7歳児とライトに楽しむ国師ヶ岳＆北奥千丈岳

2020年11月22日(日) [日帰り]

• GPS: 02:50
• 距離: 2.9km
• 登り: 270m
• 下り: 254m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:44
• 休憩: 0:56
• 合計: 2:40

距離 2.9km 登り 270m 下り 265m

9:59 大弛峠
10:36 10:45 夢の庭園
11:11 11:11 前国師ヶ岳
11:16 11:16 三繋平
11:26 12:04 国師ヶ岳
12:09 12:09 三繋平
12:15 12:23 北奥千丈岳
12:25 12:25 三繋平
12:29 12:29 前国師ヶ岳
12:40 12:41 夢の庭園
12:48 大弛峠

天候

快晴のちどんより曇り
山に雲がひっかかっちまった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

レンタカーで大弛峠

コース状況／危険箇所等

ほぼ遊歩道、完璧

その他周辺情報

・まだあそぶ→フルーツ公園
・おんせん→フルーツ温泉ぷくぷく
・ほうとう→歩成フルーツライン店
・かいもの→いちやまマート山梨市店

写真

大弛峠からスタート
ここまでがもう長いこと長いこと

前半はずっと木の階段

霜柱があったよ！

夢の庭園にやってきました

気持ちいい空と気持ちいい岩

夢の庭園でひとやすみ
……なんか雲が迫ってきてる？

山は雲につつまれた
とりあえず前国師岳

そしてわりとすぐ国師ヶ岳
さっきまで晴れてたのにね

おひさまがないとメチャ寒い
岩にかくれてごはんを食べよう

北奥千丈岳にものぼったよ

くだりはスーパーダッシュ

国師ヶ岳と北奥千丈岳にのぼってきましたよ

感想

シューP

乾徳山をクリアし、塩山温泉でゆっくり。
明けた今日、さてどこに行こう？

まあ前の日にガチなところ登ったから
今日はライトに行くのがよさそうね。

東京からだと早い時間にたどりつきにくい
大弛峠に行ってみよう。
ここは標高2400m近いところに位置する、
ライトなのにスゴい山に登れる人気ポイント。
サッと登れる日本百名山・金峰山
または
スーパー楽な山梨百名山・国師ヶ岳
への入口である。

朝風呂をあびて
とても気の利いた朝食をいただき
気づいたら8時半。
まあ今日はどっちに登るにしても
そんなに早くなくて大丈夫だね。

塩山から20キロものうねうね山道を進んで、
大弛峠に到着。1時間以上かかった……

そして、車の多いこと！
さすが人気の登山口、駐車場はもちろん
林道の路肩にまで車がびっしり。
斜線がひいてある「ここ停めるな」の場所にも
車が置かれてたりしてけっこうカオスだ。
なんとか空きスペースを見つけて駐車する。

天気は快晴、どっちのおやまも楽しそう。
パパは金峰山がいいな、百名山だし（そこかよ）
でも息子さんは今日はライトに楽しみたいと
国師ヶ岳をセレクト。それもいいよね。
妻は金峰山山頂のほこらを見て
「金峰山登りたいね」と言っていたが
あんだけ高いと道は岩だよ、というと
無理やだ国師ヶ岳にしようという。
国師ヶ岳にはほこらはないけど我慢してほしい。

国師ヶ岳の登り口には大弛小屋があり、
コーヒーなどがいただけるようだ。
その横をぬけて山に入っていく。
雲ひとつない快晴、気持ちがいい。

登山道の前半はほとんど木道、というか木の階段。息子はニコニコ登ってゆく。たまに土の道になるが、高地らしくかなり大きな霜柱が育っており、息子はそれを宝物として扱った。つまり、霜柱があるところで各駅停車。まあいいよ、今日はゆっくり行くか。

夢の庭園を経由する・しない、の分かれ道があり、もちろん経由のほうに進む。

夢の庭園、大きな岩がまるで庭園のように並び、空の青さと素敵なコントラストを作っている。高い木もなく、遠くの山々がきれいに見える。これは素敵な場所だ。今は冬だけど、花咲く時期はまさに夢の世界になるんだろう。とりあえず岩に登って遊んで、ベンチであったかいココアをいただく。

……あれ？　向こうから真っ白な雲のかたまりが
こっちに向かってくるよ？

あれよあれよという間に、山は雲に包まれてしまった。絶景は真っ白に塗りつぶされ、日差しは弱くなって世界が冬になってしまった。こりゃたまらんね、歩こう。

別道と合流、またしばらく木道を歩いてひとつ目のピーク・前国師岳に到着。景色が見えないとただのぼんやりした小ピークだ……。

このあたりから風景は松と岩に苔と、まるで庭園のような雰囲気に。かつての大名屋敷を作り替えた都心の庭園のようだ。というか庭園のほうが自然の風景を模倣しているわけだけど。

息子は相変わらず霜柱にご執心である。どうやら霜柱は「投げつけた相手を凍りつかせるアイテム」のようだ。岩にあてて「はい、こおったー」なんてやっている。当然しだいに矛先がこちらに向いてくる。すんげー冷たいからやめて！

北奥千丈岳との分岐にくるころには、道はすっかり平ら。山登りというより庭園さんぽ、もしかしたら我々は東京目黒の前田公爵邸の裏庭に迷い込んでいるのでは？

分岐点から林を抜ければ、国師ヶ岳山頂である。わーい。というか、寒い！！！！

少ししたら雲はまた飛んでいくのかな、と思っていたけれど、まったく動く気配なし。たまに切れ間から陽がさすけれど、そうでない時は真冬の寒さ。急いで湯をわかし、岩の隙間でカップラーメンをいただく。うん、サバイバル感が出てきたね。

急いでコーヒーを飲んで、北奥千丈岳に向かおう。

分岐点まで戻り、左に曲がるとほどなくして奥秩父山塊の最高峰・北奥千丈岳に到着。ヤッホー、景色がなんにも見えないよ！

とりあえずいちばん高い岩に登ってご満悦な息子。いつでも元気で機嫌のよい息子である。

天気のいい時にまた来たいね、ここならみんなで来れるね、なんていいながら下山。というか今日も天気いいはずだったんだけどね！

くだりは息子ならではのハイパーダッシュ。もう単なるトレランである。あっという間にふもとにたどりつき、本日のやまのぼりは終了となった。

このあと塩山のはまやらわ支店でわらび餅を買い、フルーツ公園で遊び倒し、フルーツ温泉ぷくぷくで甲府盆地と山々を眺めながら湯に浸かり、念願のほうとう蔵歩成で黄金ほうとうを食べ、いちやまマート山梨市店で買い出しを済ませて東京へ。

もりだくさんで楽しい2日間でありました。