南八ヶ岳・横岳(冬の杣添尾根)


- GPS
- 07:15
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,104m
天候 | 晴れ/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場までの道は完全に凍結+圧雪でチェーンを携行した方が良いです。 駐車場も場所によっては完全な氷の上。スケートリンクに停めてるようなもんです。(汗) 昨年はここを車(FF)で登れず、八ヶ岳高原ロッジに駐車して歩きました。 下から歩くと体力、時間共にけっこうロスします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場前の登山口からはトレースなし。 車道を歩いて上の横岳登山口に向かいました。 この辺りは地図にない道があって登山口まで辿り着くまで迷いやすい。 下山時にTONOもちょっと迷って大回りして駐車場に戻りました。(^^; 今回登山口からはトレースがありましたが、 先行者に聞くと最初は全くなかったとのこと。 下の方は尾根が広くちょっとわかり難いですが、 高度が上がって尾根が狭くなると忠実に尾根を辿れば大丈夫。 枯木帯で先行者に追いつきました。 この先は潅木が進路を塞ぎ、雪も深く一番辛いところ。 ツボ足、ワカンの先行者に代わりスノーシューのTONOが先頭を歩きました。 ワカンで深く潜る場所でもスノーシューはガンガン行けます。 潅木帯を抜けると白い尾根に飛び出します。 赤岳~横岳の主稜線に向かってトレースの無い白い尾根が続く様子は最高。 ここからがこの尾根で一番美味しいところ。 最後の急斜面に入る前に平坦な場所でスノーシューからアイゼンに履き替えます。 雪は締っていてアイゼンがシッカリ効くので、1歩ずつ確実に足を運べば大丈夫。 急な斜面が終わり斜度が緩むと三叉峰に到着。 奥の院までは風で雪が飛ばされ岩がむき出しの所もあり。 途中の梯子は二箇所とも出ていました。 奥の院の往復は特に危険箇所なし。 三叉峰に戻り来た尾根を引き返します。 トレースが残っているのでそれを辿れば問題なく下山できます。 最後の登山口から駐車場までの車道歩きで迷うこともあるので、 油断は禁物。(ちなみに私は迷いました^^;) *詳細な記事と写真は以下のブログにて↓↓↓ http://shonan406.blog134.fc2.com/blog-entry-524.html |
写真
感想
このルートで問題になるのは3点。
一つが駐車場までの凍結した道。
これはチェーンを携行すればクリアできます。
もう一つが駐車場から登山口までのルート。
ここで道に迷う人は多いと思います。
可能なら事前に登山口まで下見した方がイイかも。
この日会った他の登山者も口々に迷ったと話してました。
最後は枯木帯から森林限界を越えるまでの枝を掻き分けながらの深い雪の斜面歩き。
ここはトレースがない場合ツボ足ではまず無理でしょう。
ワカンかスノーシューは必携です。
そしてピッケルはザックの中にしまうか手に持って歩いた方がベター。
ザックに括り付けていると長いピッケルの場合は枝に引っかかって鬱陶しいことこの上ない。
その後に待っている白い尾根歩きは最高です。
赤岳~横岳の主稜線に向かいなだらかな尾根を歩くとこの上ない幸せを感じられます。(笑)
三叉峰直下は一部が急ですが距離は短いです。
アイゼン、ピッケルを効かせれば問題ありません。
主稜線からは感動の景色が広がります。
赤岳~中岳~阿弥陀岳の後ろに権現~三ッ頭、編笠が見えて、その背後に甲斐駒、千丈ヶ岳、北岳。。。
そして稜線の延長線上には富士山。
足元は深く切れ落ち荒々しい岩陵帯が広がります。
雪の白と岩の黒・・・このコントラストが美しくも厳しい冬の南八ヶ岳。
この尾根は特に危険な箇所もない割りに、森林限界を越えてからの景色は実に気持ちが良いです。
おまけに人も少なくて静かな雪山を堪能できます。
トレースが全くない場合は日帰りピストンは体力的に厳しいかも知れませんが、
スノーシューがあれば可能性は広がります。
今回は枯木帯まではトレースがあって非常に助かりました。
トレースを付けたテント泊の三人パーティに感謝です。
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