濃ヶ池_光る木見へ

2024年11月23日(土) [日帰り]

• GPS: 08:42
• 距離: 28.5km
• 登り: 736m
• 下り: 2,760m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:24
• 休憩: 1:18
• 合計: 8:42

9:11 千畳敷駅
9:44 9:50 乗越浄土
10:01 10:03 和合山
10:16 10:17 伊那前岳
10:34 和合山
10:42 10:47 乗越浄土
11:06 11:11 駒飼ノ池
11:56 11:59 濃ヶ池
12:35 濃ヶ池分岐
12:58 13:00 遭難記念碑（聖職の碑）
13:14 13:30 西駒山荘
13:32 水場
13:55 胸突の頭
14:10 14:13 津嶋神社
14:45 14:47 胸突八丁（信大コース分岐）
14:57 15:12 大樽小屋
15:30 15:34 白川分岐
15:37 15:39 馬返し
15:46 横山道分岐
16:01 16:04 野田場
16:52 17:01 桂小場
17:53 ゴール地点

三週間前、駒ヶ岳ロープウェイの運賃は2,420円(駒ヶ根駅前-千畳敷駅・電子チケット)。
今回は2,350円(同・現金)。何で？

天候

晴れ、午前中は強風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

JR飯田線大田切駅近くの公共駐車場を利用。
駒ヶ根駅-しらび平 バス1,050円(始発8時)
駒ヶ岳ロープウェイ 片道1,300円(始発9時)
桂小場登山口に駐車場と東屋があります。簡易トイレ1基。

コース状況／危険箇所等

ロープウェイ千畳敷駅に登山ポスト有り。
千畳敷駅の気温は朝9時過ぎで-5℃程度。
登山道は標高2,200m以上に積雪有り。深いところでもくるぶし程度。アイゼンは携行するも使いませんでした。乾いた石が露頭しているところはゴム底なら滑りません。一番凍結していたところは西駒山荘前でフラットな一枚氷。ここだけのためにアイゼンを付けたくなかったので、しゃがんで移動しました。
雪崩の危険は無いので濃ヶ池のトラバース道は使えます。渡渉部分は雪の下に水流があるので踏み抜き注意。
伊那前岳の稜線は風強くネックウォーマーを巻いていても頬が痛いほど。
雪は歩行の妨げになりませんでした。下りでは却って膝に優しいくらい。
濃ヶ池の前後と西駒山荘から分水嶺までのトラバース道では木の枝が道上に張り出してかなり邪魔なところがあります。
大樽小屋から下の桂小場登山道は非常に歩きやすい道でした。さすが古から続く道。道幅広く落葉で全面覆われておらず斜度が一定で石や木の根がありません。ジグザグのインターバルも長い。小屋上から分岐する信大コースの方が短いようですが(未歩行)所要時間は同じか短いかもしれません(飛ばせる)。

その他周辺情報

JR飯田線下島駅：自販機ありません。付近にも皆無。屋根付き待合所のみ。
JR飯田線大田切駅：駅前にカフェと自販機有り。

写真

11/23 7:04

駐車場へ到着。
夜間は照明が点きます。

11/23 7:25

駒ヶ根駅前からの千畳敷カール。
駒ヶ根駅前のトイレはとても綺麗です！

11/23 9:12

ガスか雪煙？
霧氷と残り月。

11/23 9:13

ピーカンと言う言葉に相応しい快晴！

11/23 9:50

乗越浄土から中岳と木曽駒ヶ岳(右奥)

