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Yamareco

記録ID: 2735833
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

重大なミスをした三ノ沢→宝剣縦走 〜あれっ?って思ったら立ち止まれるスキル〜

2020年11月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:18
距離
8.4km
登り
762m
下り
766m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:16
休憩
0:58
合計
4:14
距離 8.4km 登り 772m 下り 767m
9:37
15
9:52
9:57
4
10:01
4
10:05
62
11:07
11:24
66
12:30
12:42
12
12:54
13:10
10
13:20
13:24
3
13:27
13:31
20
13:51
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コース状況/
危険箇所等
三ノ沢はハイマツに隠れた危険に注意
宝剣岳南陵はルート違い要注意!
無雪期はルートを外れず基本を守れば難しい岩場ではないが、ミスをすると死にます。
菅野台バス停付近は色付きがイイ感じ🍁
菅野台バス停付近は色付きがイイ感じ🍁
駒ヶ根橋が工事中につき途中でバス乗り換え。
橋は歩いて渡ります。
駒ヶ根橋が工事中につき途中でバス乗り換え。
橋は歩いて渡ります。
もう何度目か分からない千畳敷到着!
もう何度目か分からない千畳敷到着!
今回は極楽平に向かって山行開始❗️
極楽平は初めてです。
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今回は極楽平に向かって山行開始❗️
極楽平は初めてです。
日陰は凍結あり。
クラスト部を避けて登りはノーアイゼン。
下はアイゼンが必要でしょう。
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日陰は凍結あり。
クラスト部を避けて登りはノーアイゼン。
下はアイゼンが必要でしょう。
歩いて来た道。
日向は雪はありません。
日向は雪はありません。
あれが極楽平っぽい。
あれが極楽平っぽい。
極楽平着。
南アルプスと富士
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南アルプスと富士
伊那前岳への縦走路。
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伊那前岳への縦走路。
そして今日目指す三ノ沢岳
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そして今日目指す三ノ沢岳
三ノ沢分岐。
帰りは宝剣経由します。
三ノ沢分岐。
帰りは宝剣経由します。
さっき歩いてきた稜線。
一度大きく下がります。
さっき歩いてきた稜線。
一度大きく下がります。
三ノ沢への稜線。
ずっと稜線歩きです。
三ノ沢への稜線。
ずっと稜線歩きです。
ハイマツが生い茂り足元や枯れ枝の突き出しが見えないところがあります。
刺さると痛いので要注意!
ハイマツが生い茂り足元や枯れ枝の突き出しが見えないところがあります。
刺さると痛いので要注意!
気持ちいい道が続きます。
気持ち良すぎて結構のんびり歩いています。
気持ちいい道が続きます。
気持ち良すぎて結構のんびり歩いています。
北アは真っ白に。
北アは真っ白に。
振り返って木曽駒、宝剣、伊那前の並び。
これが見たかった✨
かっこいいです!
三ノ沢ピークよりこの鞍部から見る方が圧巻です。
4
振り返って木曽駒、宝剣、伊那前の並び。
これが見たかった✨
かっこいいです!
三ノ沢ピークよりこの鞍部から見る方が圧巻です。
近付く三ノ沢。
ほぼ無風。
気温低く陽射しが温かい。
最高の環境。
ほぼ無風。
気温低く陽射しが温かい。
最高の環境。
三ノ沢岳登頂!
誰もいない。
2
三ノ沢岳登頂!
誰もいない。
あっちの方が明らかに高く、道も続いているので行ってみる。
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あっちの方が明らかに高く、道も続いているので行ってみる。
結局どこが山頂か不明だが、いちばん高いところを踏んだので自己満足✨
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結局どこが山頂か不明だが、いちばん高いところを踏んだので自己満足✨
山頂独り占め✨
いや山体丸ごと独り占め✨
いや山体丸ごと独り占め✨
新しいステッキ。
これイイ✨かなり好感触👩‍🦯
新しいステッキ。
これイイ✨かなり好感触👩‍🦯
富士。快晴です。
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富士。快晴です。
ワン、ツー、スリー🏔
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ワン、ツー、スリー🏔
いつもは嫌なピストンだけど、気持ちいい稜線歩きなので不満無し❗️
いつもは嫌なピストンだけど、気持ちいい稜線歩きなので不満無し❗️
千畳敷周辺以降、初めて人に会った。
元気のいい若いお嬢さん3人組で、南風に乗ってずいぶんしばらく声が聞こえていた。
千畳敷周辺以降、初めて人に会った。
元気のいい若いお嬢さん3人組で、南風に乗ってずいぶんしばらく声が聞こえていた。
斜度が緩くなったら、分岐まであと少し。
斜度が緩くなったら、分岐まであと少し。
分岐到着。ピストン完了。
分岐到着。ピストン完了。
雲に浮かぶ空木と南駒。
そこへと続く稜線がきれいだった。
こりゃ結構な距離があるな。
雲に浮かぶ空木と南駒。
そこへと続く稜線がきれいだった。
こりゃ結構な距離があるな。
それでは復路は宝剣経由で。
まだメンタルフルパワーな頃。
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それでは復路は宝剣経由で。
