寄(やどりぎ)から紅葉の鍋割山、塔ノ岳、丹沢山、表尾根
- GPS
- 07:54
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,134m
- 下り
- 1,657m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:51
天候 | 快晴 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路)ヤビツ峠BS→小田急線「秦野」駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
寄→後沢乗越は割合とアップダウンがあります。 鍋割山稜を目指す人は大倉からの方が、獲得標高が少なくて済みますね。 |
写真
感想
今年はコロナ禍で、夏休み恒例の北アルプス・南アルプス縦走も見送り。そのためか、最近体力低下をひしひしと自覚しています。GOTOトラベルを利用し、百名山の大山・荒島山・白山などを登ってきましたが、いずれもトレーニングのための登山ではないので、余裕を持った山歩きでした。実際、どれくらい体力が低下しているのかを知るために、この時期行っている丹沢主稜線縦走をやってみようとのことになりました。ただし、途中でエスケープするプランも用意しての挑戦です。
ところが、新松田駅から西丹沢ビジターセンター行きのバスに乗り遅れるというハプニング。これには事情があって、新松田からバスに乗るより、御殿場線で谷峨駅まで電車で行き、谷峨駅からバスに乗るという方法が以前あったのです。こちらの方が運賃が安く済むので、これを狙いいったん御殿場線のホームまで向かったのですが、乗り継ぎ列車の時刻が変更されており、谷峨駅でバスに乗れないことが判明。慌てて戻りましたが、すでに西丹沢行きのバスは発車済み。次のバスは1時間ほどあと。仕方がないので、渋沢に戻り、大倉尾根から丹沢を目指そうか?と考えていたところ、寄(やどりぎ)行きのバスに乗って、終点から鍋割山へ登るコースがあることに気づきました。後沢乗越から鍋割山稜へは逆コースで歩いたことがありますが、寄から後沢乗越を経ての鍋割山は、初めてたどるコースです。
紅葉プラス好天で寄へのバスは満員。バスはけっこう奥まで登っていきます。終点のバス停にはきれいなトイレもあり、シダンゴ山に登られる方も多いようです。ちょっと戻ったところに、鍋割山への登山口があります。しばらくは民家の中の急斜面を上がっていきますが、なぜかここで迷子に。たくさん案内板があるのに、右と左を読み間違えて....。まあ10分くらいのロスでしたけど、やはり初めてのところ、特に分岐の多い市街地は迷いやすいですね。
しばらくは、急な舗装路を登っていきます。やがて、農作業道路のような非舗装の道に分岐し、茶畑の横を登っていきます。鹿除けの柵をくぐるとようやく、丹沢らしい林の中へ。いったん下って林道をまたぎ、対面の急斜面へ。途中展望はすくなく、どこへ向かって登っているのかわからない状況でしたが、傾斜が緩やかになり左手に富士山が見えるようになると、栗の木洞が近づきます。どこが山頂か気がつかないうちに、鍋割山まで1時間20分という案内板登場。しばらくすると、鍋割山稜が見える場所から急降下。直前に追い越した子供連れは大丈夫かな?と心配するくらいの下りで、少し慎重に。
後沢乗越までは静かな山歩きでしたが、乗越では二俣から登ってきた沢山の人。二俣から後沢乗越までもきつい登りだったようで、寄からの登山道にへたり込んで座っている人多数。明らかにトラフィックが違うようです。後沢乗越からは急登。ガイドブックでは二俣→後沢乗越が急登で、稜線はなだらかって書いてありましたが、他の登山者もあえぎあえぎ登ってきます。体力低下の私も、あえぎあえぎ。そんな我々をしり目に登っていく猛者発見。鍋割山荘で使う水をボランティアで運んでほしいということで、二俣に4L?のペットボトルが置いてありますが、これを両手に持って登る人。それもどんどん追い抜いていきます。どんな人か確認したくて、しばらくついて行こうとしましたが、10分ほどで見失うほどのスピードで消えていきました。
鍋割山荘に到着する前に、すでに足はかなり疲労。ようやく着いた鍋割山からの眺めは、絶景でした。それよりも驚いたのは、たくさんの人。以前は午後に訪れたので、数人しか山頂に残っていませんでしたが、この日は100人以上。うち30人ほどは鍋焼きうどんを待って、行列を作っていました。うどんにありつくには30分以上はかかりそうでした。水を運んだ人は優先して食べられるのかな?とボランティアへの優遇措置をおもわず考えてしまう状態でした。
この日初めての給水とたまごパンというお菓子を2個食べて小休憩。次のボスキャラ「塔ノ岳」へ向かいます。ここから金冷やしまでを鍋割山稜というのでしょうか?
意外とアップダウンがあり、かつ少しずつ標高を上げていきます。ロングトレイルを目指す私としては、ここでは足を貯めてといきたいのですが、すでに足が上がりにくくなっています。金冷やしからは大倉からの登山者を合わせますので、さらに混雑と思いましたが、登る人は少なく、逆に下ってくる人がたくさん。途中幅の狭い階段が多く、すれ違いにも気を使います。山頂手前の長い木製階段ではみなさん、息切れの人が多いようで、次々と道を譲ってもらい塔ノ岳へ。
さすがに人気の山「塔ノ岳」。山頂は広いので休憩や食事をするのに場所は困りませんが、200人は憩っていそうでした。眺望を楽しみ、給水を行い、次の丹沢へ。この時間に表尾根へと足を延ばすと、行者が岳のクサリ場で渋滞が予想されますので、今日は丹沢ピストンをしてから、表尾根へ向かうことにします。丹沢への登山道はこれまでより、緩いアップダウンで、意外と楽に感じました。天気が良いので、左手に富士山を眺めながら歩けるのもいいですね。
丹沢山頂はいままでの「鍋割山」「塔ノ岳」より空いていました。丹沢山山頂碑からはキレイに富士山も見えました。みやま山荘はジンギスカンで有名ですが、今年は泊まる人はどうなんでしょう?一人で来ると丹沢は日帰りになってしまうので、なかなか宿泊できませんが、母親とは何回かお世話になっています。コロナ禍がおさまったら、また誰かと泊りに来たいなと思いました。
丹沢〜塔ノ岳〜新大日〜烏尾山〜三の塔〜二の塔〜富士見橋〜ヤビツ峠はもう何回も降りていますので、レコは割愛します。ただ今回一番感動したのは、ヤビツ峠からの最終バスにぎりぎりで間に合ったことです。以前には、ほうほうの体でヤビツ峠にもどった瞬間に、最終バスが発車し見送った経験があります。今回もヤビツに戻るとバスが見えました。その瞬間にバスがエンジンをかけたので、猛然とダッシュ!間一髪で、土曜日の最終バスに間に合いました。日曜日はさらにもう1本17時41分のバスがあるのですが...。間に合わなければ蓑毛まで下るつもりでしたが、ついバスを見ると乗ってしまいました。
最後に体力低下ですが、やはりその兆候は登りで顕著でした。下りは地球が引っ張ってくれるので、あまりペースに変化はないですが、とにかく登っている途中で疲れやすくなったと感じました。まあ、これから寒くなるので山に出かけにくくなりますが、少しずつ本来の体力に戻せればいいなあと感じています。
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