11/23 9:52

クラストした氷がキラキラ。

11/23 10:13

まずは伊那前岳へ向かいます。
伊那前岳は尾根の最高点ではなく先端部なんですね。

11/23 10:15

山頂は最高の展望地。
360度遮るもの無し。

11/23 10:16

歩いて来た和合山(左)と木曽駒ヶ岳。
和合山がこの尾根の最高点のようです。

11/23 10:16

中央が濃ヶ池で、これから歩くトラバース道が見えます。
遠目では雪があっても非常に少ないように感じますが…

11/23 10:18

千畳敷カール。
ロープウェイ千畳敷駅が見えます。

11/23 10:18

カール以南の中央アルプス(木曽山脈)。

11/23 10:37

乗越浄土へ戻ります。
正面の宝剣山荘から右下へ延びているのが濃ヶ池へのトラバース道。
どこでも歩けるほどの積雪ではありませんので夏道を歩きます。

11/23 10:46

氷化していないのでノーアイゼンで下れます。

11/23 11:02

振返れば霧氷がキラキラ。

11/23 11:05

駒飼ノ池。

11/23 11:10

右側は這松ですが左側の木は何でしょう？

11/23 11:17

3連バシゴの周りもキラキラ。

11/23 11:57

濃ヶ池のお地蔵様。

11/23 12:01

奥に宝剣岳が見えます。

11/23 12:22

白峰三山だと思います(農鳥岳は2つあるので四山)。

11/23 12:22

甲斐駒と仙丈ヶ岳。
伊那呼びすれば東駒ヶ岳ですが日本屈指の格好良い山だと思います。端正に尖っている。剱岳の荒々しさとはまた味が違います。
仙丈ヶ岳は南の女王と呼ばれますが、これまた言い当てて妙。

11/23 12:26

11/23 12:34

トラバース道が縦走路へ合流します。
中央奥が将棋頭山。

11/23 12:52

正面に塩見と荒川があるのですが隠れてしまいました。

11/23 12:59

遭難碑。

11/23 13:01

御嶽山も雪化粧。

11/23 13:11

西駒山荘が見えました。

11/23 13:16

この石室が冬季開放されています。
石室の前がツルツル。

11/23 13:15

石室内はとても綺麗です！

11/23 13:49

分水嶺へ来ました。正面が行者岩。

11/23 13:51

中央分水嶺の分岐を今回は右へ行きます。

11/23 13:55

ここから一気に下りが始まります。

11/23 14:13

津島神社。

11/23 14:26

六合目。
登山道の雪はこの辺りまで。

11/23 14:46

信大ルートとの分岐点。
どちらも桂小場の駐車場へ出ます。
信大ルートの懸念は最後の渡渉と沢沿いのトラバース道。
ここは安全策で尾根道へ。

11/23 14:57

大樽小屋。
ベンチで休憩しました。

11/23 14:58

こちらも内部はとても綺麗です。

11/23 15:33

左へ分岐すると白川へ降ります。
白川へ降りれば登山道部分は最も短くて済むのですが、その後の林道歩きが長く、おまけに権兵衛街道の路線バスは一年ほど営業しただけで無くなってしまいました。

11/23 15:38

主稜線沿いに権兵衛峠へ向かう道はほぼ廃道で強烈な笹漕ぎになりそうです。
真正面の笹の切れ目？が入口で、右側の曲がった木の向こうに続いています。

11/23 16:00

野田場は水場になっています。
ちょろちょろですが出ていました。

11/23 16:09

ここ数年では最高の道ではないでしょうか。
整備されている方々、大変ありがとうございます。

11/23 16:40

桂小場はもうすぐ。

11/23 16:54

視界が無くなる寸前で桂小場に到着しました。が、
今回は縦走なので♪ゴールはここじゃない…

撮影機器：

TG-2 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

JA12V

2回連続で千畳敷駅へ。
目的は木曽側と伊那側を赤線で繋ぐこと。出来れば中央分水嶺を絡めて。
各登山口から分水嶺(地名)を目指せば中央分水嶺上に赤線を残せるのですが、相応の登りがあるのでロープウェイを使って楽をする作戦に出ました。
3千m級の雪山はほとんど経験が無く不安もありましたが、天候に恵まれました。
雪と氷の世界は厳しいけど美しい。澄んだ空気の視界は素晴らしい！
特に氷化した霧氷に日光が当たったときのキラキラは白昼のイルミネーションです。
(木の枝がジュンサイ[蓴菜]のようです)
ただ暑さ寒さの調整が難しく濡れても乾かせないところがあります。
意外にも一番寒かったのは駅での電車待ちでした。