まだメンタルフルパワーな頃。
取り付きます。
この後起こる恐怖などこの時点では考えてもいない。
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取り付きます。
この後起こる恐怖などこの時点では考えてもいない。
宝剣岳の南陵は北陵(宝剣山荘側)より格段に危険いっぱいでしかも長いです。
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宝剣岳の南陵は北陵(宝剣山荘側)より格段に危険いっぱいでしかも長いです。
ルートに見えます。
踏み跡っぽいのあります。
かなりやばそうな入り口なのにチェーンありません。
ここから間違いが始まりました。
この時点ですでにルート外れています。
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ルートに見えます。
踏み跡っぽいのあります。
かなりやばそうな入り口なのにチェーンありません。
ここから間違いが始まりました。
この時点ですでにルート外れています。
ここを下りてきた。
必死だったので間の写真無し。
写真だと絶壁に見えますが実際も絶壁です。
この場所のまま視線を右に90度振ると、、、
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ここを下りてきた。
必死だったので間の写真無し。
写真だと絶壁に見えますが実際も絶壁です。
この場所のまま視線を右に90度振ると、、、
こうなってます。
正しいルートはこっち。
つまり今超えて来た小ピークは西に巻くのが正解だった。
山頂側から来れば間違うことはないけど、反対側からだとこの巻道の入り口に気が付けなかった。
この写真の左手の岩壁を下りて来た。
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こうなってます。
正しいルートはこっち。
つまり今超えて来た小ピークは西に巻くのが正解だった。
山頂側から来れば間違うことはないけど、反対側からだとこの巻道の入り口に気が付けなかった。
この写真の左手の岩壁を下りて来た。
その後はまぁ涸沢岳の北陵よりはイージーなレベルの岩場が続く。
チェーンあるので基本を守れば特段の危険無し。
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その後はまぁ涸沢岳の北陵よりはイージーなレベルの岩場が続く。
チェーンあるので基本を守れば特段の危険無し。
ここも下から見たらヤバそうだったけど、取り付いてみたら意外とすんなり。
先日の涸沢岳北陵の方がよほどヤバい。
ここも下から見たらヤバそうだったけど、取り付いてみたら意外とすんなり。
先日の涸沢岳北陵の方がよほどヤバい。
もう少し!
もうこの丸印を何がなんでも探して、少しでも怪しいと思ったら引き返すを繰り返す。
ここだっと思ってもすぐに踏み込まず、それ以外本当に無いことを十分に確認する。
意外と間違ったルートで歩いている人多そうな印象です。
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もうこの丸印を何がなんでも探して、少しでも怪しいと思ったら引き返すを繰り返す。
ここだっと思ってもすぐに踏み込まず、それ以外本当に無いことを十分に確認する。
意外と間違ったルートで歩いている人多そうな印象です。
ここにもあった穴。穴が登山道になること多い。
ここにもあった穴。穴が登山道になること多い。
ここですね〜❗️
皆さんここに乗って写真🤳とってるとこ。
このアングルだと分かりませんが、この石の下は何も無いです。
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ここですね〜❗️
皆さんここに乗って写真🤳とってるとこ。
このアングルだと分かりませんが、この石の下は何も無いです。
その石をうえから見るとこんな感じ。
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その石をうえから見るとこんな感じ。
登頂!
宝剣岳南陵クリア!
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登頂!
宝剣岳南陵クリア!
とりあえず祠を山頂標識代わりに。
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とりあえず祠を山頂標識代わりに。
さっきまで快晴だった三ノ沢がガスに襲われてる❗️
ギリギリで逃げて来た感じ。
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さっきまで快晴だった三ノ沢がガスに襲われてる❗️
ギリギリで逃げて来た感じ。
山頂から北陵で要注意はここくらい。
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山頂から北陵で要注意はここくらい。
やっと見慣れた木曽駒の風景になった🏔
やっと見慣れた木曽駒の風景になった🏔
届けは伊那前まで行くことにしていた。
時間も体力も全然余裕だけど、さっきのルートミスでメンタル使い果たしたし伊那前はもう3回くらい登頂済みなのでパスしてこのまま千畳敷へ下ります。
もう満足です。はい。
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届けは伊那前まで行くことにしていた。
時間も体力も全然余裕だけど、さっきのルートミスでメンタル使い果たしたし伊那前はもう3回くらい登頂済みなのでパスしてこのまま千畳敷へ下ります。
もう満足です。はい。
宝剣を境に乗越浄土側は人がいっぱい。
宝剣を境に乗越浄土側は人がいっぱい。
八丁坂も雪は皆無。
八丁坂も雪は皆無。
なんとか生還❗️
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なんとか生還❗️
下山完了。
14:00のRW乗って帰ります。
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下山完了。
14:00のRW乗って帰ります。

