好天の赤岳

2013年02月26日(火) [日帰り]

• GPS: 09:10
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,418m
• 下り: 1,427m

コースタイム

6:40美濃戸口-7:35美濃戸-9:30行者小屋10:00-(文三郎道）12:15赤岳-（地蔵尾根）13:50行者小屋-15:05美濃戸-15:50美濃戸口

（3:45自宅発-6:15美濃戸口着）

天候

晴れ　微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸口の蓼科観光駐車場（￥500/1日）

コース状況／危険箇所等

美濃戸-行者小屋（南沢ルート）
踏みしめられた道が続いていてとても歩きやすい

行者小屋-赤岳（文三郎道）
踏み跡明瞭。午前中は雪がしまっており、アイゼンがよく効きました。

赤岳-行者小屋（地蔵尾根）
午後になったせいか、雪が多少ゆるんできましたが、こちらも踏み跡明瞭でした。

写真

2/26 6:39

私は美濃戸口派なので、いつも歩きです！

2/26 7:36

今日は南沢ルートへ

2/26 22:20

大勢に踏み固められて道が出来ています

2/26 9:26

横岳が見えてくると行者小屋は間もなく

2/26 9:58

行者小屋にテントが5張ほど。阿弥陀岳

2/26 9:58

行者小屋から赤岳

2/26 22:21

文三郎道へ

2/26 22:21

ここは無雪期は階段の所。完全に埋まっており、傾斜がきついです。一歩一歩を慎重に。

2/26 11:20

阿弥陀からの道と合流地点が見えます

2/26 11:33

合流箇所から阿弥陀岳

2/26 22:23

赤岳の上部は鎖も一部出てます

2/26 11:54

権現と南ア

2/26 12:06

もう少し

2/26 21:58

ちょうど一人登ってきて、撮ってもらいましたー

2/26 12:21

北ア

2/26 12:34

これから下る横岳、硫黄方面

2/26 13:12

展望荘は平日なのに営業中。おしるこ食べましたが・・・大量のおしるこを飲み干す自信がある時にした方がよさそうです

2/26 13:17

地蔵尾根を下ります。ここを下りきるまで緊張を解けません

2/26 13:17

ナイフリッジにトレースあり。雪も少なめでしょうか

2/26 13:19

ナイフリッジの通過は短いです

2/26 13:22

急斜面を下る。雪がゆるむと大変そうです

2/26 13:49

行者小屋到着

2/26 14:13

最高の天気でした

2/26 15:49

無事に美濃戸口へ到着

撮影機器：

COOLPIX S8 NIKON

感想

jimson

厳冬期の赤岳登頂は、初めて無雪期に赤岳に登頂した時には「自分には無縁の夢のような話」で、積雪期登山を開始してからはずっと憧れ続けた「目標」だった。

昨年位から現実的に登る事を思い描いていたが、昨年、硫黄岳から間近に見た薄曇の厳冬期の赤岳は神々しくもあり、畏怖の念すら覚えた。まだ登らなくていいや、と思っていた。

登山の予定を立てたこの日、ヤマテン予報を見ると八ヶ岳は高気圧におおわれるとの予報。厳冬期も終盤、欲が出てきた。初の厳冬期赤岳は単独で登るのであれば、コンディションに恵まれなければ登らない、と決めて、状況次第では硫黄岳に変更も考えながら美濃戸へ向かった。

実力不足である事は自覚している。なので、トレースがなければ登らないと決めていた。トレースは週末の大勢の登山者のおかげで明瞭だった。加えて絶好の天気。スタート時の気温は-10℃を下回り、南沢の樹林帯を歩いていても雪が締まっているのが良く分かった。

文三郎道は傾斜がきつくて、高所恐怖症を自覚している自分には眩暈を起こしそうな程の角度。下は見ないように、良く効くアイゼンの歯を一歩一歩踏みしめて登った。ここは下りで使うのは嫌だな、と思った。

下りの地蔵尾根にもドキドキしながら向かったが、本日のナイフリッジはあっけなく終わった。その下も傾斜がきつい所はあったが、私としては文三郎道を下るよりはマシだと思った。今後、積雪期に赤岳登る事があっても同じ順で回ると思う。

憧れていた厳冬期の赤岳。好天とトレースに助けられて何とか登れました。
私は趣味としての登山をこれからも続けていくが、単独で続けていく場合、冬山登山は、この赤岳のレベルがゴールであり、これ以上の段階には進むつもりがないので、今日は本当にとても嬉しかった（トレースのない状態でも登れるようになりたい等、目標はまだまだあり、本当のゴールには程遠い本日の山行でしたが）。

また、傾斜の強い場所では常に滑落停止を意識していた。先月、滑落停止を教えてくれた友人にも「ありがとう」と言いたい。