重大なミスをした三ノ沢→宝剣縦走 〜あれっ?って思ったら立ち止まれるスキル〜
- GPS
- 04:18
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 762m
- 下り
- 766m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三ノ沢はハイマツに隠れた危険に注意 宝剣岳南陵はルート違い要注意! 無雪期はルートを外れず基本を守れば難しい岩場ではないが、ミスをすると死にます。 |
写真
感想
ずっと見たかった横並びの木曽駒一家。
快晴の週末とは思えないほど千畳敷に人は少なく極楽平に進むと全く誰もおらず終始快適。
さらに三ノ沢は中アの主稜線からは外れ独立峰のような雰囲気で静かで気持ちのいい稜線歩きが楽しめた。
しかも結構のんびり歩いても千畳敷から1.5時間でピーク。
これなら木曽駒に行くよりもずっといい。木曽駒は百名山の冠被ってるだけだ。
問題は復路に経由した宝剣岳。
過去3回登頂しているがいずれも北方稜線から。
南稜は北稜よりずっと危ない。
難しくはないものの失敗すると確実に終わる場所多くしかも長い。
そんな中でルートを間違えとんでもないところを下りてしまった。
北陵のイメージで取り付いたら思いの外テクニカルだったので、「このくらいのレベルのところもあるのか」と思い込みルートを外れていることに気がつくのが遅れた。
そして気がついた時には引き返すことができない状態。
姿勢を変えることさえできず焦っていたが邪魔になったザックを下に落とす時に右足を置いていた石が抜けてしまった。
お尻はスリップしたが石が居なくなった穴はしっかりしており、そこに右足がはめられた。
そしてそこを起点に降りることができた。
その石が落ちなかったら終わってた。
大反省です。
登山レベルは自立レベルで決まるらしい。
ジャンダルムに10回登頂しようが他人の計画や管理下で登ったのならそれは初心者。
プランもルート確保も時間やリスクのマネジメントもすべて独りでできる必要がある。
単独行の回数でスキルが決まると言っていい世界らしく、登山中級者を目指し、積極的なソロ山行をしてきたけどトレースさえできない自分はまだまだ初心者だと痛感。
大反省の回でした(苦笑)
でも三ノ沢はとても良かったので宝剣を通らないピストンでまた計画したいです。
補足
ソロ山行を推奨するものではありません。
登山者全体での単独行率は3割程度なのに重大事故の6割が単独行者。
同様に事故数が多いのは60歳代、70歳代だけどそれは入山している絶対数が多いからで事故率では40歳代が最も高く、次いで50歳代、30歳代らしいです。
きっと肉体的な衰えに気付かず気持ちだけは若くて事故るパターン。何となく理解できる。
さらに女性よりも男性の方が重大事故率が高い。
したがって、「40歳代の男性でソロ」が最も危険となります。
(残念ながら私は全部該当・・・(笑)・えない)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する