感想

ずっと見たかった横並びの木曽駒一家。
快晴の週末とは思えないほど千畳敷に人は少なく極楽平に進むと全く誰もおらず終始快適。
さらに三ノ沢は中アの主稜線からは外れ独立峰のような雰囲気で静かで気持ちのいい稜線歩きが楽しめた。

しかも結構のんびり歩いても千畳敷から1.5時間でピーク。
これなら木曽駒に行くよりもずっといい。木曽駒は百名山の冠被ってるだけだ。

問題は復路に経由した宝剣岳。
過去3回登頂しているがいずれも北方稜線から。
南稜は北稜よりずっと危ない。
難しくはないものの失敗すると確実に終わる場所多くしかも長い。

そんな中でルートを間違えとんでもないところを下りてしまった。
北陵のイメージで取り付いたら思いの外テクニカルだったので、「このくらいのレベルのところもあるのか」と思い込みルートを外れていることに気がつくのが遅れた。
そして気がついた時には引き返すことができない状態。
姿勢を変えることさえできず焦っていたが邪魔になったザックを下に落とす時に右足を置いていた石が抜けてしまった。
お尻はスリップしたが石が居なくなった穴はしっかりしており、そこに右足がはめられた。
そしてそこを起点に降りることができた。
その石が落ちなかったら終わってた。
大反省です。

登山レベルは自立レベルで決まるらしい。
ジャンダルムに10回登頂しようが他人の計画や管理下で登ったのならそれは初心者。
プランもルート確保も時間やリスクのマネジメントもすべて独りでできる必要がある。
単独行の回数でスキルが決まると言っていい世界らしく、登山中級者を目指し、積極的なソロ山行をしてきたけどトレースさえできない自分はまだまだ初心者だと痛感。
大反省の回でした(苦笑)

でも三ノ沢はとても良かったので宝剣を通らないピストンでまた計画したいです。

補足
ソロ山行を推奨するものではありません。
登山者全体での単独行率は3割程度なのに重大事故の6割が単独行者。
同様に事故数が多いのは60歳代、70歳代だけどそれは入山している絶対数が多いからで事故率では40歳代が最も高く、次いで50歳代、30歳代らしいです。
きっと肉体的な衰えに気付かず気持ちだけは若くて事故るパターン。何となく理解できる。
さらに女性よりも男性の方が重大事故率が高い。
したがって、「40歳代の男性でソロ」が最も危険となります。
(残念ながら私は全部該当・・・(笑)・えない)

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無雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [日帰り]
木曽駒ヶ岳、宝剣岳、三の沢岳、極楽平から北上周回
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 中央アルプス [日帰り]
千畳敷駅から極楽平経由し木曽駒ケ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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