北高尾山稜〜孫山
- GPS
- 07:38
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,173m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 |
写真
感想
富士を目指す友人との山行ですが、どうにもまだ下山が不慣れ。
2千m級でも概ね問題ない体力ながら、技術面では不安があります。
単純な標高で考えるより、
色々な条件で経験を踏む事のほうが大切でしょう。
標高が低いながらも、色んな意味で厳しい北高尾で、
技術トレーニングと題して挑戦することにしました。
朝8時ごろ高尾北口集合。
八王子城跡に向かうバスは少ないですが、
途中の霊園前のバス停で降りれば、城跡まで歩いて15分程度です。
霊園前経由のバスは30分に1本以上あるようです。
早速目の前に停車中の、宝生寺団地行きに乗りました。
すぐバスは出発し、あっという間に霊園前。
てくてくと城跡まで歩きます。
城跡の手前には、以前見たことの無かった資料館。
旧跡とはいえやっぱり変化はあるのか。
少々戸惑いながら、城跡入口から登山路へ。
最初の分かれ道、旧道側は倒木の為通行禁止でした。
といっても、大した道ではないですが。
旧道は湿気が多くて、歩き辛かった記憶があります。
新道は明るい尾根道で、こちらの方が好きですね。
出迎えたのは、見事なツバキ。
サザンカとツバキの見分けは未だ自信がありませんが、
時期と落ち花で、まあ間違いは無いでしょうね。
八王子城の細かい見所は端折って、
どんどん北高尾を進みます。
天守閣跡の石碑のあるピークには、
新しく「詰の城」と書かれた標柱がありました。
確かにどう考えても、天守の存在はありえませんね。
辛うじて残る石垣?礎石?にしても、
矢倉を立てるのが精々でしょう。
詰の城というのは言い得て妙。
落城に際して、この場で武将の誰かが自刃したのかもしれません。
とはいえ、この名は後世に付けられたものでしょう。
城は守りの砦。なのに、
「詰め」などと負け戦に繋がる名前を付ける、武将などいません。
人工の遺構を過ぎ、その先は自然の山々。
でもここも多くは杉の植林。花粉症の発生源です。
連れはくしゃみを繰り返しながら。
10を超える小ピークの連続、45度に近い急な斜面。
繰り返されるアップダウンに、体力は奪われ、
徐々にダメージが足に蓄積してきます。
連れは、下手な2千m級よりきついと言ってました。
その通り。このアップダウンの連続は、舐めてかかると痛いですね。
私は、慣れたもので。楽しくて仕方なかったです(笑)
連れがフラフラになりかけた頃、堂所山到着。
北面の木々が倒されて、以前より見晴らしがいいです。
陣馬山の先、醍醐丸や茅丸などが大きく見えました。
さて下山は、明王峠から孫山経由で相模湖駅方向。
奥高尾山嶺は、ぬかるみが厳しいですね。
他のルートでは全くぬかるんでいなかったのに、ここだけぐちゃぐちゃ。
腐葉土が踏まれに踏まれて粘土質になっています。
これでは、水も掃けないでしょう。
大勢の人の往来が、このぬかるみを作っているんですね。
明王峠を下り始めたら、ぬかるみは全くなくなりました。
うーん、人気がありすぎるというのも、実は問題なんですね。
孫山ピークは体力と相談の結果、キャンセル。
そのまま与瀬神社に降り、甲州街道を経て相模湖駅。
達成感が乏しいし、多少なりとも山を知らないと、
その楽しみ方さえわかりにくい北高尾。
トレーニング目的で私も何度も足を運びましたが、
不思議なことに、登る度にこのルートは面白くなる気がします。
初心者には拷問かもですが、
慣れた人にとっては、歩き甲斐のある、楽しく奥が深いルートですね。
でも、夏は嫌です(笑)
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