくらい
撮影機器:

感想

最近、すっかり雨で、皆さんさぞストレスが溜まってきているのでは、ないでしょうか。私もちょっと呼吸困難?
すこし古い情報ですが、来年の春に少しは役に立つのではと思い、又ここまで足を運べない方の擬似体験にでもなれば幸いです。

3月に八ヶ岳連峰の赤岳へ登り、その頂上からの視界に心が震え、次は3000メートルを越えた雪の世界に足を一歩踏み入れたく、計画を立てました。
初めに北岳をとも考えましたが、いろいろ調べるうちに、雪崩や所要日程を考えるとまだ厳しく、こちらでもいくつか紹介のある仙丈ケ岳を目指すことにしました。

挑戦は2度で、1度目は4月の頭でした。戸台の駐車場に車を停めて、大小の石がごろごろした戸台川の河原を6.5キロくらい歩き、平日にしては珍しく単独の登山者の下山中とすれ違い、あいさつを交わすと「大平小屋から上は、トレース無しの雪が降りっぱなしで、そこで折り返してきた」とのことだ。
しかし、ここで引き返しても何も無いので、「とりあえず行ける所まで行ってみるか、」と先へと足を進める。
大平小屋手前までは、先ほどの方のトレースが有ったのだが、最後の急登の所で完全に無くなってしまう。
3箇所くらい試した跡が有るが、腿の上の方まで雪に埋まり、傾斜も結構急なので、なるほどここでやめたかと納得。
しかしGPSで見るとあと一歩で上まで行ける。私は木を掴みながら行ける直登ラインを選択し、10メートルくらい登り雪の積もった林道上へ出る。
しかし、先ほどからどうも膝が痛い、石がゴロゴロの河原を長く歩いたせいか、久しぶりに膝痛が出た。
この辺りにテントを張り、「明日、膝の様子を見るか、」とその日の行動を中止する。
翌日にトップアタックの体制をとり、北沢峠へ向かうが、やはりすぐに膝が痛くなる。
当然下山し駐車場まで膝を持たさなければいけないので、仙丈ケ岳は諦め、北沢峠の辺りを少しうろうろし帰ることに。
案の定、帰りの河原は足をひこずり悲惨なことに。

2度目の挑戦は4月の下旬。前回の山行の翌日に、同じラインで日帰りをしている方がいたのを見て、世の中にはスーパーマンが居るもんだと、少し勇気がわいてきた。
今回はスーノシューを、と初め考えるが重量的に難ありと思い、ワカンを購入する。
暖かくなってきたこともあり、荷物も軽くし順調に北沢峠まで到着する。山小屋もゴールデンウィークに向けて準備しており、林道は除雪済みのようだ。
早めに着いたので、ワカンの練習を一応やっておいて夜を迎える。
朝3時半に目が覚めて朝食をとり、4時半に暗い中ライトをつけて出発。前日は曇りで今日は晴れのはずだが、まだ雲がかなり残っているようだ。
大分古いワカンの跡が一つあるので、その跡をついて行く。300メートルくらい登ると、薄っすらと新雪が地面を覆っているのが、はっきりしてきた。そういえば夜に霙がテントにあたっていた。
視界は悪く10メートル〜20メートルくらい、ここでもGPSの大活躍である。
いつものように、今日も一人歩きをしていると、霧の中から一瞬、話し声が聞こえた。「えっ」と振り返ると、又聞こえてきた。どうも数人のパーティーが後を追っているようだ。
しばらくして、体力のない私は、その3人のパーティーに抜かれてしまう。
霧の中をどんどん登り、樹林限界に近づいてくると、先ほどの3人パーティーが留まっている。
休んでるのかな?と思いそのまま進むと、そこは霧で視界が5〜10メートルぐらいの真っ白一色の世界だった。  

http://www.yamareco.com/modules/diary/1823-detail-1304
へ続く

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コメント

南アは良いですねえ
jazzyさん

はじめましてmokoです。
4月6日に仙丈ヶ岳に登りました。

トレースがあるんじゃないかなという下心(笑)があったので、北沢峠の長衛荘の前で無くなった時には一瞬途方に暮れました。
まさかトレースが無くなったから帰るという訳にも行かず、それにまだ9時だったし、少し頑張ってみました。

ヤマレコは面白いですね。こんなところでトレースの方とお会いできるとは思いませんでした。

またどこかの山ですれ違ったらよろしくお願いしまーす。
2008/7/4 17:00
mokoさん、はじめまして
翌日の日帰りは相当な衝撃でした(笑)南アは雪のある時にも、又行きたいですね。

冬の山は日数もかかりがちだし危険なので、殆んど人は入らないのでしょうね。
2度目の挑戦で仙丈ケ岳へ向かったとき、大分古いワカンのトレースが一つだけでしたので、恐らくmokoさんのものではと思います。
ただ下山中はゴールデンウィーク前の土曜日なので20人以上登ってきました。
5月後半に登った農鳥岳も、稜線からは古いワカンの跡が一人分、所々有るだけでした。おそらく20キロ四方無人?

ヤマレコは内容がとても充実しているので、長く続けて欲しいですね。

こちらこそ何処かでお会いしたら、よろしくお願いします。
2008/7/5 12:58
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技術レベル
5/5
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5/5

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